麻薬のような時間は、渇望しても続きが無い。ずっと同じところで足踏みしている。まだ前進も後退もしたくないのに、ただ時間だけが直線のように過ぎて失うものばかりだ。
本当はなにも求めていないのかもしれない。
忙殺の日々の合間のふとした隙に現れる禁断症状に、じわじわと蝕まれている。冬。

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