シンエヴァ初日見てきた
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これがやりたいんだという制作陣の本気が詰まっていてよかった。
娯楽作ではないが、正しく映画である。
アニメや漫画を参照したループものは商業的に厳しいだろうと思っていたが、「これを作りたい」という熱量でやってのけた。
映像においては、Qの時点でアニメを超えていたが、今回で映画も超えたと感じる。
内容を理解しようとすると大変だが、人間ドラマのみに注目すれば理解しやすいか(?)
序と破では静的なレイと動的なアスカという対比があったが、今回は静的なアスカと動的なレイの対比が見れた。
エヴァ永遠の課題であったゲンドウとシンジの親子喧嘩にも終止符が打たれてよかった。
ミサトとミサトの息子、ゲンドウとシンジ、ミサトとシンジの三重奏が素晴らしい。ミサトとミサトの息子の関係はQにおけるミサトとシンジの関係に他ならない。
カヲル君が予告編に出ていたので、復活するのかと思ったら追想だけだった。
あれだけ叩かれたQの解説をしなかったのも潔い。アニメ、旧劇、漫画、全てのエヴァを受け入れ、それを超えるという偉業を達成している。
序盤のジブリ映画みたいな村パートは新鮮に感じた。これまでは、使徒との戦いの中における日常しか描かれて来なかったので。
僕の考察は二本とも当たってたと思う。リバティも当ててた。もちろん、全てを解説するわけではなかったが。
旧劇では色濃かった性的描写が完全に脱臭されていたのは気になった。アレは全部なかったことにされたのか、それともそれをも止揚したのかはもう一度見てから考えたい。
旧劇の荒削りな映像手法がアートに高められていて驚いた。
映画というより現代アートの一種と感がるべきかもしれない。
総じて、人類史に残るべき傑作。鬼滅みたいなヒットの仕方はないと思うが、商業的な動向を見守りたい。
映画単独での収入は厳しいだろうが、熱烈なファンを獲得したという点で、映画をコアにしたキャラクター展開には役立つだろう。
新劇しかみてない勢には伝わったんだろうか?旧劇見てる勢も半分しかわかんなかったし、物語の軸は人間ドラマだから別に良いのかな
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