コナンのメインストーリーまとめてみた。その13

13.ラム編2

小五郎に依頼が舞い込む。羽田浩司殺害事件の真相を暴こうとする探偵がいて、小五郎とその探偵の対談企画をやりたいと。コナンは小五郎と共にその探偵が宿泊しているホテルへ向かう。

しかし探偵は殺されていた。そして現場の隣の部屋に宿泊していたのは世良だった。もちろん隠れているが領域外の妹もいた。羽田浩司の名前を聞いた世良と領域外の妹はひどく驚く、どうやら羽田浩司を知っているようだ。世良も探偵殺害の調査に乗り出す。

真相が分かり、眠りの小五郎をやろうとしたコナンだが、変声器を落としたことに気付き焦る。その変声器は領域外の妹が拾っていた。実は領域外の妹も世良から情報で真相が分かり、そのまま変声器でコナンの代わりに眠りの小五郎として事件を解いた。

犯人は抵抗し、ベランダから世良の部屋へと逃げる。そこで領域外の妹と遭遇するが、なんと彼女に瞬時に急所を突かれ気絶させられた。コナンが駆けつけた時には彼女の姿はなかった。この早業はあの領域外の妹がやったのだとコナンは考えた。

世良も領域外の妹を心配し部屋に戻るが、ママ、と叫んでしまう。コナンは世良と領域外の妹の関係を疑問に感じる。

事件解決後も世良は領域外の妹をママと呼んでいた。そして殺された探偵は、浅香は例の手鏡を持っていて女である、という情報を入手していたが、それを聞いた領域外の妹は、そんなことか、くだらん、と全く驚かなかった。

一方、ジンとウォッカもこの探偵殺害事件を把握していた。ジン曰く、17年前の羽田浩司殺害事件はラムが抜かった仕事らしい。そして今回の事件も小五郎が絡んでいたことが気になるジンは、再び小五郎を疑うように。

この日、コナンと沖矢はあるミュージシャンがASACAという新曲を出すことを知り、蘭と園子と一緒にそのミュージシャンのリハーサル会場へ向かう。この話は組織も把握していて、安室もバーボンとして調べに来た。安室の側には彼の喫茶店ポアロでの仕事仲間の梓もいたが、コナンは梓がベルモットの変装だと気付く。

ミュージシャンは遺体として見つかった。捜査するコナンや沖矢、安室たち。そしてこの話で、読者はスコッチの真実を知る。

スコッチは公安警察で、安室と共に組織に潜入していた。ある時彼は組織に正体がバレ、赤井に追われる。スコッチは赤井の拳銃を奪い自決しようとするが、赤井はそれを止め、自分はFBI、逃してあげられる、と説得した。

そんな時、階段を駆け上がり向かってくる足音が聞こえ、赤井はそれに気を取られてしまう。逃げられないと思ったスコッチは拳銃で自らの左胸を撃ち抜き、自決した。その左胸のポケットにはスコッチの携帯電話があり、赤井はスコッチが自分の家族や仲間を守るために携帯電話も壊したのだと理解した。

しかしその足音はスコッチを心配してやってきた安室のものだった。こうして赤井は自分がスコッチを殺したということにした。安室は自分の足音が原因でスコッチが死んだとは夢にも思わなかった。

スコッチの遺体を確認した安室は、彼が自殺したことを見抜いていた。しかしスコッチが赤井に自殺させられたと思い、あれほどの男なら自決させない道も選べたはずなのに、と憎むようになる。これこそ安室が赤井を嫌う原因である。

事件解決、ASACAという曲は羽田浩司殺害事件とは関係なかった。そしてこの事件の調査中、やはり沖矢=赤井だと確信した安室。

一方、梓に変装したベルモットは蘭に正体を気付かれてしまう。前に私のことをエンジェルと呼んでいた女性ですよね、と尋ねられたベルモットは、それ以上踏み込んではダメ、あなたは私の宝物だから、と答える。そしてコナンと蘭を見つめながら、この世でたった二つのね、と思うのだった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?