進撃ミュの雑感

はい、配信終わっちゃいましたねえ。現場は3回、配信は……23マチネと大千秋楽とで何回観たかわかんないです。刀ミュの江おん配信もあって、なんか1週間くらい常に耳元で音が鳴ってた気がしますw
で、観ながらちょこちょことメモってたものがあったので、それをまとめておこうかなと。
(書き終わってみたら、9000文字超えててビックリ。長い上に文体とかバラバラです雑記です)

まずは開演前ですよね。
上演前の注意と案内の途中に乱入する巨人の音。あれ、現地で二度目三度目はわかっているにも関わらずビクッとしてしまいました。音と一緒に空気が揺れるんですよ……巨人が来る、ってこういうことなんだなぁって。

そして始まってすぐ、巨人スーツ着たBA(BLADE ATTACKERS/アンサンブルキャスト)の方たちの群舞。ここの皆さんの動きと表情が、もう本当に無垢の巨人。これ人間の身体??って思うくらい、とんでもない方向に曲がったり跳んだり(肩に両足担いで手で走るって、どうなってるん???)して、目が離せない。
おまけにずっと音楽と一緒に、荒い息づかい?みたいなのも聞こえてて、私は彼ら巨人から逃げようと全力で走ってる気分になってました。あの背景の映像、ちょっと『道』っぽかった。
で、中央で女性巨人がピルエットしつつ、後ろのスクリーンにそのシルエットがぼやけながら大きく映り、その姿を横切るように兵長が立体機動ワイヤーで登場。クルクル回りながら天井高く上がっていくんだけど、最初から最後まで身体がブレないのすごい。

ここから原作の最初のシーンに入っていく。
もうね、セリフがほとんど原作ママなの。親の顔より見返してきた原作のセリフが、耳に入ってくる。しかも声がアニメのキャラにとても似て聞こえる!ハンネスさんの声とかそっくりですごい!と思ったけど、演じる村田さんは特に意識してなかったとか。
「英雄の凱旋だ!」のエレン、まんま無邪気な子エレン。そしてBAによる群舞、ここで一気に私は盛り上がりましたねー。歌と踊りで、調査兵団に対する市民の感情が伝わってくる。
ミュージカルのキモって、私はアンサンブルだと思っていて、特に群舞とかのクオリティってすごく大事だと思うんですよ。ただ踊りや歌が完璧に揃うとか、そういうことじゃなくて、その舞台(世界)で生きる一人ひとりをリアルに感じられるかどうか……。
ここでのBAの方たちは各々が怒りや恐れ、悲痛、諦観……こう、滲み出てくるものがそれぞれにあって、そして全体として市民の感情を表現してるのが、もう、すごいなって。
ところでモーゼスの手、結構リアルに手でしたね。

場面変わって、エレンの家。
このねー、場面展開が、進撃ミュはとてもスムーズなんですよ。暗転やスクリーン映像をすごくうまく使ってる。演じている役者が舞台の上で次の場面へ移るときも、引っかかることなく進んでいく。
このシーンも初見のときは、いつのまにかカルラとグリシャが上手にいて、おおっ?!と思いましたです。
「地下室を見せてやろう」でのグリシャの視線、公演終盤は初演のころよりもわかりやすくそらされてましたね。

幼なじみ組、エレンとアルミンの掛け合いが微笑ましい~。
アルミンが本を開いたときに、パァッと光が本から出てるみたいになってアルミンの顔を照らすの好き。

そしてドォォォン!という響きと共に超大型巨人が登場。ナマで見ると、これが本当に結構デカくて。
最初、みんな何が何だかわからず不安そうに固まってるのがリアル。一転、「逃げろ!逃げろ!」って逃げ惑う人たちの中でエレンが歌うんだけど、ここでの言葉はミュオリジナルになるのかな。原作の後半、どこかで出てきたっけな?
家へと向かうエレンとミカサを追いかけて転ぶアルミン、震えながら起き上がる。アルミン、本当によく震えてたし転んでたし、脚とかアザだらけになってそうで心配でした。
ここからはもうノンストップ涙。
カルラの歌声が本当に綺麗で、エレンとミカサの叫びが本当に悲痛で。
駆けつけたハンネスさんが逃げるか?戦うか?って逡巡するところ、もう少し間が欲しい気もしたけど、あの場での選択に時間はかけられない、って思うとあれが正しいのかもしれない。ハンネスさんは後ろのスクリーンに映ってる巨人と対峙してるんだな、ってのは観客との暗黙の了解でわかる。それでも欲を言えば、なんかあの、巨人を間近にしたからこその怯み、みたいなのを、もっと強烈に感じたかったというか。
ワイヤーで吊されるカルラの身体に合わせて、スクリーンの巨人の手がカルラを掴むみたいに動くの、すごくゾワゾワしました。

巨人に蹂躙されていくシガンシナ市民たち。
ここのレクイエム、圧巻でしたね。歌も素晴らしかったけど、両端のBAの踊りもとてもよかった。特に下手側の女性たちによるコンテンポラリーダンス。すごく美しくて毎回凝視してました。
途中、カルラが出てくるけど照明が青白くて、ああ霊体なんだな、と思ったり。
私はあなたと共にある、のあなた、が神だったのが、カルラが歌うことで、その手を差し伸べた先に消えていったエレンに言ってることになるの、本当に本当に胸が詰まる。
歌う女性たちが一人ずつ、巨人に潰されて消えていくのマジ怖かった。
そして駐屯兵たちの嘆きの中、鎧の巨人が突っ込んでくる。この絶望感マシマシの後に、泣きじゃくるエレンによる咆哮のような

「駆逐してやる!!!!」

あーーー!!!いいなーーー!!進撃の巨人、まったくの未読で観劇して、エレンと一緒に「そうだそうだ!!!巨人めーーー!!!駆逐したれーーーー!!」って思いたかったなーーーーー!!

で、開墾地シーン。
ここ、原作知らない方たちはわかったんでしょうか?まあ、後からハンジさんの講義やエルヴィンとリヴァイの壇上演説で語られるので、ここでハッキリわからなくても支障は無いんだけど。
顔とか隠していろんなキャラ役の人が名も無き労働者を演じてるの、楽しかったです。

そしてやってきました訓練兵団マーチ。ここ、入りが最高に滾りますよね!
教官が大きいから、訓練兵たちがみんなちゃんと少年サイズに見えたのもツボ。
ここで主人公エレンが必ずしも真ん中にいるわけじゃなくて、いち訓練兵でしかないのも、いい。またダンスがめっちゃカッコよくて、そんであっという間に終わるから、なかなか一人ひとりじっくり観れないのがツラい。
ジャンが少しだけ周りより動きが静かになる(止まる?)とこがあって、そこでいやでも目を引きつけられちゃうんだよね。他の人を見ようとしても、ついそこでジャンを見ちゃって……って何回か繰り返してしまった。
マルコの頭の振りがすごい激しくて、前髪が左右に揺れるのもとても好き。横顔が最高に好き。

ジャンが教官に「内地で暮らすためです」って言ったとき、ちゃんと奥でエレンがチラッとジャンを見るの、あーーそれそれそのコマのエレン見た!!!って思いました。
ここのマルコもコニーもアルミンも、ホントに「見た見た!」って感じ。すごい、もうキャラまんまだった。マルコのおめめキラキラした後にシューン、ってなってたし、敬礼まちがえてるコニーの慌てふためいてる顔とか、アルミンが必死に名前叫びながら敬礼した右手がプルプルしてるのとか、何度見てもすごい……って思ってました。
特にサシャ!芋のシーン、本当にプレッシャーすごかったと思う。あの空気感の中で笑いを取るの大変だよね……。でも舌打ちで毎回、観客がクスッとできるの、あのサシャだからこそでした。あそこでミーナが耐えきれず、って感じで小さく笑ってて、その後だんだん「あっちゃぁ……」って感じで顔をしかめてるのも可愛かった。
アルミンが女子と一緒に踊ってて途中で脱落するの、体力のなさを簡潔に表しててよかった。サシャがアルミンを助けようとして手を伸ばすとこも好き。そういえば、最後にアルミンがはけるときに転んでたけど、あれは毎回そうだったのかな。

終わりに、見学に来てたぽい幹部組が出てくるんだけど、下手のエルヴィンは両手下ろして斜め仁王立ち、上手のリヴァイは腕組んでて、ハンジさんは右手を腰に当てて足開いて立ってたんだけど、みんなのポーズとても解釈一致です。ありがとうございます。

で、兵団食堂でのシーン。エレンの話にみんな興味津々なのに、徹頭徹尾、完全に無視して食事してるジャンが本当にジャン。
エレンとジャンの不穏な空気を察したマルコが、鐘の音と同時に手を叩いて「晩飯は終わりだ!」って言うの、マルコだよねぇ……いやもう、その後にミーナの食器とかも一緒に片付けてくれるの……これ、アドリブだそうですよ……マルコ……。
ミカサを見かけてジャンが声をかけるとこ、初演のときは一息に「なああんた!」って感じだったけど、後半は「なあ、あんた」って感じでより戸惑い感と思わず感が出てましたね……。
MARISAさん情報によると、ジャンがコニーの背で手を拭ってミーナたちのほうへ戻ってくるとき、キレ顔だったり泣き顔だったりしてたらしいので、それマジほんと見たかったです……。
「明日は朝から巨人の講義だ!」みたいなこと言ってワクワク顔のマルコが、下手から出てきたハンジに深々とお辞儀して場面が移るの、とても流れがよき。

この、講義にハンジさんが出てくるの、とてもいい!原作にはないけど、あってもおかしくないよねー、って思うし、なんならそういう二次創作いっぱいゲフンゲフン
ハンジさん、めっちゃハンジさん!動きも話し方も、もうどちゃくそハンジさん!
初演のときは「巨人を倒す、方法はひとーつ!」って元気な言い方、後半は「ひとぉーつ」って低めの声、どっちも好みです。
巨人の生態を読み上げてるとき、後ろの壁(スクリーン)に、それぞれの巨人を示すシルエット出てくるの楽しい!ハンジさんや兵士たちの影だったり、映像だったり、とても手が込んでる印象。
机の使い方とかもよくて、最後に「君たちは立体機動を身につけなくてはならなーい」ってハンジさんが言うのと一緒に、机が立体機動の適性検査の台になってるの。

で、適性検査で失敗するエレン。あれ、失敗してひっくり返った状態をキープするのも難しいよね???
姿勢制御のコツをエレンがコニーやジャンたちに訊くとき、ジャンが綺麗に足組んでるの最高でしたありがとうございます。
コニーとジャンの返事の言い方も、思ってたとおりで好き。
フランツとハンナ、エレンに話しかけられる前からずっと目が合うとモジモジしてたり、話しかけるタイミングを見計らってたりして、面白い&可愛かった~。
ここのシーン、みんなそれぞれに好きなことしてて、本当に目が足りない。コニーとジャンは下手側でなんかワチャワチャやってて、ミカサとサシャは芋を取り合ってて?
エレンがトーマスたちからいろんな方法を教えてもらってるときに、ライナーたちにも訊いてみろ、って言葉が出て、あ!やっぱりいるんだ!ってなりました。次作でライナー、ベルトルト、アニ、ユミル、クリスタが出てくるの待ってます!(ベルトルト、涼星くんだったりしないかなーってちょっと思ってる)
エレンが姿勢制御に成功したとき、アルミンの後ろでミーナたちが嬉しそうに喜んでるの可愛い。

ここで教官の「グリシャ、お前の息子が今日、兵士になったぞ」からの、紅蓮の弓矢アレンジが激アツでしたねえ。照明がカッと客席に向くので、えらい眩しかったけど、シルエット最高にカッコよかった。
一人ひとりを幹部組が紹介して、ミカサとエレンのことを話してるとき、後ろでマルコとアルミンがめっちゃ仲良さそうに話しててほっこり。そう!絶対にあのふたりも仲がいいと思います!!!
で、訓練兵たちのダンスになるんだけど、このとき前列左からサシャコニージャンミカサエレンアルミンマルコ、って並んでて全員見やすかったの助かるーって思ってました。

で、進路希望宴歌。BAの人たちがすごい。ホントにすごい。訓練で鍛えたら、そんなこともできるのね、って素直に思ってしまった。
負けじとコニーが空中回転して、すぐマルコもアクロで跳ぶんだけど、配信は見切れちゃってるんだよ……うぇえええん。
跳んだマルコに手を叩きながら出てきて、そのままマルコとグータッチするジャン。
そしてウワサのスーパージャンキルタイム!
このダンス、毎回ちょっとずつ違うだけど、見比べる余裕がなかった……。
机降りたとこでジャンが一瞬カメラ目線になるとこがあって、ウィンクしてるみたいに見えるんだよね~たぶん瞬きなんだろうけど。
エレンとつかみ合いかけたとき、ミカサに「やめなさい!」って言われて「はい」って言うジャンの声がとても可愛い。
その後ろで我関せずとばかりに食べてるコニーとサシャw
ところで、エレン囲んで踊るとこ、女子がサシャしかいないの寂しいな~って思ったけど、ここにアニやクリスタやユミルが居ても、この輪には入らないなきっと、って思いました。
ジャンが駆け寄ってエレンと殴り合うとこ、タイミングぴったりで本当に殴ってるみたいだった。さりげにエレンに腹パンして抱えてくミカサつおいw
飛び出てきたジャンに突き飛ばされた兵士の人、足痛そうにしててかわいそうだた。
サシャが「卵が焼けていいにおーいぃ」って歌うとこ好き。

ミカサとエレンの昔語りのとこ、ミカサもエレンも服を替えながら自然に場面展開に合わせて子供時代になっていくの、すごかった。人さらい犯人がミカサの服を背中で留めながら、手を縛ってる風にしていくのとか。なるほどなー、って。
私はここでのエレンの激しさがエレンの原点にあると思ってるので、くるむくんなら絶対期待以上に応えてくれるって思ってて……素晴らしかったです。
この過去から今へ戻るとき、グリシャがエレンの、カルラがミカサの服を脱がせて持って行くんだけど、カルラが手にしたミカサの服をそっと抱きしめてるのに泣けました。

で、今に戻って、エレンとミカサとアルミンがハンネスさんに会うとこ、エレンが本当に5年分成長してる感じがしてすごいなって。

上官の肉を盗んだサシャに「お前、本当にバカなんだな」って言うコニーの顔が、本当にコニー!って顔でよかった。ミーナの「その肉、とっといてよ!」もアニメのミーナそっくりじゃなかった?
再びの超大型巨人の登場。最初はビビってるエレンの顔が、すぐに眼光鋭くなって兵士の顔になるとこ最高。

場面変わって、壁外調査中の調査兵団。
リヴァイの後ろ姿がまじもんリヴァイ。回転斬りの再現度すごかった。そこからワイヤーで飛んでいくのと同時に背後の映像が動くから、本当に飛んでるみたいに見えた。
エルヴィンの歌声、まじヤバい。空気が震える歌声って感じ。いや実際に現地でビリビリ震えてました。
ここの歌を聴きながら、なんでかトロスト区奪還のときのスミスを思い出したりしたんですよ。
倒れた兵士の手を、リヴァイが最後に敬礼の形にしていったとこ、あれはミュオリジナルでよかった。ただ、せっかくならリヴァイが握る兵士の手を血で汚しておいてほしかったかな~。その前に、蒸発する巨人の血を「きたねえな」って手を拭う仕草をしてるだけに。

トロストに戻って、超大型巨人と戦うエレンたち。
ここで巨人の大きな手が左右に動くの、前の席で観てたときめっちゃ怖かった。そして、超大型が消えて街に乗り込んできた巨人たちに向かって、よし!行くぞ!ってなってから、瞬く間の絶望。この息をつかせぬ感じ、進撃世界だなって。
エレンに突き飛ばされ助けられたアルミン、結構な高さから落ちてたけど大丈夫?ってなった。次々に巨人に食われていく仲間たちの描写もエグい。あの、赤い光とともにビチャグチュグチャア、みたいな音ね。
ここのアルミンの慟哭、聞いてるこっちまで喉が詰まるようだった。
そういえば、ミカサに「お前は後衛部隊だ」って言うのって、イアンだったよね?ミュでは違うっぽかったけど。

ディモと市民のシーン、原作知ってるとここにいっぱい伏線があるんだけど、知らない人にとっては、ミカサすごい!っていうシーンでしかないよね?ここ必要だった?って思ってる人とかいそうだなって。

スクリーンに映る、大きな窓に群がる巨人の目や口。これ本当に不気味で気持ち悪かった。巨人ってデフォルメされた大きな人間なんだよな、ってあらためて思ったというか。
「戦意喪失したんだと……」「てめぇのせいだぞ、えれぇぇぇん!」ってあたりのジャン、喉にきしょーさんが居たし、サシャはずっとゆうさん居る。
「私は、強い!」ってあたりのミカサも、アニメのときの感じママだった。
あそこでマルコに「違わない?!」ってミカサが訊くの、好きなんだよなー。マルコならこの状況でも会話ができる、って判断したのかなー。
ミカサがすごい速さで飛んでってガス欠起こしたときに、しゅーん、って消えていくの、原作のまんまだなって。

ミカサが落ちた後、歌いながらエレンの声を思い出して(戦え!戦え!っていうエレンの声、毎回、袖でくるむくんが言ってたそうで……録音じゃなかったんだ!)立ち上がるとこ、そしてエレン巨人が出てくるとこ、アニメでもめっちゃ高揚したけど、ミュでもめっちゃ高揚したわ~。
あのエレン巨人、動かしてるのもBAのひとたちって知って、もうめちゃくちゃ尊敬する……!歌って踊って何役かこなして巨人操作もして……すごくない???

このへん、ほぼ原作どおりなのでマンガ読むとミュを一緒に思い出せていいと思います。
ジャンの「オレの合図で……何人死んだ?」っていうあたりがミュになかったのは残念。あと補給室の巨人駆逐作戦がないのも。

巨人エレンが消えて、中からエレンが出てきたとこ。ボーッとしながら「ころしてやる……」って言うエレンの、表情がすごい。照明でよく見えないの残念。
キッツの激しい尋問も、とてもよかった。あの場で指揮を執るものとしてギリギリの状況に居るんだなって。そしてアルミンの決死の説得。全身全霊の叫び。あれを毎回叫び続けて喉が潰れないの、本当にすごい。
ここでピクシスにかわってエルヴィンが出てきたの、初見のとき「なるほどそうきたか!」って思ったんだよね。キッツは隊長でエルヴィンは団長だから、立場的には確かにエルヴィンのほうが上なのかなって。駐屯兵団の団長って、各区で決まってるぽいし。
なにより、ここで「地下室」のことを聞くエルヴィン、ってのが熱いじゃないですか!!!誰よりもそこへ行きたかったであろう彼が、誰よりも早く!!!

とはいえ、ピクシスおよびイアンやリコが出てこないのは、ちょっと残念……。イアンの「俺たちが今やるべきことは、命をなげうって健気に尽くすことだ」とか、ピクシスの「精鋭班には現場の権限を委任している。ただ腕が立つだけじゃない、人類の命運を託した精鋭中の精鋭だ」って言葉、これ、絶対に過去の奪還作戦から続いてる言葉だよな、って思ってて。
マリア奪還作戦については、ミュではエルヴィンとリヴァイが語ってくれてるけど、あれは相当なモンだったと思うわけですよ。そんなもんを断行せざるを得ない状況で、エルヴィンやリヴァイ、ピクシスやイアンがどんな思いで人々を、仲間である兵士を壁の外へ送り出したか。あの超大型や鎧がいる限り、あの惨事はきっとまた起きる。そのときには、って先を憂いて、涙をのんで、着実に力をつけるべく眈眈と……そういうピクシス始めとする精鋭班たちの思い。ここを想像するの大好きなので……。

閑話休題。
ここでエレンを跪かせるリヴァイ、いいですよね~。こんなシーンあったよね?って思ってしまう。エレンの顔をのぞき込むリヴァイの横顔、リヴァイでしかなかった。ていうか、松田くんのリヴァイ、本物でしかなかった。USJにいたよね?って思った。

恐怖で荒れる兵士たちのいさかいを止めるハンネスさん、すごい威厳あるっぽいのに、壇上にエレンを見たとき、普段のハンネスさんに戻るの愛しい……。そしてエルヴィンの「巨人の恐ろしさに屈したものは……」って言葉にうつむくハンネスさん。きっと、ずっと抱えてきてるんだよね、あの日のこと。

エルヴィンの演説、まさに団長!!!って感じでカッコよかった。リヴァイと一度だけアイコンタクトして、その後いっさい互いを見ないのもカッコよかった。
リヴァイの後ろから現れた、ゴーグル上げハンジさんのお顔がりりしくて、めっちゃイケメンでときめく。このハンジさんにニック吊して欲しいし、どちらから潰す?って器具チャキチャキしながら言って欲しい。

クライマックス、エレンの胸をトンと叩いて、ゆっくり微笑むハンネスさん、よかった。万感の思い、ってこういうのかなって。
「道が開けたら、進め」って低い姿勢で駆けていくリヴァイ、超かっこいい。ここのセリフ、初演のときは「進め!」って強めに言ってたけど、後半は「進め」って感じでナチュラルトーンなのが強者っぽくてよかった。

で、タイトルバックで並ぶキャラのポーズがそれぞれらしくて最高。
低い姿勢のリヴァイはブレード逆手持ち。
スッと立ってるハンジさんはブレード片方を肩にのせてて。
エルヴィンは前方指さし仁王立ち。
エレンは主人公!って感じでキリッと立ってて。
ミカサとアルミンは同じようなブレード構えでエレンを守る、って感じで。
コニーはブレードを交差させて肩にのせるやんちゃポーズ。
サシャは踊るようにしなやかに身体を反らせてて。
そしてブレードの切っ先を下げて右向きに構えるジャン。
対するように、左向きでブレードの切っ先を上げてるマルコ。

NoNの最初、手を噛むエレンの仕草、好き。
エレンがいて、ミカサとアルミンが来て、104期が来て……っていう流れよき。フッとみんなはけたとこにエルヴィンとリヴァイが来て、被せるようにハンジさんの歌声でハンジさんとカルラとミカサが出てくる流れも好き。歌い終わってはけるときにスキップしてるハンジさん、もう本当にハンジさんで大好き。世界は動いた、のとこのマルコのダンスがめっちゃ激しくて鋭くてカッコイイ。
このダンスが、キャラそれぞれの動きをしてて、本当に目が足りぬ。
リヴァイのダンスってダンスというより剣舞とかそういう系の格闘術っぽくて、リズムを取るっていうより、動きを違わず、って感じなのに、ピタッピタッとハマってるのすごいなって。
ジャンは最小限の動きをしながら、でも誰より速いの。最後、マントを右肩後ろにフワッと捲り上げてて、それがマント着てないマルコと同じ兵団服が、半分だけ見えてて……マルコと同じ……うっ……。
敬礼きちんとまちがえていくコニー好きw
ジャンのほうを笑顔で見送ってから立ち去っていくマルコに涙……。

千秋楽のカテコ見ながら、こんなにしっかりアンサンブルさんのお顔を覚えた作品ないな、って思ってました。私、基本的に人の顔を覚えるの超超苦手なので……。でも、この人はあそこで踊ってた人、あそこに居た人、あの役もやってた人……って感じで、すごい覚えてた。
そして大野さんと唐橋さんに腹筋持って行かれた千秋楽カテコでしたwww
千秋楽のカテコは円盤の特典映像で入ってくれないかな~~!!!!
それとぜひメイキング映像もお願いしたいですね!!

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