無題

俺か、俺以外か ROLANDという生き方

俺がROLANDだ!!

という本でした。
絶対にぶれないナルトの忍道みたいなものがROLANDにあってそれによって彼のレーゾンデートルが確立されている様な気がした。

彼をユーチューブで初めて知って、見ていたのだけれど、自分と同じくらいの年、もしくは少し年上なのかなーなんて思っていた。立ち振る舞いや放つオーラがそう感じさせてのかもしれない。

でも本に25歳と書いてあって正直かなり衝撃もあったし、悔しさも感じた・・・
「え?まだ25歳なの?この佇まいは25歳に見えない・・・」正直な感想でした。
なんかでかく見えるし(身長何センチなんだろう)

ローランドの書いた文書を読んでいると「もっと自分を出して生きていいんだ」という感情がすごく沸き上がってくる。人の顔色、周りの空気を読んで行動を選択することがいかに自分を殺していることなのかを痛感する。

彼も本気で歴史に名を刻もうと想っているから過剰なくらい自分を出すし、絶対に正しいという自信がある。
でも本の題名の通り、俺は俺だが他人のことはあまり気にしないし、批判もしない。誰しも自分の考えがあって良い・悪いなどない。自身が自分を貫き通している分、他人に考えに対してとやかくいうことはない、ある意味気持ちが良いと思う。

彼は人並みに酷い言動や中傷によって傷ついたりもするが圧倒的なポジティブ変換能力がある。しかもユーモアを添えて。ユーモアはどんな雰囲気も和やかにする。感情に流されてしまうこともROLANDは天性の瞬発力でユーモアを発し、鮮やかにその場をやり過ごす。

そして誰よりもストイックだ。発する言葉も素晴らしいのだが、それを裏付ける徹底した拘りがある。例えば早朝のトレーニング。毎朝起きたら軽食を食べてから1時間ほどジムでトレーニングする。それもただ筋トレをするのではなく、ホストとして体のラインを保つために有酸素運動を中心に腕、足が太くなりすぎないように調整しているのだ!しかも旅行先だろうが必ず毎日行っている。この毎日欠かさずということがどれだけ難しいことか。自分もランニングを毎日やるよう努めていた時期もあったが、ふとした妨害があると「今日はいいか」となってしまう。継続こそ成長するための根幹だと身をもって証明している。彼は他にもタバコも吸わないし、ホストなのにアルコールもほとんど飲まない(ノンアルの接客がどのようなものかイメージできないが・・・)

ROLANDはタキシードが大好きだ。単純に見た目がかっこいいからだけではない。自分を戒めるためだ。だらしない体にタキシードは似合わない。しっかり鍛えた体にタキシードを着ることこそかっこいい物。タキシードは最上級のドレスコードなのでどんな場面が来ても対応できる分、常に身が引き締まる思いになる。
家でジャージばかり着ているとジャージが似合う男になってしまうと本書に書かれていたがかなり納得できた。誰も見ていないところでかっこよくいられないやつが人前でかっこよくいられるわけがない。今までだらって生きていた自分が恥ずかしくなってしまった・・・

徹底的に「代替可能」であることを嫌う。自分ではないといけない。自分である必要のないところにローランドはいかない。それはある種、だれでも意識しないといけないこと。合理的にふるまえばふるまうほどそれは機械にとって変えられる。自分の生き方、基準があってそれに従って生きることが人間である価値を生む。「これは僕がきめたことなのか」を常に生きていこうと思った。今履いている靴を見てみる。ボロボロで磨かれてもいない靴だとしたらそこに惰性が生まれている。そこに自分はいない。それは自分ではない。靴から鞄や服まで全部自分で決めた一軍選手で固めるべき。もちろん格好だけでなく、毎日自分降りかかって来る「選択」のタイミングで回りの意見や嫉妬にとらわれずきちんと自分の意思で決める。そうすることによってセルフイメージの向上、生活の姿勢が変わると思うし、自分に自信がもてるようになるのではないかと学ぶことができる。

この本は一問一答形式のような形だったのでとても読みやすく、頭に入ってきやすかった。マインド部分を手軽に鍛えることができる一冊だった。ホストにだけでなく、だれでも自分自身のバリューアップに是非読んでみてほしい一冊でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?