初号機=第十の使徒説

まずはこの動画を見て欲しい


今日も今日とてエヴァの話である。

こんな動画を見た。
内容は面白いんだけど、一箇所破綻しているので、そこを補完する形で考察してみたい。

前述の動画の骨子は以下のようなことである。
・ニアサードのトリガーとなった初号機は第十一の使徒になった。
・ゲンドウは使徒を殲滅せねばならないが、初号機にはユイがいるので殲滅できない。
・カヲルを第一使徒から第十三使徒にすることで、この問題を解決した。

詳しいことは動画を見れば分かるので細かくは書かないが、この手の第十一使徒が初号機だとかアスカだとかシンジだとかいう説には瑕疵がある。

本来、第一使徒から第十二使徒までが存在するわけだ。ここで初号機は割り込んで第十一使徒になったとしてみよう。この場合、使徒は全部で13体になってしまう。

シンジやアスカを使徒にカウントする場合でも同じである。彼らが人外であることには違いないが、使徒としての番号をつけてしまうと、使徒が12体に収まらなくなってしまうのだ。

しかし、前述の動画はとても完成度が高く、初号機が使徒であるという説は受け入れたい。どうすれば良いだろうか?もし仮に使徒が番号を初号機に譲ってくれたら、話が楽なのだが・・・

ここで、第十の使徒の最期を思い出してみよう。綾波を取り込んだ後、覚醒した初号機にボコボコにされ、最期はデカ波になったのだった。しかし、第十の使徒殲滅次に虹が出ていないことには気づいただろうか?

新劇世界では使徒を倒すたびに虹が出る。第十の使徒のみ殲滅時の虹が確認できないのである。

この点を使えば次のような理屈が建てられる。すなわち、第十の使徒を取り込んだ初号機が第十の使徒と化したため、いまだ第十の使徒は殲滅されていないという考え方である。

この考え方を受け入れると前述の動画の矛盾は解消される。第十一使徒の正体は不明だが、空白の12年に現れて殲滅されたことにすれば良い。

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