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2021年シーズンレビュー     超正確な選手採点!

みなさんこんにちは。シーズンも終わり移籍の話がちらほら出てきています。新たな出会いもあれば別れもある季節。一期一会の出会いを大切にしていきたいですね。

ということで今シーズンを簡単に振り返りつつ一緒に戦った仲間の採点をつけていこうと思います!     100点満点でGKから順に採点していくのでどうぞ!

GK編

谷晃生 日本を背負う湘南の守護神 100点

文句なしの100点ですね。東京オリンピックでの安定したセービングとPKストップで日本中のヒーローになった谷はフル代表にも選ばれました。湘南で2年目となる今シーズンは試合中のメンタルが安定しどんな状況でも変わらないプレーを披露。GKとして1番大切なものを身につけたのではないかと思います。来シーズンはビルドアップでのキックの精度を上げ、的確なカバーとセーブを湘南で見せてくれることを期待!そのまま世界も目指してほしい!

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富居大樹 準備の鬼 100点

今シーズンは谷の出れない場面での出場とルヴァンカップでの出番が多くなった富居さん。ルヴァンカップでは失点を6試合でわずか3に抑えてグループ突破に貢献。 リーグ戦では残留のかかった最終節に無失点で終えるなど自分の役割をこなす準備の質の高さを見せてくれました。こういった選手がいてくれるのは大変心強い。谷の成長には富居さんの姿勢や試合への向かい方が参考になったはず。プロフェッショナルです。

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堀田大暉 逆襲 100点

腰椎椎間板ヘルニアにより手術を受けてリハビリの時間が多くなってしまった今シーズン。出場こそなかったものの最終節にはメンバー入り。安定したセービングはもちろん左足を活かしたキックは福島時代からの武器。 来期の爆発に期待です!

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立川小太郎 湘南の弁慶 100点

現地で見てびっくりした選手。正直第3ゴールキーパーにしておくのはもったいないぐらいの器。体格を活かした空中戦の強さやセーブは素晴らしいものがあり、ビルドアップではゴールから飛び出して積極的に参加。そして中距離のパスがめちゃくちゃ上手い。攻撃の起点にもなる守護神。出場した天皇杯ではPKストップも披露して2勝をあげた。

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DF編

石原広教 緑と青の君を見ている 100点

シーズン序盤はCBの真ん中としてプレー。サイドを駆け上がるだけではなくビルドアップに関わりながらラインを上げ下げするクレバーな部分も成長して選手としての幅を広げた。右のCBに移ってからは何度もオーバーラップを繰り返し高い位置を取りチャンスメイク。裏のケアも怠らずにカバーの速さも見せる。しかしなんとなくでトラップして先のプレーのために動けていないがゆえのミスが目立ったのでそこの改善は必要。来年は気持ちを楽にして自分のプレーにフォーカスしても良いかもしれない。チームはみんなで背負えばいい。頼りにしてるぞ緑と青の柱!

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舘幸希 達人守備 100点

全体的な能力が高いためシーズン序盤こそクローザーや穴埋めの役割を担っていたがしっかりとその役割をこなし最終的には守備の中心に。積極性の無さは課題だったがアウェイ川崎戦から自分で逆まで打開する姿勢や自らが動いてボールを引き出したりなど大ブレイクの予感。理不尽FWのマークにつかされたが流れの中ではほとんどを完封。的確な距離感と読みで彼の右サイドは突破させなかった。間違いなくJ1でトップレベル。

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大岩一貴 鉄人ディフェンスリーダー 100点

後ろに引くクセが抜けず、ビルドアップでも自分の前にスペースを作りたがったことで距離感が悪くベンチが多かったもののルヴァンカップでブレずに繋ぎやラインコントロールに取り組んだことでこの歳で再ブレイク。 湘南の弱みであった相手の起点となる選手を自陣で潰すことに成功しほとんどのボールを湘南が回収できるように。引いた時の空中戦の強さもあり完璧なDFへと成長した岩ちゃん。来年も最終ラインを統率してくれ!

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大野和成 魂のディフェンス 100点

魂のこもったディフェンスと強さは健在。ギリギリのところで最後の一歩が出るのは和成にしかない魅力。左のCBはかなりスタメン争いも激しくベンチからの出場が多かったもののクローザーとしても素早い寄せで相手を封じ込めチャンスを作らせず対人での役割をしっかりとこなした。ビルドアップでもルヴァンカップで愚直に取り組んでいたのが印象的。左のCBは人数も多く、経験があるので他のチームが取りたがりそうな気はしている。

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山本脩斗 技巧派CB  100点

あまりいなかったタイプのCB。元々サイドバックだったので守備での立ち位置がイマイチ定まらずに攻め込まれていた。それでも景色に慣れれば能力をいかんなく発揮空中戦の強さも見せ奪ったボールを裏のスペースへと送り攻撃の起点に。的確に裏をつきながら守備ではまず ゴールを消すクレバーな立ち回りのおかげで湘南は崩れなかった。序盤の調子の悪さから課題と向き合い大きく成長して湘南を支えた山本さんは文句なしの100点。

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杉岡大暉 帰ってきたゴリブラー 100点

久しぶりの復帰となった杉岡は苦い思いをした鹿島での期間が無駄ではないことを示した。縦突破ぐらいしかレパートリーが無かった杉岡が立ち位置を変えながら1人でスペースはと運び長いボールも使いながらビルドアップで特徴を出している姿には感動。強さとカバー能力も高く左サイドは高い位置をとることができた。別人のような活躍とかって見せてくれた持ち味をぜひ来年も主力として見せてほしいがこればっかりは鹿島との折り合いや杉岡の気持ち次第。

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WB編

岡本拓也 涙と背中で語る 100点

キャプテン2年目、湘南では6年目とすっかりこのチームの中心として替えの効かない存在となっている拓也。 パワフルな守備が持ち味だが新しいスタイルへ取り組んだことでスペースの認知能力が格段に上がった。そのおかげで今シーズンはWBながら4得点。守備でもまずゴールへの道筋を消しボール奪取から人とボールを動かしながらチームを前へと進めた。パーフェクト。でもよく泣きがち。

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古林将太 将タイム! 100点

出場時間こそ多くはなかったもののここぞという時に頼れるのがこばしょー。複数ポジションをこなしたことで柔軟性が出てきた。クロスに目が行きがちだが彼のすごいところはクロスまでの過程。いかに動けばクロスを上げられるか、チームの助けになるかを理解しているので自分の力を発揮できる。そういった気遣いがずっとJ1でやれている理由かな。マリノス戦のクロスは圧巻だった

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畑大雅 パワフルタイガー 100点

怪我で出遅れたもののリーグ戦は川崎戦でスタメンに 抜擢。タイガーの名に恥じないスピードとパワフルな動きを見せてくれた。主にスピードを生かしたのは守備の部分で間を取られても爆速カバーを何度も繰り返し裏を取らせず。そのおかげで左サイドはかなり流動的に動けた。自分と似たようなタイプのサイドバックには苦戦するイメージがあるのでそのスピードをどこでどのように活かすか、囮にして他を使うなど1試合を通した工夫をすると代表も見えてくるはず。期待しかない。

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高橋諒 ギャングウィング 100点

湘南の復帰となった今シーズンは左サイドで畑と交互に出るような形で出場した。彼の1番の持ち味は複数人をドリブルで剥がせること。相手がボールを奪いたい中央でそれができると効果的。途中からの出場でも持ち味を出せる。仙台戦はそんな彼の良さと技術が光った試合だった。ここの精度を上げると共に守備でのボールホルダーとの距離感を掴めればスタメン争いでも優位に立てる。左はこの2人で盤石と思ってるけどどうなるか…あと来年も金髪にすんのかな。

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毛利駿也 クロスアゲアゲ! 100点

天皇杯とルヴァンカップでの出番が多くなった毛利。 自分の特徴である両足のクロスを見せ清水戦ではウェリントンにドンピシャのアシスト。しかし守備ではまず ゴールを消す前にボールに行ってしまい裏を取られる場面も多く全体のスライドでも遅れることが目立った。 スペシャルな武器を持っているのでこういったチームの連動を高めていくことが今後の活躍の鍵になりそう。 個人的に毛利のどんな試合でも楽しむことを忘れず全力な姿勢は見ているこっちも応援したくなる。

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MF編

田中聡 湘南の未来 100点

相手の進路に素早く寄せて奪い切る力は遠藤航を彷彿とさせ、豊富な運動量に遊び心のあるプレーと湘南の良さ全部乗せなユースの最高傑作。ハーフスペースを使うのが上手くガンガン縦につけて自分もそのスペースに入ってくるその姿は湘南サポ全員を虜に。ボールを受けるのをビビって無難なバックパスだけになっていた前半戦から自分で動いて外まで展開する立派なアンカーに。  高卒1年目で大きな殻を破りアンカーでこのチームを動かす能力はまさに湘南の未来。いつか世界へ!山本さんいわく日本語はちょっと怪しい。

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三幸秀稔 パスとはロマンである 100点

2年目となった今シーズンは守備が改善。前で奪う意識はあるもののアンカーとして埋めるべき中盤の底を埋めれなかった昨シーズンから的確に間を埋めて連動した 守備の動きができていた。インサイドハーフへの支持も的確でボールも捌けるのでアンカーとしてはチームで1番安定した動きができる。パスの範囲が広く味方と合わない場面が出てきたが感じ取れれば福岡戦のようなロマンあふれるボールが飛んでくる。名古屋戦の退場から迷いが出てしまった印象で出場は減ってしまったがチームとして動きながらロマンのあるパスの出せる隙のない選手として重宝するはず。霜田さんの元でやるのかなとは思っていたがどうなるか。

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ヒューエルオリベイラ 太陽のような笑顔 100点

戦術理解がうまくいかない外国人選手を若いうちから育てていこうとした湘南の意向を受け入れ日本に来てくれたオリベイラ。球際の強さに加えてつなぐ場面で必ずディフェンスの逃げ道となり味方を助ける姿は湘南の要として動いてくれる期待をせざるをえなかった。大好きな彼のプレーと笑顔はもう1度サッカーを楽しむことの大切さを教えてくれてその時間を大切にしなければいけないと心の底から思う。いつかまたどこかで一緒にサッカーしよう。ありがとうオリベイラ。

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柴田壮介 バランサー 100点

開幕から数試合は出場したものの怪我をしていたのかぱったりと見なくなってしまった。去年の最後から出場してボールを引き出しては展開、中盤の底を埋めて刈り取るなどチーム全体のバランスを見るのが非常に上手い選手。それがゆえに他のアンカーの選手との差別化が難しく怪我もあってか自分の特徴を出すまでにはいたらなかった。ただ天皇杯で見せたミドルは圧巻。あのような姿勢を磨いていってほしい。他のチームにレンタルじゃないかなと思っている。

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名古新太郎 打破ドリブラー 100点

自分の偏見だがドリブラーというと守備をしないイメージがある。それを名古は1年で湘南に合った守備を身につけた。自分で取られたシーンでも戻れなかったのがすぐに切り替えて奪い返し、体と強さを活かしてプレスでも奪い切る力を見せた。また彼の最大の特徴は局面を打破できるドリブルでありカウンターの場面でも複数人を抜いて決定機まで持っていく。攻めあぐねているところを複数人引きつけてくれる。湘南になかった新たな武器となるはず。怪我が心配だがぜひ湘南に残ってほしい。

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平岡大陽 ギラつく眼光遂げる成長 100点

初めて見た試合はルヴァンの浦和戦。ただやみくもに走っていた姿からは想像できないほどの成長を遂げた。 しっかりと次のビジョンを持った上でのプレーが多く、特別な技術や身体能力があるわけではないがスムーズにボールを運べる。積極性も魅力的でゴールへとつながる選択肢を持ちながら周りも活かせる。相手との競り合いもまったく負けずにいろんなものを吸収して成長を続ける。試合になると人が変わったように目つきがギラつく若武者は常に己にベクトルを向け成長を止めない。

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山田直輝 チームのために 100点

かつてはテクニシャンとして名を知られた山田直輝は 湘南の10番として泥臭くも人一倍チームのために走り続けた。彼のあげたゴールはどれもバリエーションが多く大事な場面で決めてくれる力を持っている。必ず顔を出しチームのことを考えられるためここぞというところでブロック、ゴール、ラストパスが出せる。1年間走り続けられたのは彼のおかげと言っても過言ではない。

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茨田陽生 景色と認知 100点

湘南の中で圧倒的にスペースを見つける能力と未来の景色が見えている。どういった道筋でゴールまで運べるかが分かっているので決定的な場面で仕事ができる。それを簡単に言うとアイディアとか発想力があると言い換えられるかな。広い認知があるからこそのプレーが光り 湘南の決定機は彼から生まれたものも多い。来年までは若手のお手本やチームの決定力の改善のためにいてほしい存在。ちなみに前半戦出てなかった理由は恐らくだが他の選手が未来への景色が見えていないため茨田と合わなかったのではないかと思う。段階を踏みたがる浮嶋さんならまず守備や運動量、プレスといった部分にフォーカスして湘南の地盤を固めてから攻撃に取り掛かるはず。茨田はそのタイミングで起用されはじめた。と勝手に思ってる笑

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池田昌生 圧倒的ユーティリティ 100点

福島から来たJ3からの個人昇格。クロスの上手さもありながら最大の特徴はボールを引き出しながら様々な場所に動けるユーティリティ性。CBの位置からは運んで相手のプレスを回避、サイドではアグレッシブな仕掛けからのクロス、中盤では間に位置を取ってチャンスメイク。色んなことができるので相手としてはなかなか対応しづらい。彼1人がいるだけである程度のポジションがカバーできてプレス回避にはもってこいなので強度にも慣れた来年活躍の幅はもっと広がるはず。

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平松昇 足りなかったもの 100点

間に入ってくる能力は高くミスも少ない。プレスもかけられて良い選手であることは間違いないが他の選手との差別化ができていなかった。真面目な性格がそうさせているのか馴染もうとしすぎて自分の特徴を出せていない。とくに左足は素晴らしいものがあるのに湘南ではミドルはほとんど打っていなかった。そんな中で金沢への移籍を1年目で決断したのは勇気が必要だったと思う。 金沢で自分の特徴である左足に加えて良いポジションからチャンスメイクができていた。結局足りなかったのはちょっとの自信。きっかけは掴んだのでここから伸びてくるはず。個人的にはもう1年レンタルで出場機会を伸ばして湘南でのブレイクを期待している。

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中村駿 オールマイティ 100点

自身初のJ1挑戦となり湘南ではアンカーを務めた。彼のオールマイティな能力は中盤を安定させセットプレーでも精度の高いキックで活躍を見せていたが夏に福岡へと移籍。元々チャンスメイクが特徴であったため自由度の低い湘南のアンカーは肌に合わなかった。福岡ではアグレッシブに前線へのリンクとなり福岡の攻撃にアクセントを加える厄介な選手に。次の対戦を楽しみにしています。どこへ行っても頑張って!

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原直生 片鱗 100点

何度か見たルヴァンカップの試合では才能の片鱗を見せてくれた。サブ中心のため上手くボールが回せない中で原君1人だけフリーな状態ということも多く味方の動くスペースを作ることでチームが活性化。いつかチームの 中心となってゲームを動かす空間認知と技術が見えた。遠藤航、山根視来などを一目みただけで才能を見出したうちの母親が注目を置いているので彼は伸びると思う。

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FW編

ウェリントン 特大バズーカ 100点

チームを救うために湘南に戻ってきてくれたエース。 バズーカ砲は健在で今季決めた得点は全て頭。とりあえずウェリにボールを当てれば打開できるのでプレスにハマった時もかなり助かった。湘南の1つの強みとしてその存在の大きさを理不尽なヘディングで見せてくれた。スーパーサブ的な役割で運動量を抑えてゴール前での力を出せるようにしたい。

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大橋祐紀 ひたむきに走るストライカー 100点

献身的に動きプレスをかけて裏に抜け出しキープもできる万能FW。前半戦はそこで体力を使いゴール前での 精度やボール中心のプレーとなりゴールに矢印が向いていなかった。彼自身も悩んだと思うが後半戦は愚直に ゴールへと向かう姿勢が身を結び4得点。ゴールの取れないFWは…と言われることもあるがそもそもチームが上位相手にも競り合えているのは大橋の献身的なプレスやキープがあってこそ。数字だけにとらわれて彼の本質的な動きを評価しないと正当な評価にならない。頑張っている人はそれ相応の評価がある。だからこそ大橋は人の心を掴むことのできる選手。来年は思い切ってゴールへと向かってほしい。

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タリク タリクカワイイ 100点

今シーズンも怪我で出遅れてしまい出場時間は伸びなかった。しかしクオリティは1人飛び抜けており裏への飛び出しと献身的なディフェンスはチームを助けてくれた。新しいサッカーへの取り組みは今でこそ成果を結んでいるもののこの2年は選手の個人の力で無理やり保つ場面も多くタリクにはプレス面での無茶や繋ぎでの引き出しを担ってもらった。大橋や町野が成長しクオリティが保てるようになったことに加えタリク自身長く同じチームに在籍しないことから退団ではないかと思っている。 梅干し食べれないのカワイイ。

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町野修斗 お笑いもサッカーもエース級 100点

1年で完全にフィット。プレスも北九州時代の経験を活かして周りの状況を見ながらかけ、体格を活かしたドリブルや1つ落ちてくることでチャンスメイクも。ロングスローという武器も持っており起点になりながら自分も ゴールへの意識を絶やさない。お笑いの方もエース級で試合に出てない時に人1倍喜んだり鬼滅の刃のコラボ動画では猪之助のマネをしてサポーターに笑いを届けた。 個人的に1番のお気に入りは夏キャンプでロングスローをしながら帰っていくやつ。

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石原直樹 孤高のストライカー 100点

出場は少なかったが出た試合では状況を読んでチームのために動く姿は流石の一言。ルヴァンでは若手やサブの中心となり自分の力をゲームを作ることに注いだ。若手の良き相談相手にもなり僕たちが見ている以上に大先生の力は大きい。強豪を渡り歩き得点を奪ってきた経験とサッカー観を来年も若手に伝えてほしい。

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ウェリントンジュニオール スピードスター 100点

爆発的なスピードとドリブルが持ち味だが今シーズンはコロナにより入国が遅れて戦術理解が追いつかない場面が多く見られた。そんな中でも練習に欠かさず来てチームの力になろうとしてくれた。そういった姿勢が湘南のチームの底上げにつながったと思う。家族と離れて難しい決断の中で湘南を選んでくれたことに感謝を伝えたい

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根本凌 規格外のフィジカル 100点

特別指定選手として出場した今シーズンではプロ初ゴールを記録。足腰の強さが光りJ1の屈強なディフェンスを振り向くだけで押し出すその姿はまさにロマン。他の フォワードにはないスペシャルな力を感じた。プレスの面ではまだまだ改善の余地があり自分の体格を活かせるポジション取りをしつつ連携を高めていきたい。

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梅崎司 誰よりも熱く 100点

梅崎司と共に叫んだ2年半はかけがえないものだった。ドリブルでのチャンスメイクと精度でチームを牽引。 今シーズンはサブに回ることが多かったものの現代の サッカーでFWとしてどう動きボールを引き出すかの力がついた。湘南での引退も道としてあったがサブとして過ごしたこの半年でその熱さは冷めるどころか燃えたぎっている。さらなる成長を求めて古巣の大分へと復帰。燃え尽きるまでボールを蹴り続けてほしい。

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監督

浮嶋敏 新たな道へ 100点

絶望的な状況からチームを立て直してくれた監督。そこから湘南にJ1で足りなかったものを植え付けてくれた。守備ではボールではなくゴールから守りゾーンディフェンスで相手を前に行かせない。個の力に屈することなく的確にスペースを潰したことで一方的な試合が無くなった。さらにハイラインと切り替えの速さを活かして高い位置からポジションを組み直すことにより半永久的に試合を支配。間違いなく湘南にしかない魅力である。そこからはボールの保持に取り組みながら的確なポジションを取ることができた。人を動かしながら前へのベクトルを失わず進んでいく姿は新たな湘南スタイルの基盤となる。チームと選手の成長を見ながらサイドでの繋ぎ、 中央の位置どり、FWの抜け方など段階を踏んでいく姿勢が個人の力のない湘南に合っていたし見ている自分にとっても凄く納得がいくチーム作りだった。だからこそ途中のあのタイミングには納得していない。このチームは浮嶋敏が作り上げたものであり残留したのも浮嶋敏の力があったからである。チームの考えとしてはここからもうひとつ上の段階といった話でチームにも戻ってきてほしいような考えもあったので理解はしています。 様々な手段を与えて汚れ役になりながらもチームのために動いてくれた浮嶋敏の功績は今後数年でもっと発揮されるはず。本当にありがとうと伝えたい。

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山口智 智将 100点

浮嶋監督退任後にチームを任された新指揮官。おそらくタイミングはどうあれ後任を任せるつもりではあったのかなと感じる。理想としてはボールを素早くゴールを目指しながら適切なポジションを取り試合を支配するスタイル。浮嶋監督と目指す部分は変わらなかったと思う。まず守備から作った浮嶋さんとの違いとしては選手の 自由度が高くなりこのサッカーのゴールとなるような 内容が就任数試合で見て取れた。しかしながら自由度が高くなるとそこに引き連れられて伸びる選手と型にはまった戦術をこなすのが精一杯の選手とでギャップが生じ、頭も使うことで体力も消耗し、特に選手が交代した後半に露骨なペースダウンが見られた。そこからは路線変更。相手の特徴を逆手に取りながら選手の良さを活かすメンバー選考に加えて試合を通したプラン、選手への言葉選びなどどれをとってもはじめての監督とは思えないほどの智将っぷりを発揮。ホームの最終戦セレモニーでは選手を守る発言でお父さんのような頼りになる姿を見せてくれた。このチームの理想像から状況を見ての路線変更、そして残留への試合運びと選手への言葉。満点と言わざるをえない。山口監督のようなカリスマ性のある人には頼りたくなってしまうが、彼1人に負担をかけずに各々が考えて行動して理想のサッカーへと突き進んでいきたい。

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このチームが目指すもの

みなさん本当にお疲れ様でした。書いてて思ったんですがやっぱり今シーズンの仲間たちはみんな良い選手で、話し始めると止まらない。大好きな仲間です。ブログも3日かかっちゃいました笑。話を変えてこのチームが目指すサッカーは既に見ています。浮嶋さんの初采配となった横浜Fマリノス戦と山口監督の勝てなかった最初の数試合です。ゴールに直結して魂のこもった湘南の良さに加え、相手の出方を見ながらプレーを変える柔軟さ、そして良いポジションを取りスペースを活かし試合全体を通してアグレッシブに動く現代的なサッカー。これらを全て組み合わせて湘南色の現代的なサッカーが彼らの采配から見て取れました。とても面白そうですよね。

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そのためには積み上げのある現戦力の契約更新に加えてゴールへ直結するスペシャルな能力を持った選手が欲しい。そういった意味で水沼の噂はベストだと思ったんですけどね。現戦力でゲームの展開やクオリティは保持しながらスペシャルな能力を持った選手の補強で得点を奪っていく。こんな形でチームを作っていくのではないかと思っています。そして今後順位を上げていくとなると中堅選手は移籍が予想されますよね。そうなった時に若手の底上げが必須となる。サイクルの激しい我々に取って若手の成長は生命線なのです。新卒選手が多いのはそのような理由ではないかと思います。まぁ年齢なんて関係ないなと今シーズン思いました。もう厳しいかなと思っていたベテランが爆発的な成長を遂げて、お手本にした若手は課題と向き合い真摯にサッカーな取り組み、 中堅選手はこのチームを支える要となった。誰だろうとベルマーレのために全力で走る。このクラブにもそんな伝統みたいな価値観が根付き始めたのかもしれない。 本当にいろんなことがあったJ1の旅は終わり定住するための挑戦が始まったと思います。ここからの旅もきっと厳しく険しいものでしょう。それでも僕たちなら大丈夫湘南らしく全員でこの先も進んでいけば良い。

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まとめ

めちゃくちゃ長かったですね。語るとどんどん想いが溢れてきてしまい気がつけば3日に分けて作業してました

辛かったけど楽しいシーズンでした。サッカーの楽しさを改めて教えてくれた。素晴らしいチームと仲間に出会わせてくれたことに最大限の感謝とリスペクトを。

ありがとう2021年の最高の仲間たちよ!

引用リンク

公式サイト


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