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トークの苦手意識を無くす方法。

僕はトークが苦手だ。

人と話す時も、最初の出だしから終わりまでの話の一貫性が無かったり、話している途中に「結局自分は何を言いたいのか」が分からなくなり、トークのオチが見つからず、微妙な空気で終わったり、嘘をついてオチを作ったりもした。

正直ウソをついたところでその後のトーク内容についての質問にもウソで返さないといけなくなるし、事実を素直に言えないことも辛かった。

そんな中、僕はもっと饒舌にトークを喋りたいと心底思っていたので、すらすらとトークをしている人を意識的に観察した。

すると、トークが上手い人のある特徴が見えてきた。

それからというもの、人と会話するときにその特徴を捉えながら話す練習をした。

その後、練習をしてトークのコツを掴んでからはかなり人と喋るのが好きになった。

この記事では、今まで人と話すことが苦手だった僕が、どんなことをしてきたらトークが上手くなったかを書きたいと思う。

結論から言うと、トークが上手い人に共通するのは「相手にわかりやすく伝える」ということだ。

たったこれだけ?と思う方もいるかもしれないが、たったこれだけがかなり僕には難しかった。

そして、「相手にわかりやすく伝える」為に僕が行なってきたトークのコツを紹介しようと思う。

トークのコツは2つある。1つ目は「論理的に話す」。2つ目は「相手の脳みそを最小限に使う」である。

まず1つ目のコツは「論理的に話す」である。

例を挙げてみる

A「あのさー、駅前にパン屋さんできたよね。私はメロンパンが好きなんだよね。そこの店メロンパンが美味しいらしいよ。今度一緒に行かない?」

B「駅前にパン屋さんできたよね。今度一緒に行かない?実は私メロンパンが好きで、そこと店のメロンパンが美味しいらしい!だから一緒に行こ!」

どちらがわかりやすいだろうか?

僕自身はセンスとか、感覚で論理性を持って話すことができていなかった為、ある程度の型を持って話している。

僕がいつも使っているトークの型は「導入→結論→動機→具体例→結論」である。

先ほど挙げた例は一例に過ぎないが、僕は圧倒的にBさんの話し方の方がトークが上手いと思う。

ここにコツがあると思っていて、相手にまず自分の言いたいことをはっきりと先に伝えることが重要になる。

相手に伝えたいのは「メロンパンが好きなこと」ではなくて「パン屋さんに一緒に行くこと」であるから、それを一番に伝える。

その方が相手も何を言いたいのかを理解した上で動機、理由などを聞ける。

正直、先程のトークの型にある導入、動機、具体例は必要ないとまで言える。

必ず結論(自分の言いたいこと)を確実にいうことがトークのコツである。

その中でより内容を深めようと思えば導入、動機、具体例などを細かく膨らませると内容が深まる。

2つ目は「相手の脳みそを最小限に使う」である。

これは言い換えると無駄な内容を極力省いた内容を分かりやすくシンプルに相手に伝えるということである。

人は皆難しい話を長々と聴くと眠たくなったり、話の内容が頭に入らないという経験があると思う。

人は話の内容を頭の中で処理することにものすごくエネルギーを使う。

話の内容を頭の中でイメージ化したり、話の内容を自分の中で整理したり、、、

その作業がかなり脳みそを疲れさせる。

では、これを防ぐ為にはどうしたらいいか?

それは、「相手の脳みその働きを最小限に抑える為にわかりやすく伝えること」だ。

相手の脳みそで処理させる前に、こちら側でわかりやすく処理した内容を相手に伝えると、相手側は処理にエネルギーを使わなくて済む。

すると、相手はスラスラと頭に内容が入ってくるので必然的にトークが分かりやすい人・内容が入ってきやすいトークをする人という認識になる。

1つ目で紹介した論理性も重要だが、論理的に話す中で導入、具体例、動機などを細かく内容を膨らませれば膨らませるほど内容の濃い長いトークにすることができるが、長く話しすぎるとトークの整理が相手の頭の中で行われてしまう為、相手の脳みそは疲れ、内容が入ってこなくなる。

なので、2つのコツを合わせると「論理性を持った上で、わかりやすく伝える」ということがトークにおいて重要である。

私はこれを練習し、実践してみて、かなりトークの苦手意識が無くなった。

相手に自分の言いたいことが伝わると気持ちが良いし、トークが楽しくなる。

こんなにトークに苦手意識を持っていたのに、トークが好きになったので、トークに苦手意識を持っているかたは是非このコツを試してほしい。

6月12日 自宅にて


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