たのしくて、いろんな花を染めちゃいました!フローリスト実験室 実験3
自分の手で染めの花の制作に挑む、
フローリスト実験室。
フローリスト実験室実験2 ▶︎ 花を七色に染めてみた!
さあ、これをさまざまな花で試してみたくなりました。
着色剤「ファンタジー」の色カタログに記載のある、染色におすすめする花は、バラ、ラナンキュラス、ガーベラ、チューリップ、スカビオサ、ピンポン菊、カスミソウの7種だそう。
よりおもしろい染めのバリエーションを発見することを期待しちゃいますね。
さまざまな花材で挑戦してみました。
実験方法
一般的な花店で見られる7種の花材を用意しました。
染色前の姿と、2〜3時間程度染色した後の染まり方の変化を観察しました。
染まりやすいぞ、ハボタン!
染色しやすいと定評のある、タキイ種苗の‘フレアホワイト’を使用しました。
染色液に浸けた10分程度後から変化が見えはじめ、2.5時間で染色完了!
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ミント 2.5時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611563388-J7PEedzrYu.jpg?width=1200)
マスタード 2.5時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611573172-1pNf5o4VjM.jpg?width=1200)
ラベンダー 2.5時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611584375-Tc0k5Sw6TT.jpg?width=1200)
オレンジ 2.5時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611594012-BrUGgJGTAh.jpg?width=1200)
レッド 2.5時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611604335-sOWPQ39hLw.jpg?width=1200)
キャメル 2.5時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611613400-fauzXBpm55.jpg?width=1200)
まさかのアーティスティックなグラジオラス
水の吸い上げが早い球根花です。
徐々に黒い線が脈に沿って現れ、開始15分でこの姿に!
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ブラック 3時間経過
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カラーオンカラー。幻想的なアルストロメリアに
純白ではない花の場合、もともとの薄いピンクやクリーム色の花弁の上から、ブルーに染まる結果となりました。
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コバルト 2.5時間経過
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キクはポップな花に早変わり!
ルビーは時間が足りませんでしたが、ピンクのような染まり方に。
メロンの方が比較的染めムラも少なく仕上がりました。
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メロン 2.5時間経過
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ルビー 2.5時間経過
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ストライプがおしゃれに。アリウム・コワニー
花弁全体が染まることはなく、中央の脈に沿って染色液のストライプが入りました!
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アプリコット 3時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611797131-GrfqdTYvei.jpg?width=1200)
パープル 3時間経過
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好きな人は好きかも、ストック
輪数が多くなるほど、短時間での染色は厳しいと思います。
染めムラが多くなりました。
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チョコレート 2.5時間経過
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グリーン 2.5時間経過
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ヒペリカムのプリプリ感は染まるのか?
染色開始15分後でも変化がなく、20分経つ頃にようやくピンクに変化が見えはじめ、経過3時間でほんのり色づきました!
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ピンク 3時間経過
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ブラック 3時間経過
![](https://assets.st-note.com/img/1711611874114-sjF4lJPJz4.jpg?width=1200)
輪数の多いキクやストックに染めムラが見られましたが、より長時間浸けておけば、さらなる変化があったのかもしれません。
しかし、この染めムラがナチュラルなバイカラーを見せており、きれいに染まり過ぎないことにもよさがあることを実感しました。
今回用意した7種は、途中、失敗を予想したものもありましたが、最終的にはすべてが染まりました。
染色のできない花があるかメーカーに問い合わせたところ、トルコギキョウ、湿地性カラー、スターチスはきれいに染まらない、との回答がありました。
実験の詳細は、月刊フローリスト2018年4月号をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1711611966556-SfK8sjuwSV.jpg)
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