コナンのメインストーリーまとめてみた。その7

7.キール編3

楠田の死により、ジンは杯戸中央病院に狙いをつける。まず人為的災害を起こし、病院の急患を増やすと、その中に組織の一員を紛れ込ませる。そしてジェイムズに爆弾を送る。キャメルの力でなんとか爆弾を処理したが、今度は荷物に隠された大量の爆弾が病院に配送される。

FBIは爆弾を回収する真っ最中、病院のテレビに水無が自分はもう回復したと話す映像が流れる。焦ったFBIたちは爆弾を持ったまま水無の病室に向かうが、水無は何事もなくベッドに横たわっている。実はその映像は偽物で、さらに爆弾全てに発信機がつけられていた。こうしてジンはFBIを利用し、水無の病室を把握した。

騙されたことに気付いたFBIは、水無を脱出させようとする。コナンは阿笠に頼もうと電話をかけようとするが、赤井に携帯電話を取り上げられた。結局FBIの車を使うことになり、カモフラージュしたものの、ジンはそれすらお見通しで、水無のいる車を突き止める。

その車を運転しているキャメルは、目を覚ました水無に攻撃され、車を止める。水無は車を降りてジンたちと合流。キャンティはキャメルを殺そうとしたが、その瞬間キャメルの持っていた爆弾が爆発し、ジンたちはその場を去った。

水無はまんま組織に奪われたように見えるが、これらは全てコナンと赤井の計画である。実は水無はとっくに目を覚ましていて、コナンと赤井はそれに気づいた。そして数日前、水無の病室に忍び込んだ瑛祐も交えて、真実が語られる。

水無怜奈の本名は本堂瑛海(ひでみ)で、瑛祐の姉だ。事は姉弟の父、イーサン・本堂から始まる。彼はCIAで、組織に潜入していた。瑛海も父の背中を追って同じくCIAに入り組織に潜入。ちなみに水無がコナンに使った首に手を置く動きは、CIAの嘘の発見方法である。瑛祐も使えたのは姉に教わったから。

4年前、父娘が任務で接触すると、イーサンは瑛海の服から組織につけられた発信機を見つける。このままでは任務がバレるため、イーサンはこんな時のために用意していた計画を実行し、他殺に見せかけ、自決した。そして瑛海はやってきたジンに、この人を怪しみ接触すると、逆に捕らえられたがそれでも屈せず、隙をついて拳銃を奪い殺した、と説明した。瑛海は組織に賞賛され、キールというコードネームを得た。

しかしこれらのことを瑛祐は全く知らなかった。だから姉にそっくりの水無の情報を集めていたのだ。コナンと赤井の推理で真実を知り、姉と再会を果たす。

そこから水無を組織に送り返す計画が立てられた。危ない役回りを引き受けたキャメルは無事、ちゃんと爆発から逃げられた。

こうして水無は組織に戻ったものの、疑われてしまう。もう一度信頼させろと言わんばかりの指令が下る、赤井秀一を殺せと。

赤井は水無から連絡を受ける、来葉峠に来て欲しいと。ジェイムズは気づき赤井を止めようとするが、結局赤井は向かった。ジンは近くの車の中、モニターで水無を監視している。

水無はやってきた赤井の肺を拳銃で射抜く。しかしジンに頭を狙えと命じられる。赤井『まさかここまでとはな』水無『私も驚いたわ、こんなにうまくいくなんて』そう言って水無は赤井の頭に発砲すると、赤井は倒れた。水無は爆弾を仕掛けその場を去った。

警察がやってきた時には、車の中の遺体は身元が分からないほど焼けていたが、なんとか指紋は取れた。このニュースが流れ、嫌な予感がしたジョディは、赤井がコナンの携帯電話を取り上げたことを思い出し、それを持って警視庁へ。指紋照合の結果、コナンとジョディ以外は1人の指紋しかなく、それが焼死体の指紋と一致したのだ。赤井が亡くなったのだと、ジョディは号泣した。

一方瑛祐は、父と姉同様CIAを目指し渡米することに。彼はその前に蘭に告白するつもりだった。コナンはダメだよと言ってそれを止めると、瑛祐はコナン=新一と確信する。なんと瑛祐は最初からそれに気付いていたのだ。そしてFBIの誰かが亡くなったらしいと言う瑛祐に対し、コナンは大丈夫さ、と思いながら微笑んだ。

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