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ルヴァンカップ柏レイソル     分けるは悔やむが役に立つ

グループC1勝5分の勝ち点8で2位通過決めましたー!

引き分けも多かったですが無敗でこの熾烈なグループを抜け出しました。良く頑張ったぞ!

ほとんどリーグでは絡んでいない選手やプレースタイルが身に付き理解に時間がかかるベテラン陣。各々問題を抱えつつも真摯に課題と向き合い大きな成長をルヴァンカップのグループステージで見せてくれましたね。

そんな最終戦を振り返りましょう!

湘南ベルマーレスタメン

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GKは未だ無敗、失点は2と素晴らしいプレーを見せている富居。後ろ3枚には真ん中に大岩、左に和成、右に 山本というベテラン陣が並びました。そして池田が今 シーズン初の右ボランチでの起用。ここら辺の動きの変化はかなり楽しみでしたね。

守備では遜色なし!

湘南はまず守備でいいプレーを見せます。リーグ戦と変わらないようなラインの高さで相手を押し込みプレスはなおさんもいるので低い位置からに設定。相手のサイドに追い込み安易に蹴ったボールは裏に抜けて富居が回収また対人では負けないデュエリストたちが素晴らしい対応で相手にボールをキープさせません。柏は前に圧をかけますが湘南のラインが高いので全くスペースが無く蹴るしかなかった。ここは全体の連動を含めた大きな成長ですね。

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攻撃では後ろの繋ぎでも成長を見せました。大岩や大野や山本がビビらずにボールを触るようになった。足下がある選手では無いので繋ぎは苦手だと思います。それを地道に向き合ってやり続けた結果運ぶのにもパスを出すのにも迷いが無くなった。そして空いたスペースに入るのがうまいオリベイラと池田を使いながら前進。なおさんがキープをして時間を作ります。この時間を有効的に使う選手は誰か。梅崎司です。

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誰よりも熱く

後半始まったばかり。柏は532でこちらをマンツーマンで見ているのでズレを作らなければいけません。平岡のプレスバックからオリベイラが溢れをそのままダイレクトで梅崎へ。梅崎はドリブル開始。なおさんが左に流れたことにより柏のディフェンスはそちらに集中。時間もスペースとマークのズレができた。あとはそれを使うアイディアとスペースに入る選手だけだ。

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スピードを上げた梅崎は対面のディフェンスを振り切る。すると難しい体勢から意外性のある早めのクロスを中に供給します。そこにダイレクトボレーで合わせたのは池田!ゴール!!!!まちゃ!!!!!!!!   時間とスペースとマークのズレを作り1つのアイディアで仕上げた梅崎司。そしてそこに入っていった池田。 元を辿れば湘南らしいプレスバック。最高のゴールが決まりました。これこそうちが目指しているものですね。

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絶対に怠らない

あとは点を取られなければ問題はありません。しかし柏は圧をかけペースを上げてきました。ミドルシュートが飛んできますが富居がビックセーブ。さらにコーナーをヘディングでドンピシャで合わせられるも富居が片足で弾きここも割らせない。飛び込んできた相手にも臆することなく突っ込みシャットアウトします。サイドに振られ高橋に失点を許しますがそれでも集中を切らさない。ラストプレー、ふわっと上がった相手のコーナーをミスするリスクを恐れずしっかり弾き切ってゲーム終了。 このルヴァンカップは何度富居に助けられたか。どんな時も準備を怠らずチームのためにゴールに鍵をかけた 富居大樹。最高のゴールキーパーです。

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毛利の課題

アグレッシブなプレーとピンポイントのクロスで存在感を見せていた毛利ですがルヴァンカップで彼の課題に気づきました。毛利はボールに突っ込んじゃうんですよね。組織的な守備が彼の課題です。

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突っ込んだことで呉屋が空いてしまいました。和成が対応に出るので必然的にズレるんですよ。そうなると逆サイドに空きが出てしまう。

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こんな風に我慢すれば三丸は外に追いやられて何もできない。呉屋も迂闊に動けないので三丸から見ても呉屋から見ても2対1のような状況になるんですよ。この守備のやり方は拓也が1番上手いですね。

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さらに下がったことで相手がよく見えるのでこんな風に神谷が抜け出したらマークを受け渡して平岡にアタックさせるなんてこともできるわけです。ボールを直接奪いにいくだけが守備じゃないということですね。毛利はこれができれば即リーグ戦でもやれるレベル。楽しみです

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リーグ戦に向けて

グループ突破以上に大きな収穫が沢山あったルヴァンカップ。ベテラン陣の3バックは最初はドン引きで繋ぎもチグハグしていたのが高いラインで押し込み繋ぎも安定。対人ではチームで1番の良さを見せた。そしてチームとしてはプレスと遅攻を判断するのがサブもできるようになった。そんな中で特に素晴らしいプレーを見せて実力を証明した2人をピックアップ!

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1人はオリベイラ。最初はフワッとしていることも多かったオリベイラですが試合を積むごとに動きが洗練されてきました。まず広い守備範囲。裏に抜けたボールや中盤の球際の強さを見せことごとくピンチの芽を積んでいました。そしてなにより間に入って受けることができる。これにより1つ前に運んだりプレスが強く困った時に預けて逃げることができるんです。うちのベテラン陣も相当助かったと思います。チームの助けになり繋ぎ役になれるオリちゃんはリーグ戦でも活躍できるはず。ポジション争いしてほしいですね。

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もう1人は池田。J3から来た池田ですがそんなもの関係なし。スピード感などは敵わないかもしれない。しかし彼には頭がある。自分の武器をどう活かすかを考える頭が。運ぶタイミングやスペースの見つけるスピード。 どこでどうすれば効果的にプレーできるか判断できるので技術やスピードの差が埋められる。湘南らしい球際も身につけ複数ポジションをこなすIQの高さを見せた池田は今後絡んできそうですね。どこのポジションで自分をどう活かすのか非常に楽しみです。

まとめ

僕は正直ルヴァンは勝たなくても仕方がないなと思っていました。過密日程が続きリーグ戦は絶対落とせない。そのためにルヴァンはメンバーを変えてチームの底上げをしなければいけない。成長に軸を置いたら結果出すのは難しいじゃないですか。でも彼らは課題と向き合い 成長を見せながら突破を決めた。

こんなに凄いことはないですよ。湘南の今シーズンの出来は彼らにかかっていると言っても過言ではない。

次はFC東京!苦手ですが全員の力を集結させ次のステージにいきましょう!

そしてリーグ戦はこちらも苦手な福岡。遠くからの応援になりますが想いは届くはず!勝つぞー!

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引用リンク

公式サイト

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shonankaneshu@gmail.com

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