見出し画像

「えんとつ町のプペル」感想

「2021年やりたいことリスト※下記リンク」の中の一つである「my best 映画を見つける」を達成するために映画『えんとつ町のプペル』を1人で見に行ってきました。以下ネタバレが含まれるので、嫌な方は今すぐ映画館へ直行して戻ってきてください。
https://note.com/shokui/n/n230dc58f9c05

◆一言でこの映画を表すならば...

『 my best 映画 誕生おめでとう!!』
です。

「2021年はたくさん映画を見て、その過程で、人生の教科書とでもいうような映画を見つけられたらいいな…」なんて思っていました。
2021年始まって3日足らずで見つけちゃいました。
2021年1本目の映画でもう見つけちゃいました。
#じゃあもう映画見なくて良いな
#でも映画は見続けたいよ

映画館で初めて涙しました。心に刺さりまくりました。

この映画はキングコングの西野亮廣さんが制作した絵本が原作です。僕は西野さんのオンラインサロンに入会しているのですが、そこでこの映画に懸ける想いや、映画の背景にある西野さん自身の姿をよく知っていました。純粋にストーリーだけでも素晴らしすぎるのですが、そういった背景のことを知っていると映画に奥行きが出て、気付いたら付けていたマスクがびちょびちょになっていました。
#鼻水じゃないよ
#マスクは複数持っています


◆何故これほど心が動いたのか


話は逸れますが、僕は「人の心を動かす」というビジョンがあります。小さい時から、サプライズしたり、親を驚かせるのが大好きでした。相手が想像する以上のことをやって、相手の表情が崩れる瞬間を見ることに快感を覚える変態です。今後の自分の行動も目の前の人の心を動かせるようなものでありたいと常日頃思っています。なので、ここの分析をしっかり行うことは僕にとってマストなのです。

さて、僕がこれほどまでに心が動かされた理由ですが、結論から言うと、
客観的に、ダサい自分を見せつけられたからです。

映画の中で、ルビッチが信じ抜く夢を何度も否定するアントニオというキャラがいるんですね。実は彼もかつて幼い頃にルビッチと同じ夢を抱いていた。
一度自分が諦めた夢だからこそ、諦めた自分を正当化するために、その夢を否定しちゃうんです。
これって普段、我々が生きている世界でもありうることだと思います。自分の中にもあります。自分がなりたい姿、羨ましいと思う姿に向かっている友人を素直に応援できない気持ち。自分ができていないことを相手がやっていることを認めたくないんです。相手のその努力が間違っているものだと否定することで、なんら動き出せていない自分と変わらないと解釈しようとしているんです。
そういうダサい自分をこの映画を通して客観的に見せつけられるんですよね。
それはもうグサッと心臓の奥深くまで刺さるに決まっています。
#上映中5回は心臓刺されて死にました


映画終盤で、アントニオは否定され続けても夢を追い続けるルビッチを見てついに次の台詞を発します。
「星が見つかったら、あの日、諦めた自分がバカみたいじゃないかっ! 畜生!」
そして、ルビッチを100%応援する自分を受け入れるようになるんです。
#この場面で3回は死んだ

◆映画を通して学んだこと

「自分を守ろうとして否定し続けるアントニオ」と「素直に応援できるアントニオ」のどっちがカッコイイか。前者を見て僕は“ダサい”と思ったんです。でも後者を見て僕は“かっこいい“と思った。素直にそう思いました。なんでそう思ったか、ここがミソです。

羨ましいと思う誰かを否定し続けている限り、その姿に一生なれないことに気づくべきなんです。夢を叶えるために行動している人を否定することは、“夢を叶えるための行動をしない自分“を肯定することになるので、自分が正しく存在するためには“行動をしないことを選択し続けなければならない“んです。

よって、夢を追うものを否定することは、自分の夢を捨てることという解釈ができることになります。
#段々、自分でも何言ってるか分からなくなってきた

つまり、夢を本当に叶えたいなら、そのために行動している相手を応援するべきなんです。

アントニオもルビッチを応援する自分を受容することで、かつて自分が抱いていた夢を叶えることができたのです。


夢は「自分が何かを成し遂げたい」というような承認欲求を満たすことではないのだと気付かされました。夢とは「こういう世界の方がみんなにとって幸せだから、“みんな“でそういう世界に変えていきたいよね」ということなのだと思います。自分がアイデアの発端者でなくても、その世界に近づくならそのアイデアに乗っかるべきだし、称賛するべきなんです。

この映画内で夢を叶えたのはルビッチだけではないんです。
アントニオも、ルビッチの父ブルーノも、母ローラも、
夢を叶えたんです。

◆その他、刺さった場面や台詞(※おまけ)

・ルビッチを見て
諦めなければ夢は叶うってことはもちろん映画を通して感じられることですが、
諦めなければ、いずれ仲間が集まる、ということ
今は誰も応援してくれなくても、必ず応援してくれる人が現れるということ
を痛感し刺さりました。

自分は他人から非難されることを気にして、挑戦しないことがあります。
そもそもそれは、本当にやりたいことなのか?
他人の目を言い訳にしてやらない自分を肯定しているだけじゃないのか?
やりたいことをやって、非難してくる人を気にする意味があるのか?
ということを深く考えさせられました。
自分が正解だと思うことを信じて信じて信じ抜く
その過程でついてきてくれる仲間を大事にする。

・ルビッチのお母さん(ローラ)を見て
ルビッチが町の皆に非難されている時も世間の目を気にせず、ルビッチやブルーノのことを心から応援できる姿に“言葉じゃない愛“を感じ、心が熱くなりました。

・名言
ブルーノ
「下を見るから揺れるんだ。上を見ろ」
スコップ「リスクを背負ってなんで僕が穴を掘るかって?理由は一つ。『そこにロマンがあるからだ』」
アントニオ「星が見つかったら、あの日、諦めた自分がバカみたいじゃないかっ!
畜生!」

〜〜〜〜〜〜
この映画本当に最高でした!!僕が探し求める「my best 映画」はこれでおそらく決定でしょうが、そのことを証明するためにも映画を今後も見続けようと思います。
#結局見るのかよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?