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ハイブランドを一旦手放そうと思う。

タイトルにもあるとおり、

突然だけど、持っているハイブランドの服を全て一旦手放そうと思う。

なんで急にそう思ったか?も含めて今回noteにありのままの気持ちを書く。今の自分の気持ちを整理したいのと、何かこの記事を読んで1つでも気づきを得てくれる人が現れたらいいなという気持ちも込めて。

僕は今まで総額300万円以上の金額を短期集中的にハイブラ服に費やした。

僕と会ったことがある人ならわかると思うけど、僕は普段こんな格好をしてます。

ドバイでの写真。
ランボルギーニと一緒に。

マジで派手だな、と自分でも思う。

派手、イケイケ、キラキラ、奇抜

そんなワードが連想されるような服装をしてて、今までに累計300万円以上短期集中的にハイブランドに費やしてきた。

服が好きという事実もあけれど、僕は「カッコイイ自分」に憧れてハイブランドに興味を持った。

僕は「陽キャ」に憧れていた。

なんでこんなにハイブランドを買い漁ってきたのか?

遡ると、

僕はとにかく「陽キャ」という存在に憧れていたのが強かったと思う。

僕の学生時代は「陰キャ」という言葉がぴったりな人で、

全校生徒1000人以上いる高校に通っていたにも関わらず、友達と呼べる人は2〜3人。

今の「しょーと」とは対照的に感じるかもしれないけど、口数が少なく、人とのコミュニケーションが超苦手だった。

クラスにいるイケイケの野球部やサッカー部が眩しく見えたし、

そいつらがクラスにいる可愛い女子と話している姿や、

ノリのいい友達とヤンチャして遊ぶ姿とかを見てて「いいな〜」と思いつつも、自分にはその陽キャグループの輪に交わる勇気もなかった。

ただ話しかける勇気がないだけなのに、クールぶってカッコつけていつも静かに暮らしていた。

小学生時代は陰キャグループの下僕でした。

あまり自分で言うことじゃないかもしれないけど、僕はある程度なんでもできる人だった。

ちっちゃい頃に親がそろばんを習わせてくれたこともあってある程度勉強もできたし、スポーツもできた。

人間関係も小学生低学年の頃はクラスの中心人物と遊んでたし、当時可愛いと思っていた子からも告白されたり、モテてた部分もあった。

でも、小学生の時にある時がきっかけで、なぜか人間関係がガラッと変わってしまった。

休憩時間に外でサッカーしたり野球したりして遊ぶ「外遊びグループ(陽キャ)」、教室の中で静かに遊ぶ「中遊びグループ(陰キャ)」に分かれてて、

僕はある時を境に、陰キャグループの方でつるむようになった。

そして、そのヒエラルキーが下の陰キャグループで徐々に僕に対してみんな「命令」をするようになった。

「あのクラスの女の子を遊びに誘ってこい」

そう陰キャラグループのボスに言われて、勇気を振り絞って女の子に話しかけると、キモがられて無言で立ち去られる。

そんな僕の様子を見て、陰キャグループのみんなはくすくす笑っている。

そんな日々が続いて、精神的に傷つき、つらすぎて廊下のど真ん中で大声出して泣いていたこともあった。

「なんでこんなことをしないといけないんだろう」

そう思ってたこともあったし、

小学生低学年までクラスの中心人物と絡んでたり、モテてたりで人間関係も良かったはずなのに、今やヒエラルキーの低い「陰キャラグループ」の中で命令を下される一番手下みたいな存在、

そして女の子にはキモがられる。

陽キャラグループに再び入りたい、そう思ったけど、久々に絡みに行くと陽キャグループの会話のテンションについていけず、結局元の陰キャラグループのところにもどっていった。

そんな原体験があって、

俺はこんなにヒエラルキーが低い場所でいたくない、

もっとイケイケな友達が欲しいし、可愛い女の子と遊びたいし、グループの中心にいたい。

そんな感情から「ヒエラルキーが高い存在」というものに憧れ、それを象徴する「権威」や「ブランドもの」に惹かれるきっかけになったんだと思う。

ビジネスで稼ぎ、爆発した。

そんなコンプレックスがあったからこそ、ビジネスを初めてから爆発してしまった。

ビジネスを始めた時の動機は「ブランドものを買いたい」「可愛い女の子と遊びまくりたい」その動機しかなかったし、

毎日のように大阪の阪急梅田(高級デパート)にいって、当時好きだったジョンローレンス・サリバン、toga、Y-3などのブランドものを値段を見ずに買う。

そして、それをきたキラキラした自分を毎日寝る前に想像しながら

「稼いだら絶対やってやる」

というモチベーションでビジネスに励んでた。

月収100万円とか、ある程度稼げるようになっても、正直まだブランドの店に行くのも怖かったし、まだ早いかなという気持ちがあったから言ってなかったんだけど、

当時ビジネスを学んでいた2個上の先輩経営者の方でギラギラしたブランドものを全身に身にまとっていた人がいて、

その人に「ブランドものに興味がある」ということを伝えると、

「じゃあ、一緒に買いに行きますか?」

その人と一緒に銀座でブランドを買うことになった。

銀座のFENDIに行き、一番派手なロゴドンのスウェットと、ジャージを購入。

32万円。

32万円のお会計をしている様子

その勢いで、ドルガバに行き、一番派手なキラキラの靴も買った。

18万円。

18万円のキラキラの靴


一番やりたかったことだけに、嬉しすぎて買った瞬間タグを切ってもらって服をその場で着て店を出た。

上下FENDIの派手な服にドルガバのキラキラした靴を履いて夕暮れ時の銀座を歩く瞬間はすごく気持ちが良かった。

なんだかブランド服を着るだけで自信が溢れるような感じがしたし、周りの人も高い服を着ている自分を見て「すごい」とか「かっこいい」と言ってくれた。

その快感が自分の欲に火をつけてしまった。

モンクレール、Dolce&Gabbana、ルブタン、GUCCI、ヴィトン、ヴァレンティノ…

「これは自分のモチベーションのためだ」

「お金を使ってもまた稼げばいいじゃん」

そう自分に正当そうな理由を言い聞かせて次々とブランド物を買った。

正直収入に見合わない量のブランド物を買っていたし、ブランド物を買いすぎて貯金が底を尽きたこともあった。

そうして「自分のなりたい姿」「かっこいい自分」を作っていった。

はたからしたら、なりたい自分になれてるからいいじゃん。

と思うかもしれない。だし、僕もそう思っていた。

でも、それが後々自分を苦しめる地獄の入り口でもあった。

「本当の自分」と「ガワの自分」

ハイブランドを着ていると、かっこいい自分になれているのは確かに間違いない。

でも、それは「外側(ガワ)の自分」であること、その真実に気づかないといけない。

「ハイブランドを着他自分が鏡に映ってカッコよく映ってる自分」

「すごい」とか「稼いでるね」と言われる自分

確かに周りからチヤホヤされたり、SNSとかではすごいと思われるかもしれない。

でも、それって「ガワの自分」が評価されているだけだよね、と。

「〇〇さんってすごい稼いでる」
「〇〇さんっていつもかっこいい」

そう周りから言われると、人間は「常にそう言う自分でなきゃいけない」と思い始める。

ハイブランドを着ていると、やっぱりお金持ってそうと言われるし、SNSで憧れられたりもするし、キャバクラに行けばかっこいいとチヤホヤされる。

それは凄く気持ちのいいことなのだけど、

裏を返せば「本当の自分」が出せなくなるんだよね。これにようやく最近気づけた。

お金持ってそう、と言われたら、仮にお金がない時でもお金を持ってそうな振る舞いを常にしなきゃいけないし、

“偽りの自分”を演じてなきゃいけない。

他人の評価を気にしながら生きていたら、他人の評価でしか自分を作れなくなる。

だからこそ、「自分というものがわからない」とか「やりたいことがわからない」みたいな自分探しゲームから抜けられなくなる。

それって、ものすごく生きづらいよなぁと。

与沢翼さんの「お金の真理」という本を読んでいてこれは気づいたことなんだけど、「ガワの自分」を評価されるような生き方はしたくないなって。

そして『しょーとアカウント』もちゃんと本音でありのままの自分で発信して、その本当の自分のことを好きになってくれる人が近くにいて欲しいなと思って、ガワの自分を卒業するためにハイブランドを一旦手放すことにした。

自分でウソをついているSNS発信者。

「ガワの自分」は僕だけの話じゃなくて、Twitterでビジネス発信している人も多いんじゃないかと思う。

ブランディング的にはやっぱり「稼いでる風」「お金持ってる風」に見せた方がいいから、そういう発信をするんだけど、

裏では実はお金に困ってて、あんま稼げてないみたいな人もいっぱいいると思うんだよね。

コンサル生にカッコ悪い姿見せたくないとか、そう言う気持ちもあると思うし。

でもSNSの自分と現実の自分は違うから、そのギャップに苦しめられる。

実績を出せば出すほど、キャリアが長くなればなるほど、周りから「〇〇さんはすごい!」と言う評価が大きくなっていって、余計に素の自分を出せなくなる。

それでビジネスをするのが辛くなる、というのは元も子もないんじゃないかな。

もちろん、ビジネス発信者だったら憧れさせることも、夢を見させることも仕事だから、それも必要なんだけど、

「カッコいい自分」だけが人の良さじゃないじゃん?

起業して実績出したり稼ぐけど、誰だって時にはピンチが訪れてキツイ瞬間もあるだろうし、そんなピンチの状況から這い上がるためにチャレンジしたりする姿勢も良さだと思う。

そういう部分を見て好きなってくれる人もいるだろうし、

「カッコいい完璧な自分」だけしか評価してくれなくて、弱い部分を見せた瞬間に離れてしまうクライアントや起業家仲間しかいないのもどうかと思うし。

「完璧な自分だけを見せる」というプライドを捨て、弱い自分も見せていく。

ガワの自分だけじゃなくて、本当の自分も見てもらう。

そのための一歩として、ハイブランドを一旦着るのをやめようと思う。

あとは、シンプルにユニクロとかを着ていても内面的な自分を見てすごいと思われる自分に成長したいという気持ちもある。

虎の威を借りず、素の自分で評価されるような人になる。

長く書いたけど、これがハイブランドを手放す理由と、今日のnoteで書きたかったこと。

ここまで読んでくれて、何か気づきを得てくれてたら嬉しいです。

これからも、こんな感じで僕が気づきを得て成長していく過程を生々しく発信しようと思うので、ぜひ発信を見てくれると嬉しいです。

それでは。


しょーと

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