また来年

年末ですね。
年末になると訳もなく物悲しい気持ちになったり、一年の反省をしてしまったりとなんだか暗い気持ちになってしまいます。なので、一年単位でものを考えるのをやめて、そういう気分を近づけないようにしたい。でも外をちょっと歩くだけでも感じるこの年末年末〜なムードにはちょっとやそっとでは抗えそうにありません。今の場所に住むようになってから、近所の交番に提灯が提げられるのを見ると特に年末を感じるようになりました。あの「歳末防犯」のようなことが書かれているやつ。そういうわけで今年もいつも通り年末の感じというのを感じています。

今年も大変お世話になりました。
今年もSHOP編集に色々な方が来てくださり、とってもうれしく思いました。お店を開けている期間は「こんなに来づらい場所なのによくぞ来てくださった！」といつも思っています。本当にありがとうございます。今年は本も作りましたが、それをSHOP編集以外の場所で販売してもらったりとか、そういう「こういうことできたらいいね」と前からゆうこさんと話していたいくつかのことが形になり、それも今年のうれしいことでした。
秋から始めたワークショップは来年もゆるゆると土日にやっていきたいと思っていますので、またお知らせを出しますね。
ゆうこさんと２人での企画はしばらくしていないので、また来年やりたいな、と思っています。したいね〜、というところまで話は進んでます。つまり何も進んでいないということですが、乞うご期待。そんな話も交えつつ私はゆうこさんと忘年会的なことをしたかったかもしれない。忘年会と言ってもただ２人で普通のごはんになるだけだけど。一年単位が嫌だと言いつつも結局は今年こうだったね〜みたいなトークを一緒にしたかったのかもしれない。年末はなんとなくすれ違いの日々だったので（物理的にだよ物理的に）機会を逃してしまいました。新年会にしようかな？

この前、いちごの畑にビニールハウスを建てました。本当は寒くなる前にやらなきゃいけない作業なのですが、オギノさん（いちごの苗をくれた仲良しの近くのおじさん）がその内やってくれるだろうと人任せにしていたのです。よくないですね。それで、そのまま時間が過ぎていき、いよいよ寒さのせいか？枯れ枯れになってきてしまったので、これはまずい〜と思いようやく建てました。建てるというほどの規模じゃないです、ちっちゃいやつですけど。今本当に元気がなくて、かわいそうな感じです。
成長しすぎていたレモングラスも根元まで刈り込んでおきました。冬の間にそうしておくと春にまた元気な葉が出てきます。これもビニールハウスの作業と一緒にやりました。気候の良い時期は庭作業をするのも楽しいですが、夏は暑くてやりたくなくて冬は寒くてやりたくなくて、結局私が庭作業をやりたい時期は一年の中のほんのちょっとしかないような。一年の単位を感じたくないと言いつつ「今年の内に！」の気分が発動して、庭のやり残しを年内に片付けることができたので、それはよかったです。でもやっぱり、冬の葉物野菜を植えておけばよかったな。

それとこれももう一つ「今年の内に！」精神の一環ですけど、読みかけの本を読み切ろうと最近は本をあれこれ読みました。本当は、今年どんな本読んだか思い出して書いていきたかったのですが、2021年特に前半に読んだ本は全然思い出せませんでした。本好きな方は記録をつけたりしているんでしょうか。どのようにか？教えてほしいです。図書館で借りたものと、人に借りたものと、電子書籍と本屋で買ったものと、というように出所も色々あるしほんと全然思い出せないですね、これ。図書館のカードに履歴が残ってるのかな？と思って図書館のホームページのマイページ的な所に初めてログインしてみたのですが今までの履歴は見れませんでした。思い出せるものの中で言うと、半藤一利さんの「昭和史」という本がおもしろかった。
今年は自分にしては漫画も多く読みました。漫画は自分で買って読むことが全くないのですが、今年はゆうこさんだったり、周りのお友達が貸してくれたりして。人が本を貸してくれると、読んだ後に感想を言い合ったりできるのが楽しいです。わかるわかる、とならなくてもいいからそういう話をたくさんしたい。わかるわかる、は確かに盛り上がりますが、わからんわからん、でもいいです。
貸してもらった漫画は少し昔の本が多かったのですが、これを当時の少年少女は毎月どんな気分で読んでいたのかな。単行本で一気に読むのと、毎月読み進めて行くのとでは受け取り方が違うだろうし、特に今のように娯楽が選び放題ではない時代に毎月漫画の続きを待つ気持ち。心臓飛び出るほど待ち遠しかったのではないか。そんなことを思った。少年少女とわかるわかる＆わからんわからん話をしたいと思いました。

「今年の内に！」精神を発揮しても最近制作している本は完成しませんでした。中身だけでもなんとか終わらせたい、と思っていたのですがこれはちょっとできませんで、来年に持ち越しとなりました。本当に自分がのろまで嫌になるなぁ、この一年よくそう思いました。でもしょうがないです。
一日と、あとはまた来年です。