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[SHARE LIFE]を読んで

この本で一番私が僕が感じたのは
’つい昨今までは人生のロールモデルというものが存在していたが、現在、モノが飽和し新しい価値観、つまり絆、繋がりといった”精神の充足”なくては本当に幸福が得られなくなっており、シェアによってそれは解決できる
ということを伝えたかったのかなと思う。

事実として1年に3万人もの方が孤独死している。
インタ-ネットによって便利になった反面、対面で人と話をする機会が圧倒的に減り、それによる孤独リスクが高まっているのではないか。
近所づきあいも希薄になり、昔の様にご近所様に醤油を借りるという話も聞かなくなった。
特に都内に住んでいると家を買って地域に根差さない限りは地域のコミュニティに参加することなんてないだろう。ましてやマンションなんかは皆無である。

シェアへの動きは韓国を始めとしてどんどん世界で進んできている。しかし、日本では法律の整備から始める必要がある。ライドシェアは自宅への宿泊で報酬を受け取ることは法に触れてしまう。政府も頭を柔らかくして考えて欲しいが、重装甲の巨人の様な国は柔軟性にどうしても欠けてしまう。

シェアという新しい価値観、選択肢が生まれたという、状態。選択すればいいのだと思う。
既に家庭を持っていて子供も大きくなって家も車もある。そんな状態であればわざわざシェアを取り入れる必要もないのかもしれない。

でも僕含めたこれからの世代は近所付き合いが希薄になっている以上、みんなで手を取り合って生きていかないと難しいしそうするべきだと思う。
「血縁家族」にこだわる必要はなくと言ったら難しいのかもしれないがそもそも何で結婚が生まれたかもわかっていない。

子供は自分だけのものではなく社会の物。1人で育てなきゃいけない理由はない。と考えれば肩の荷は下りるだろう。

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