コナンのメインストーリーまとめてみた。その11

11.バーボン編4

ジョディの女友達が襲われ、コナン、ジョディ、キャメルが捜査に協力する。そこへ被害者に探偵として依頼された安室もやってくる。

安室はFBIの2人をひたすら煽り、最後に、とっとと出て行ってくれませんかねぇ、僕の日本から、と吐き捨てる。その言葉や前にゼロに動揺した様子から、安室の本当の正体は公安警察だとコナンは推理する。存在しない組織であれ、という意味で公安警察はゼロとも呼ばれているから。

事件解決後、被害者が危篤状態との連絡が入り、コナン、ジョディ、キャメルは急いで病院に向かう。コナンとジョディが被害者の病室に着くが、そこにいたのは目を覚ました元気な被害者の姿だった。

一方、病院の入り口にいたキャメルを、安室は呼び止め、楠田の情報を引き出そうとする。キャメルはもちろん一切情報を漏らさなかった。直後現れたジョディに楠田のことを喋ったかを確認され、奴が拳銃自殺したことなんて言ってない、と答える。そしてジョディは消えた。

そんなキャメルの元に、コナンとジョディが登場。情報交換後3人は罠だったと気付き、コナンは大きく動揺する。

最初の消えたジョディはベルモットの変装だった。こうして楠田が間違いなく拳銃自殺したことを知った安室は、赤井は死んでいないと推理する。ベルモットは否定し、その時赤井が発した、まさかここまでとはな、という言葉は間違いなく本心だと断言すると、安室はコナンのことを思い浮かべ、微笑んだ。

夜。安室は工藤家を訪ね、初対面の沖矢に、赤井の死について語る。

水無の一件、当時コナンの携帯電話は楠田に触られ、そして赤井と思しき遺体の指紋はコナンの携帯電話にあった指紋と一致した。これらの事実から、その遺体は楠田のものだと推測できる。赤井の指紋が携帯電話になかった理由は、指先にコーティングをしていたからだろう。

自分と同じ服を着せた楠田の遺体を車に乗せ、撃たれる時にタイミング良く入れ替わればいい。血に関しては、血糊を噴き出す装置を阿笠に発明して貰えばいい。頭を撃ったのはジンに命じられたからだが、ジンが拳銃で殺す時はいつも頭を狙うため、予想は簡単。

そして赤井のあの言葉、まさかここまでとはな。あれは自らの不運を嘆くものではなく、まさかここまで『読んでいた』とはな、そう、この計画を立てたのはコナンで、赤井の言葉はコナンを賞賛するものだったのだ。

あとは赤井の死後、コナンの周りに現れた人物を調べればいい。安室は沖矢こそ赤井の正体と突き止め、今夜工藤家にやってきたというわけだ。

同じ頃、コナンの動揺を不審に思ったジョディは、赤井の死を再調査するために、彼が殺された来葉峠へキャメルと共に向かう。道中今までの事を振り返り、安室と同じ推理に辿り着く。

しかしジョディとキャメルの後ろには何台もの車が追ってくる。安室の仲間だ。キャメルは逃げ切ろうとするが、タイヤがエア漏れしてしまい、いよいよ追いつかれそうになる。

仲間の生死がかかっている、変装を解け、と安室は沖矢に迫る。顔は変装、声は阿笠の発明品のチョーカー型変声器を使えばいい、と続け、沖矢の隠された首元を確認する。しかし何もなく、狼狽える安室。

一方キャメルの車内、後部座席から懐かしい声がする。屋根を開けろ、と。赤井だ。喜ぶジョディとキャメル。キャメルの協力で赤井は安室の仲間の車を狙撃し、動きを止めた。

しかし赤井は逃げずに戻り、戻った先では安室に電話で報告する安室の仲間がいた。赤井は拳銃と引き換えにその電話を取り、久しぶりだなバーボン、楠田が自殺した時の拳銃を渡したから調べろ、日本ではFBIより公安警察のほうが調べやすい、と話す。この話のその後は未だ回収されず。

赤井は組織にいた時から安室が公安警察ではないかと疑っていて、安室の本名が降谷零、であることも把握していた。安室の企みに気付いた赤井は、狩るべき相手を見誤るな、と言い、そして最後に一言。彼のことは今でも悪かったと思っている。

その一言で安室は一瞬怒りを露わにしたが、すぐに元通りになり、工藤家を後にした。

沖矢は家の一室に入ると、そこにコナンがいた。実は今夜の沖矢はコナンの父優作が、妻有希子に変装して貰った姿だった。これらは全てコナンの計画だった。優作に赤井はまだ戻ってくるのかと聞かれたコナンは、ああ、守らなきゃいけない奴(灰原)がいるから、と答えた。

後日、ジョディとキャメルは工藤家を訪ねる。沖矢=赤井のほかにコナンと有希子もいて、ここで沖矢の姿は有希子の変装によるものだと明かされる。なお赤井は自分1人で完璧に沖矢に変装できるようになった。

ちなみに灰原が沖矢から組織の匂いを感じた理由は、そもそも赤井は組織に潜入した時期があったから。

赤井は全ての真実をジョディとキャメルに告げた。実は当時赤井を止めたジェイムズは、指先のコーティングに気付いてしまったため、赤井の計画と生存を把握していたのだ。ジョディたちに言わなかったのはまさに敵を騙すにはまず味方から。

同じ頃、安室はベルモットと一緒にいた。赤井は本当に死んだという嘘の報告すると、次に衝撃的なことを話す。

どうやらベルモットにはボスに関する秘密があり、安室はそれを知っている数少ない人物。その秘密は組織のメンバーも知らないもので、もし安室が亡くなったり行方不明になったりすればその秘密が組織内にリークされてしまう。ベルモットが何度も安室に協力したのはその秘密を守るため。しかし安室が、まさかあなたがボスの、と言った時、ベルモットにそれ以上言うなと阻止されたため、未だに明かされず。

そしてベルモット曰く、組織に潜入したのがバレたために殺された公安警察がいたらしいが、ベルモットはその人のコードネームを忘れた。安室は、スコッチ、と答えた。

赤井はジョディたちを呼んだ理由を話す。今朝水無から赤井にメールが届いたのだが、RUM、の三文字しかなかった。たった三文字で、ジョディには伝えていないため、水無は今それだけ切羽詰まった状況だと考えられる。RUM(ラム)は組織のNo.2。ついに動き出したのか。

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