コナンのメインストーリーまとめてみた。その16

コナン メインストーリー
16.ラム編5

小五郎に依頼が舞い込む。安室が居合わせたので一緒に向かうことに。そして事件の途中で安室はエレーナのことを思い出す。以前と違い、今回は長めの回想。

子供のころ安室は、宮野夫妻が開業していた宮野医院の近くに住んでいた。ハーフで、肌や髪の色が他の人と違うことを理由にいじめられていて、いつも喧嘩で怪我をしていた安室。その度明美に宮野医院に連れられていた。

エレーナは人見知りだが、同じくハーフの安室には気をかけ優しくしていた。安室はエレーナに会う口実のためにわざと何度も怪我をしていた。

当時厚司はとある研究をしていて、そのスポンサーになりたいと烏丸グループが申し出る。エレーナに姉がいて、その姉が胡散臭いと言っていたこともあって断ろうとしていたが、エレーナが灰原を妊娠して3ヶ月目、結局家族のために厚司は申し出を受け入れる。悲しいことに宮野家の悲劇の始まりである。

事件中に安室はバーボンとしての役目のため、蘭が持つ工藤宅の鍵を盗み合鍵を作っていた。そんな安室の動きにコナンは気付く。事件解決後安室は工藤宅に侵入。その直後に赤井が現れ、二人はお互いに拳銃を向け対峙する。

そんな緊張の中明かりが付き、工藤夫妻が登場。優作は安室に紅茶を勧める。優作、有希子、赤井、安室によるお茶会の詳細は不明。

今度の事件の主人公は交通部の苗子。彼女は千葉刑事の幼なじみで、千葉とは今でもお互い好き同士だが、千葉は彼女こそが幼なじみの苗子だとはずっと気づかずにいた。

事件は交通部を狙うもので、同じく交通部の由美を心配した羽田は、兄の赤井に由美の護衛を頼んだ。沖矢の姿の赤井はしっかりと酔っ払いから由美を守った。

由美は安全だが、苗子は犯人に捕らえられてしまう。コナンは犯人を推理し、千葉と共に苗子の救出に向かう。犯人確保後、千葉が苗子を病院に連れて行く途中でようやく彼女があの幼なじみの苗子だと気付いた。

事件の後日、黒田は安室と電話で連絡を取っていた。例の件は、と黒田が尋ねると、安室は工藤宅に侵入した夜のことを思い出し、まだ何も、と答える。黒田は最後にこう付け加えた。報告を怠るなよ、バーボン。

長野県警の諸伏は自分宛ての荷物が見つかったとのことで、警視庁へやってきた。その件の担当者は佐藤と高木。亡くなっていた伊達刑事のロッカーをようやく整理したところ、中にとある封筒を見つける。滲んでいてわかりにくいが、これを長野県警の諸伏高明警部に渡してくれ、と書かれていた。だから諸伏を呼んだのだった。ちなみに送り主のところに0とだけ書かれていてその正体はわからない。

諸伏には弟がいて、名前は諸伏景光(ひろみつ)。景光の幼少期に彼ら兄弟の両親が亡くなり、彼だけ東京にいる親戚に引き取られる。警視庁で刑事として勤めていたが、辞めたらしく、それ以降ずっと連絡が付かずにいた。

封筒を受け取る諸伏。その中身は真ん中に穴が空いた携帯電話だった。その裏にはHの文字が刻まれていた。推理力の高い諸伏は瞬時に、これは弟の携帯電話、Hは景光のイニシャル、連絡が付かなかったのは刑事を辞めた後公安として働き、危険な任務に失敗してしまい、自決の際自分の携帯電話も一緒に壊した、そしてこの封筒はきっと弟の死を知った人物が伊達を通して兄である自分に知らせたかった、のだと理解した。遅れてしまったが、諸伏はようやく弟の死を知った。

帰路に着く諸伏。封筒にある0の文字を見て、景光が東京に引き取られた後に彼との電話で言われた言葉を思い出す。東京で友達ができた、友達のあだ名はゼロ、という言葉を。

そう、諸伏景光=スコッチだと判明。あだ名がゼロの友達は降谷零すなわち安室。そしてさらに読者には、安室、景光、伊達、そして佐藤が刑事になってからとても忘れられない爆破事件の犠牲者となった萩原研二、松田陣平という両名の警察官、この5人は佐藤の1つ上の学年の、警察学校の同期だったことがわかる。スコッチのことや、安室や伊達の関係がはっきりした。

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