コナンのメインストーリーまとめてみた。その12

12.ラム編1

コナンはラムについて灰原に聞く。灰原はラムに会ったことはないが、噂ではラムの人物像は、屈強な大男、女のような男、年老いた老人など、様々だった。しかし一つだけ共通する特徴がある。ラムは何かの事故で目を負傷し、どちらかの眼球が義眼らしい。

ある日コナンたちは長野県に行くと、長野県警の大和、上原、諸伏と再会。そして長野県警捜査一課長の黒田兵衛(ひょうえ)も登場する。

コナンは黒田のことを上原に尋ねる。警察庁から出向してきた黒田は、大きな事故に遭い、最近まで10年近く意識不明で入院していた。事故のせいで顔に火傷の跡があり、右目が義眼になったらしい。黒髪が白髪に変色し、以前とはまるで別人のようで、今でも細かい記憶は抜け落ちているらしい。

そして黒田はコナンのことを、眠りの小五郎の知恵袋、と称し、警察庁ではそう噂されていると話した。明らかにコナン=眠りの小五郎を知っている様子。

その後、黒田が警視庁へ異動し、捜査一課管理官となったことをコナンたちは知る。

ある日、コナンは世良がラーメン店に忘れたハンカチを届けることに。そのハンカチはMary(メアリー)という文字があり、コナンはすぐにメアリーとは領域外の妹の名前だと思った。やはりコナンは過去に世良や領域外の妹と会ったことがあるようだ。

のちにある偶然によって、コナンは灰原と領域外の妹が似ていることに気付き、驚く。

この日、蘭、園子、世良でガールズバンドを組み、ギターが弾ける安室に教わることに。世良と安室は初対面。この話でいくつかの事実が判明。まず、コナンはこの時初めて赤井こそ世良の一番上の兄だと知る。

そして、4年前、世良はアメリカにいるはずの赤井を日本で見かけていたことが分かる。当時赤井と一緒にいたのが、安室と、スコッチと呼ばれた人物だった。そのため世良は安室に会ったことがないかと聞いたが、はぐらかされた。世良はスコッチを兄の友達だと思ったが、その後ろで安室は憎悪の目を向ける。彼は君の兄に殺された男だよ、と思いながら。

ある日、佐藤と由美は親友同士で出かけ、そこで由美はようやく彼氏の羽田が人気将棋棋士であることを知り、例の封筒の中身は婚姻届、7つの意味は七冠王、だと気付く。羽田は既に七冠を達成したため、急いで家に帰り封筒を探す。

コナンたちと出会い、いろいろあったが封筒を入手する。そんな由美に羽田からの電話がかかってくる。今日は重要な対局だったが、羽田はずっと由美と封筒のことを考えていたために勝てず、七冠王ではなくなってしまったのだ。

別に気にしないと由美は言ったが、羽田は、初志貫徹、僕の義理の兄羽田浩司の座右の銘、男が一度決めたことは曲げたくない、と話す。由美は自分なりの言葉で羽田を励まし、頑張ってもう一度プロポーズして来なさいと告げた。こうして羽田と由美の話は無事終わったが…

帰り道、灰原はコナンに羽田浩司を知っているかと尋ねる。羽田浩司は天才棋士だったが事件に巻き込まれ亡くなっていた。なぜと問うコナンに灰原は続ける。実は彼女は組織にいた頃、その名前を見たことがあるのだ。APTX4869を飲まされた人物リストの、工藤新一の名前の下に。

羽田浩司の死は組織と関わりがあると思ったコナンは、インターネットで羽田浩司殺害事件について調べる。

17年前、羽田浩司は趣味のチェスの大会に出場するためアメリカに渡ったが、大会前夜ホテルで襲われ死亡。部屋は荒らされていて、羽田浩司は抵抗したようだ。灰原は荒らされたままなのが組織の仕業らしくないと述べた。

そして同日同じホテルの別の部屋に宿泊していたアメリカの資産家アマンダ・ヒューズという老婆も殺害されていた。アマンダは羽田浩司のファンで2人は交流があった。2人の死因はAPTX4869で間違いないだろう。

アマンダのボディガードの浅香という人物は、その日から姿を消していた。浅香は身元が謎で、容疑者として疑われるが未だに行方が分かっていない。浅香は組織の一員だと思われる。

コナンはなぜ17年前にAPTX4869があったのかと灰原に聞く。ここで初めて灰原の両親の死の詳細などが明かされる。APTX4869は元々灰原の両親が作ったもので、研究所が火事になり、薬の資料と共に2人とも焼死したが、焼け残った資料から灰原が薬を復活させたのだ。つまり新一が飲まされたのは灰原作、羽田浩司やアマンダが飲まされたのは灰原の両親作、ということ。

しかしここで灰原の心の声、まあ私が本当に作らされていたのは、別の薬なんだけどね。未回収伏線。

当時の事件現場の写真から、不自然に割れた手鏡を見つける。手鏡にはPUT ON MASCARAという文字が入っていたはずだが、写真では手鏡の残された文字はPTONしかなかった。

そして、どうやら何者かがこの羽田浩司殺害事件の資料を定期的にインターネットにアップし続けているようだ。

そんな時羽田浩司殺害事件と似ている事件が起きたことを知り、コナンたちは現場に向かう。沖矢=赤井も同行してきた。曰く、赤井の父が羽田浩司殺害事件に関わっていて、それが原因で赤井がFBIを目指したのだと。

事件でヒントを得たコナンと赤井は羽田浩司殺害事件を解く。手鏡の文字はわざと残されたもので、大事なのはなくなった文字UMASCARAのほう。ここから容疑者の浅香を示すASACAを除くと、残った文字はUMR、並べ替えればRUM。組織のNo.2ラムを示す言葉となった。

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