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「バケモノが来た!」田村俊介の打撃が衝撃すぎる件

11日、翌日の紅白戦に田村俊介が出場する事がスポニチから報道された。高卒ルーキーがキャンプインから2週間しか経っていないこの時期に1軍に帯同することは異例中の異例のことだ。

甲子園で一気に評価を上げ、話題性、注目度のあった(?)智弁学園の前川右京など有望な選手が残っている状況下で田村俊介を指名したカープ球団。我らがカープスカウト陣による指名ということもあって、期待度は高かった。しかし、まさかこんなに早く1軍レベルで勇姿を見ることができるとは思っていなかったものだ。

肝心の12日の紅白戦。1打席目、初球から空振りも超フルスイング。(カープファンとしてはこの時点で大満足)そして、カウント1-1の3球目を捉えた。打球はレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースヒット。(逆方向!)6年目の投手の球を、慣れていないであろう木製バットで放った値千金の一打。1軍昇格だけでも、異例のことだがその舞台で最高のパフォーマンスを発揮して見せた。

「いろんな方のプレーを見て勉強になる部分もたくさんあった。今日はプラスになった1日だった。」田村本人もこう語るように、1軍で過ごした1日はそれまでより刺激的で、2軍に帰ってする練習もより良いものになるだろう。

「打撃コーチが1度見ておきたい、との事だった。」

監督のコメントがあるように、結果を出したとしても、必ずしも今後も沖縄の1軍キャンプ帯同、という訳にはいかないかもしれない。しかし、高卒ルーキーで球団史上初の4本塁打を放って、1軍に半シーズン帯同し続けた小園海斗の例が3年前にある。田村俊介の場合も2軍でのサバイバルに勝った暁には、今季中に1軍で活躍することも夢ではないだろう。「今年中に一軍に出たいという目標がある」と本人も語るように、2軍で結果を出し、今季の秋頃、1軍に出場する姿を楽しみに待ちたい。

そこで気になったのが、現在、カープの主軸として活躍する高卒の選手のルーキー時代の2軍成績。田村俊介は、どれほどの成績を残せば、成功と言えるのだろうか。

鈴木誠也  打率 .281  OPS   .693
坂倉将吾         .291           .759

投手のレベルが高いと言われているウエスタン・リーグ。打率は、3割を越せば成功といわれるリーグだ。OPSは2017年、坂倉将吾が記録した.759が2005年以降ウエスタン・リーグでは、トップ。田村俊介には、将来、カープのクリーンナップを担ってほしいという大きな期待を持って、打率.280前後の成績を残してほしい。

そして、2年後、3年後、確実にカープの主軸としてマツダスタジアムで活躍できるように高いモチベーションを持って由宇で鍛錬を積んで欲しい。

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