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彼氏の話、少しだけ。

彼氏できた。この前。

ていうか、33日前。

彼は猫派の人で、不老不死になるのが夢。

私は犬派で、世界早く壊滅しろのが口癖。

そんな二人が1ヶ月も付き合ってきたなんて、世の中は不思議だらけだな。

健康と長生きのために、毎日ちゃんと3食を食べている彼、自炊が大好きでほぼ毎日自分でご飯を作っているようで。

朝8時に起きて朝ランニングをするのが趣味で、山登りも大好きだって。

「すごいな」。

私は彼と真逆な生き方をしている。

「先のことはどうでもいいから今を楽しめ!!」をスローガンにして生きて来た。

夜更かしは日常茶飯事みたいなものだし、オールで友達たちとお酒を飲んだりカラオケに行ったりすることもよくある。

食事も寝る時間もメンタルも不安定。

今、深夜の3時7分。

日の出まであと3時間ちょい。

彼はベランダに張ってあるテントの中で寝ている。

24時前に寝た、日付が変わる前に寝た。

健康健全すぎて信じられない。夜12時前に寝る大学生が本当にいるなんて。

眠気と1時間戦い続けて勝ち抜けた私、こたつに寛ぎながら課題を書いている。暖かくてすごく気持ちいい。

でも、さすがにそろそろ寝ないとやばいとは思っている。

私は、ベッドで寝る、暖房を三十度にして寝る、好きな音楽を流しながら寝る。

「外、寒そう」。

長生きできたら何かが変われるんのかって。

30歳になったら自殺しようと言っている友達もいる。

私は50歳までで精一杯だな。

自殺はしないかもしれないけど、ずっとこんな生き方をしていたら、50歳頃は体も心も限界に迎えるだろう。

と言うより、自分がどんどん歳をとって思う通りに動けなくなる姿を見るのが怖い。顔も手もシワだらけになっちゃうし。

なぜか急に、この前知り合ったおばあちゃんのことが思い出した。

若者に囲まれたフリーマーケットで、一人で自分が作った巾着を売っている80代のおばあちゃん。

「巾着は何十年前からやってきた。好きなことをやっている時はめっちゃ楽しいよ、周りのことがどうでも良くなるよ」を言っているおばあちゃん、笑顔が抑えられなくて目がキラキラしていた。

派手色が好きなおばあちゃん、笑顔も、歳月で作り上げたシワも、花柄のワイン色のジャケットも、花形のホワイトのブローチも素敵だった。

私も、少しだけ、こんなかっこいいおばあちゃんになりたいかも。


2023.01.10
xiAo




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