コナンのメインストーリーまとめてみた。その9

9.バーボン編2

キャンプに行くコナンたち。灰原と少年探偵団は犯行現場を目撃してしまい、犯人に山小屋の中に閉じ込められ、火もつけられてしまう。子供の力では脱出できず、灰原は持っていた解毒剤を飲み志保に戻ったことで、皆は助かった。

その見知らぬお姉さんにお礼をするため、少年探偵団は志保を撮影し、小五郎に探してもらおうとした。実は鈴木財閥は来週豪華列車ベルツリー急行を運行するが、園子の計らいでコナンたちも乗車できることになった。乗車にはパスリングが必要で、この日灰原と少年探偵団はそれを指にはめたままでいた。

その夜、毛利探偵事務所に安室が侵入。パソコンを立ち上げ、送られてきた志保が写っている動画を見つけ、指のパスリングに気付く。直後パソコンがハッキングされてしまう。その時間、工藤家にいる沖矢もパソコンを見つめるのだった。

ベルツリー急行運行当日。コナンたちの他に、世良、安室、沖矢も乗車していた。赤井に似た火傷の男もうろついており、灰原は彼から組織の匂いを感じ、怯える。また、沖矢のそばには謎の女性がいた。

組織もシェリーがベルツリー急行に乗車することを把握し、彼女を始末するためにベルモットとバーボンが乗車した。

灰原にベルモットからのメールが届く。『覚悟は決まった?』震える灰原は客室から出る。この時例の18番目のカセットテープの伏線が回収される。

実は当時エレーナたちは恐ろしい薬を作っていて、ラボの仲間は夢のような薬だと浮かれていたけど、厚司とエレーナはある願いを込めてシルバーブレット(銀の弾丸)と呼んでいた。でもそれを完成させるためには娘たちと別れなければならなかった。

それを思い出した灰原は、ごめんお母さん、私こんな薬作っちゃいけなかった、と後悔するが、今は志保に戻ってから死ぬことで皆を巻き込まないようにするしかなかった。

火傷の男、歩いていると向こうから例の謎の女性がやってきて、すれ違いざまに話しかけてきた。驚く火傷の男。その直後、世良と出くわす。世良は火傷の男を赤井だと思い、秀兄!でも秀兄は死んだって!言い終わるや否や、火傷の男にスタンガンで気絶させられた。

列車内に事件が起き、コナンが眠りの小五郎として解いている時、火傷の男は謎の女性の客室にいた。そして謎の女性も登場する。もうこんな事やめたら?シャロン?

謎の女性は有希子、火傷の男はベルモットの変装だった。有希子がすれ違いざまに言っていたのは、私たちがあなたを出し抜いたら、今度こそ彼女(=灰原)から手を引いてくれるわよね、だった。同じ頃、沖矢が気絶した世良を助け出した。

有希子とベルモットの会話が続く。有希子曰く、コナンは以下のことを睨んでいる。ベルモットは新一とシェリーの幼児化を知っていながら組織に話していない、それには理由があるはず。それと板倉、元々彼は映画に携わる仕事でベルモットとは犬猿の仲だった、なのにベルモットはそんな彼にソフトの開発を依頼した、そのソフトは幼児化を隠す理由と関わりがあるのでは、と。

有希子の計画では、灰原を保護したあと有希子が志保の変装をしてベルモットたちの前に現れ、殺されたように見せかけるつもりだった。しかし灰原をまだ保護できておらず、その上ベルモットに変装道具を処分されてしまった。

ベルモットは仕掛けてあった発煙筒を発動させ、火事に見せかけた。煙が発生した車両にいるのはコナンや事件の関係者たち。火事なら火元から離れるのが普通。しかしシェリーはそれが罠とわかっていながらあえて煙の中心部へ向かうだろう。そうやって灰原をおびき出そうとした。

有希子にコナンからの電話がかかる。ベルモットはそれを奪い取り、有希子の口を塞ぎ、有希子の声と喋り方を真似して電話に出た。コナンはどこにも灰原が見当たらないと言い、ベルモットは前の車両にいるんじゃないと答え電話を切った。その直後、バーボンからシェリーを見つけたとの連絡が来る。

その頃、煙の中心部にいた志保に、安室が近づく。初めまして、バーボン、それが僕のコードネームです。

バーボンこと安室は、志保の両親と面識があり、そして諸星大(赤井)とはライバル関係で、前々から彼がFBIだと気付いていた。赤井が殺されたことを信じられず、ベルモットの協力で赤井に変装し、関係者の周りをうろついて反応を見ていた。つまりジョディやキャメルの前に現れた火傷の男は、安室の変装だった。

安室の計画では志保を貨物車に追い込み、その連結部分を壊し、そうして貨物車ごと孤立した志保を安室の仲間が回収し、生きたまま連れ帰る予定だった。しかし貨物車の中は爆弾だらけ、ベルモットが是が非でも彼女を殺すつもりだと安室は理解した。仕方なく志保に来てもらおうとすると断られて、貨物車の扉を閉められた。

そんな時後ろから赤井に似た男が現れる。安室は最初ベルモットだと思ったが、次の瞬間その男は手榴弾を投げてきた。ベルモットじゃないと察した安室。その男には火傷はなかったのだ。

手榴弾のせいで連結部分が壊され、その音を聞いたベルモットは仕掛けた爆弾を起動させた。貨物車は爆発した。

爆発により、列車は終点の前の駅で停車。ベルモットはジンにシェリーが死んだことを伝えた。しかしその直後、阿笠におんぶされている灰原が現れる。実はとっくに灰原は保護されていて、コナンの電話と有希子の計画はベルモットを騙すためのフェイクだった。

なら爆発に巻き込まれた志保は誰か。怪盗キッドである。ハンググライダーでなんとか逃げた。実はベルツリー急行は来月宝石を展示するつもりだったが、キッドは乗客に変装し、その宝石を盗むための下見に来ていた。しかしコナンにはバレバレで、見逃す代わりに志保に変装させられていた。灰原を助けるため、コナン、有希子、沖矢、キッドたちが協力していたのだ。

こうしてシェリーは組織にとって死んだことになった。しかし安室は火傷がない赤井に似た男が気になり、赤井の死をもう一度調査することに。その背後、目を見開いた沖矢。その目は赤井の目にそっくりだった。

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