カヲルはなぜ13番目の使徒に落とされたのか
エヴァが3/8に公開決定だそうで、公開前に考察記事を書きたいと思います。
YouTubeで見つけたこの動画、面白いんですが微妙に矛盾点を孕んでいます。今回は矛盾点を解消する方向で考察をします。
小さな矛盾
未登場の第十一の使徒の正体について様々な説が唱えられていますが、この動画では初号機=第十一の使徒説を提唱しています。しかし、アダムが10体の使徒(第三の使徒から第十二の使徒)を生んだ後で、初号機が第十一の使徒になってしまうのは明らかにおかしな事です。
同様にシンジやアスカ、マリが第十一の使徒ではないかという説もありますが、後から使徒が増えることは明らかにおかしな事です。使途とはアダムから生まれた生命の総称であって、人間が後天的に使徒になると、使徒が多すぎるという問題が生まれるのです。
では、第十一の使徒はどこにいるのか?私の答えは「破とQの間に出てきて殺された」です。
生き残った第十の使徒
しかし、この動画では初号機が使途であるという仮定のもとで素晴らしい結論を導き出しています。初号機が使途であるという仮説は捨てたくありません。
そこで、第十の使徒が初号機と融合して生き残っているという説を提唱します。
エヴァンゲリオン新劇場版において使徒が倒されると虹が出るという演出が追加されました。しかし、第十の使徒のみ虹が出る描写がありません。初号機覚醒のゴタゴタの中で見落としがちですが、第十の使途殲滅の証拠である虹は存在しないのです!!
初号機=第十の使徒
改めてエヴァ破を振り返ると、シンジが綾波を救出するシーンで第十の使徒は形を失い、デカ波になっていますが、虹は出ていません。このシーンを持って第十の使徒殲滅と思ってしまいがちですが、虹がないのです。
この後デカ波は、初号機と融合します。したがってデカ波(=第十の使徒)は初号機と融合したと考えるべきです。
まとめると、第十の使徒はいまだ殲滅されておらず初号機と融合しているのです。
「いかなる手段を用いても、我々はあと8体の使徒を倒さねばならん」
序でゲンドウは第五の使徒殲滅後に上記の台詞を残しています。数えてみると、第三の使徒から第十二の使徒までの合計10体の使徒を倒すことになります。
しかしながら、第十の使徒は初号機と融合してしまいました。初号機にはユイが残っているので初号機の破壊は不可能。よって、第十の使徒殲滅は不可能になってしまいました。第十一の使徒が破とQの間で倒されたと考えると、合計9体しか倒せず一つ足りません。
「まさか第1使徒の僕が、13番目の使徒に堕とされるとは・・・」
それでもゲンドウは諦めません。
第十の使徒の代わりにカヲルを殺して倒すべき使徒の数を揃えます。
「まさか第1使徒の僕が、13番目の使徒に堕とされるとは・・・」
この台詞は第一の使徒であるカヲルが第十二の使徒の次に倒される十三番目になったことを示しているのです。
まとめ
エヴァファンch大好きで、この動画を何回も見ていたら、この考察にたどり着きました。
第十の使徒を倒した時に虹が出ていないことに気づいたのは、世界で僕が初めてです。
虹が出てないことに初めて気づいた人はスキ押してください。
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