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清水エスパルス戦レビュー    自分たちにできること

こんにちは。久しぶりのチケット完売で盛り上がりを見せたゴールデンウィークの試合でしたが1-4で完敗。 非常に残念な結果となってしまいました。試合後には コールリーダーが話の場を設けて選手たちに応援してるぞという気持ちを伝えてくれましたね。

どうしても感情的になってしまう試合でしたがその中でも何故そうなったかという議論が必要です。強くなるために、ここから脱却するために反省をしていきましょう


はぁ…勝てない…笑

清水エスパルスのスタメン

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キーパーは日本代表の権田が務めます。442の並びでサイドには白崎と中山。中山はスピードがあり白崎はサイドの選手ながら中央に入ってきたりと左右で特徴的な動きをします。サンタナの周りを衛星のように動きながらドリブルで剥がしてくる鈴木にも要注意です。プレスかブロックを作るのかの判断が早く、まずゴールを閉じる守備の固さはリーグでも屈指。そこからのカウンターに注意したかったですね。

湘南ベルマーレのスタメン

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ウクライナ支援のために作ったひまわりユニホームを着ての試合でした。キーパーには好調を維持していた富居が抜擢。3421のシステムを採用し、ウェリントンを頂点に山田と池田が高い位置を取って聡が攻撃に参加していくような形になりました。各々の能力を活かしながらリスクとの兼ね合いを考えてポジションを取りたかったですね。

うつむくな

序盤は湘南ペース。清水がプレスに出るかを伺っている隙に山田直輝、池田昌生が間で顔を出し攻撃を組み立てます。権田のセーブに阻まれましたがミドルシュート含めてゴールに迫るシーンも多かったです。しかし清水は最初の15分で戦況を見極め戦い方を定めました。

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コンパクトにゴール前で構えてスペースを消します。 ゴールを閉じてボールを持たせられた湘南。1番苦手な 対応のされ方ですね。こーゆー時は動きを入れて相手のラインを崩したりサイドに広げて相手と相手の間を狙うのがセオリー。直線的にゴールを目指せないのであればすぐに思考を切り替えなければいけません。しかし湘南はここで動きがストップ。無理に縦につけたことでミスからカウンターを食らいます。

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中途半端に前に出たことで湘南は切り替えのプレスに行くことができません。そして清水のカウンターの起点となったのは鈴木唯人。少し落ちて湘南のボランチとCBの間で受けることで誰もアタックにいけません。間を空けるとドリブルで運ばれて湘南は対応できず。その流れのカウンターで中山に決められ失点。自分たちのミスからとはいえ戦い方を見極め自分たちの形に持っていった 清水と対応が遅れ判断を誤った湘南という構図になってしまいました。少し前までできてたことができなくなってしまうのは残念ですね。ただまだ1点。ここからいくらでも修正して持ち直せるだけの時間はあります。

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ところが湘南は修正ができずにずるずるとラインを下げ当たりも弱くなります。清水のセットプレー。フリックされたボールはフリーのサンタナへ。富居がスーパーセーブ!こぼれ球にも反応してピンチを切り抜けます! しかし2度こぼれたボールに反応したのは清水の選手。鈴木唯人が決め2-0。やっぱり試合が終わるまでは全力で戦ってほしいですね。失点してからの湘南はどこか 元気がなくわくわくするようなプレーが減りました。 盛り返すだけのメンタリティが湘南にはなかったんです

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前向きな清水と焦る湘南

清水はリードをしたことで前向きにチャレンジ。   鈴木唯人を中心に湘南ディフェンスを崩したことで迷いが生まれプレスがハマらなくなります。

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清水はボランチとサイドが落ちてきてビルドアップ。 湘南のウィングとボランチを引きつけます。そうすることで裏が空きFWが流れて起点に。この流れから白崎に決められ3-0。鈴木唯人が縦横無尽に動き回ったことでここに誰が当たるかを整理できず。中途半端に出たことで湘南の弱点である3バックの裏を取られた。正直完敗です。湘南は自分たちで考えてサッカーができてなかったと思います。

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湘南は一気に3枚替え。山本、古林、米本を下げて大岩広教、瀬川を投入。352のいつも通りの形で再スタートを切ります。プレスが整理されたことで盛り返しに成功した湘南。人数をかけて攻めます。杉岡のクロスに大岩が合わせて1点を返しました。ここでなんとか盛り返してやろうという気持ちが見えたのがよかったですね。しかし清水はすぐさまセットプレーから鈴木義宜が気持ちで押し込み4点目。湘南にとって苦しい1点が入りました。

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湘南はフォーメーションを433に変更。しかしこの布陣も付け焼刃。プレスが定まらず上手く機能しませんでした。この試合を通して思ったのはやはり一気に多くのことをやろうとしても上手くいかない。1つ1つ丁寧に 対処していかなければいけないと思いました。この試合で言えば鈴木唯人を誰が捕まえるのかを整理してから 清水のブロックをどう崩すかの意図を合わせなければいけなかった。433もどう攻めてどのようにボールを奪うかを設定しないとただのフォーメーションの羅列になってしまう。その曖昧さから自信を無くして失点したら下を向いてしまうのはとても悲しいです。そんなサッカーはつまらないし気持ちも乗らない。もっと楽しそうに生き生きとしたサッカーを見せてほしい。湘南には笑顔が良く似合いますから。

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まとめ

残念な試合でした。気持ちがのらず悔しいという感情すら湧いてこなかった。どこか他人事のようにピッチを見てしまっていました。

自分たちのやりたいことがあるのかもしれません。ただサッカーの目的は点を取って勝つこと。そこに向かってただひたむきにボールを追いかけてほしい。そんな湘南の姿が好きですから。

今日のアウェイ福岡戦では気持ちが昂るような試合を期待しています。頑張って!!

引用リンク

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