コナンのメインストーリーまとめてみた。その4

4.ベルモット編3

灰原は風邪を引いてしまう。新出とジョディは灰原を看病し、赤井も怪しい動きを見せる。その夜、ベルモットは志保が写った写真を燃やしながら、見ィーつけた、と微笑んだ。

ジョディは教師を辞めることになり、蘭と園子はジョディの自宅でお別れパーティを行い、遅くなったので2人はそのまま泊まることに。その夜蘭は偶然コナンと自分が写った写真を見つけ、ジョディを怪しむ。

そんなある日、ハロウィンパーティの招待状が送られる。送り主はベルモット。初めてその名前を知ったコナンは、ベルモットは組織の一員、かつ自分の正体に気付いていると理解し、パーティに参加することを決意。蘭はパーティに行かなかった。

パーティの当日、灰原の風邪がひどくなり、新出から病院に連れて行くとの連絡が来て、灰原は従った。しかし迎えに来たのはジョディ、新出の代わりだと言って。灰原は言われるがままジョディの車に乗った。遅れた新出はジョディの車を尾行する。

ジョディは車をしばらく走らせたあと止め、新出と対峙する。そこで例の新出医院の殺人事件のことを話し始める、お手伝いさんが引き金を引いて殺したと。しかし新出は否定した。ジョディは仕掛けのこと、お手伝いさんが仕掛けを作動してしまったことを語ると、新出は驚く。ジョディは叫ぶ。クリス・ヴィンヤード、いや、ベルモット!ベルモットは新出に変装していたのだ。

一方のジョディはFBIである。彼女の父親もFBIだったが、組織を調査していたため、20年前ベルモットに殺されてしまった。そのため彼女もFBIになりベルモットを追っていた。

小五郎の関わった事件の調書を盗んだのはベルモットで、新出を完璧に演じるためだった。FBIも、ベルモットが新出に変装するつもりだと分かり、ベルモットの前でわざと新出とその家族が事故に遭った風に見せかけ、裏で新出家族を保護した。そうして新出に変装したベルモットを、FBIは監視し続けた。

実はベルモットも監視されていることに気付いていた。だからわざとFBIに灰原の写真に気付かせ、灰原の痕跡を探してもらおうとした。その結果ついに風邪の灰原と接触できたのだ。

ジョディは灰原の写真の他に、コナンと蘭の写真も見つけた。コナンの写真はCool guy(クールガイ)、蘭の写真はAngel(エンジェル)と書かれていた。蘭がジョディの家で見つけた写真は、調査のためにジョディがこれを複製したものだった。

ジョディはベルモットに質問をぶつける。あなたどうして年を取らないの?ベルモットの正体を疑問に思ったジョディが指紋を照合したところ、ベルモット=クリスの指紋は、1年前に亡くなったクリスの母親で女優のシャロンの指紋と一致したのだ。つまりベルモットは見た目は変わらず、母娘、シャロンとクリスの両方演じていたということ。

ピスコのサポートをしていた時、シャロンは小さい頃の新一にそっくりなコナンを見て、不審に思ったと考えられる。初登場の時気になることができたと言ったのはこれだろう。つまりベルモットは新一=コナンを知っている。だからこそシェリーが幼児化したことにも感づいたのだろう。

ジョディは周囲に待機させている仲間と共にベルモットを逮捕しようとした。しかしベルモットはとっくにジョディの罠に気付いていて、数時間前にジョディに変装し仲間を撤退させ、代わりに組織のスナイパーのカルバドスを待機させていた。カルバドスはジョディを怪我させ、ベルモットが止めを刺そうとした、その瞬間、ジョディの車からベルモットに向かってサッカーボールが飛んで来た。

実は灰原はコナンの変装だった。コナンは招待状の本当の目的に気付いていた。ジョディが新出医院の殺人事件の真実を知ったのも、コナンがベルモットの正体に気付いたものの確信を得るために、あえてジョディに教えたからだ。

では今パーティにいる新一は誰なのか。服部だ。全てに気付いたコナンは、有希子に頼み、服部を新一に、自分を灰原に変装させた。そして灰原を守るために彼女を眠らせ、閉じ込めた。

コナンはベルモットを麻酔銃で眠らせようとしたが、本物の灰原がやってくる。驚くコナンは、逆にベルモットに麻酔銃を取られ眠らされる。

灰原は自分の命で皆を助けようとした。ベルモットは、恨むならこんな愚かな研究を引き継いだあなたの両親を、と言った。ベルモットは灰原とその両親を恨んでいるようだ。

そんな時、ジョディの車のトランクが開き、なんと蘭が飛び出した。カルバドスに狙撃されながらもかわし、灰原を庇う体勢で地面にダイブした。実はジョディを怪しいと思った蘭は、突き止めようとジョディの車のトランクに隠れていた。そして全てを知り、灰原を救うために飛び出したのだ。

驚くベルモット、蘭を殺そうとせず、どきなさいエンジェル!と叫ぶ。蘭を狙撃しようとするカルバドスと仲間割れさえした。そこへ、赤井が登場する。

赤井もFBIで、ジョディと共にベルモットを追っていたのだ。カルバドスを倒し、ベルモットも倒そうとしたが、ベルモットはコナンを人質にし、車で逃げた。そしてカルバドスは自決した。

なぜベルモットはコナンと蘭の命を奪おうとしないのか。それは1年前のニューヨーク、あの通り魔こそベルモットだったから。当時赤井を始末する任務を受けたベルモットは、油断させるために通り魔になりすましていたが、結局赤井に反撃され、逃げた廃ビルで新一と蘭と出くわした。死ぬはずだった自分を助けてくれたため、それからは新一=コナンをクールガイ、蘭をエンジェルと呼び、何が何でも守ると決めた。

コナンを攫ったベルモットはボスにメールを送っていた。ちなみにベルモットはボスのお気に入りのようだ。するとコナンの体についている録音機と発信機を発見。コナンはベルモットがボスに連絡するだろうと予想し、あらかじめ体につけていたのだ。ボスの情報を守るため、ベルモットは催眠ガスを発生させる。

コナンが目を覚ますと機械は壊され、ベルモットも消えた。重傷のベルモットは、コナンなら長い間待ち望んだシルバーブレッド(銀の弾丸)になれるかもしれない、とまるでコナンに組織を崩壊させてほしいようなことを思うのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?