見出し画像

「こうしなきゃ」を捨てた瞬間に視野が広がる。

今日の昼ごろ、融資の電話がかかってきた。

「申し訳ありませんが、今回はお見送りさせていただきます。」

絶望した。もう終わりだとおもった。

吹っ切れて、仕事をするモチベーションもなくなり、近くの公園でただただ空を飛ぶ飛行機を眺めるだけの時間を過ごした。

でも、そんな時に気づいた。

「今無一文になったけれども、俺って、最初は何もなかったんだ」

と。

今までの俺は、何かを守っていた。手放せずにいた。

稼いでいる自分を演じる時の無駄なプライドとか、ビジネス仲間には、儲かってる、お金があるように見せている自分、旅行に行く時もそう。

例えお金がなかったとしても絶対に海外旅行とかに行くことで、仲間にお金がない自分に気づかれないように、必死で頑張っていた。

でも、それはただ無理をしているだけ。

そんな無理をし続けた結果、今のような無一文になったと気づいた。

そうか、俺はこういう虚像の自分を見せ続けて、本当の自分を見せることができずにプライドだらけでいたからこそ辛かったんだと。

彼女が「手放してみたら人生変わるかもね。」と言ってくれた。

確かにそうだ。

そうやって無駄にプライドのせいで守ってきた本当じゃない自分をてばなしたことによって、今ものすごく選択肢が頭に浮かんできている。

かっこつけなきゃいけないとか、こうでなきゃいけないとか、

そういうのが全てなくなった瞬間に、ありのままの自分を受け入れることができて、じゃあその自分だったらどう動けばいいか?の正しい道が見える。

迷った時は、まず虚像でカッコつけている自分を捨てる。

ダサいと思ったとしても、ありのままの自分を受け入れ、周りの人にその姿を見せる。

そうやってありのままの自分を見せた時に、離れていく人は、その程度の人間関係だったんだということだし、本当の自分を見せてもなおついてきてくれる人は本当に大切にしなければいけない。

誰かに「こう思われたらどうしよう」という恐怖心で、ありのままの自分を見せることができなかったけれども、そんな虚像で気を遣わないと続かない人間関係なんて、今後続けていたとしてもしんどいだけだ。

「こうしなきゃ」「こうでなきゃ」

を手放すことによって、今の自分の本当の課題に気づくことができ、精神的に気が楽になり、今まで見えていなかった選択肢が見えて、心が気持ちのいい状態で次の一手を模索することができる。

これはかなりいい気づきだった。

2023/08/18
公園帰りの新宿の自宅でアイスを食べた後。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?