コナンのメインストーリーまとめてみた。その14

14.ラム編3

ようやくコナンは世良と出会った時の記憶を思い出す。それは10年前、7歳の新一が有希子、蘭と共に海水浴に行った日のこと。そこで出会ったのが赤井、羽田、世良3兄妹と、メアリー母さんと呼ばれたイギリス女性だった。

そう、羽田秀吉こそ赤井の弟で世良の二番目の兄、そして領域外の妹ことメアリー・世良は赤井たちの母だと判明。コナンは赤井や羽田とも出会っていたのだ。10年前では大人の姿のメアリーが現在少女の姿となってしまったのはAPTX4869が原因だろう。

当時大学生の赤井はアメリカに留学し、卒業後FBIに入るつもりでいた。父赤井務武(つとむ)は8年前(現在から18年前)に危険な相手を敵に回してしまい、家族を安全な日本に送っていた。しかしその後羽田浩司殺害事件に関わり死亡。

その前に家族に、この先私はいないものと思え、どうやら私はとんでもない相手を敵に回してしまったようだ、とメールを送っていた。父の敵討ち、父が追っていた事件の真相を解き明かすために赤井はFBIとなったのだ。なお務武の遺体は見つかっておらず、赤井は父が生きている可能性が高いと考える。

しかし母メアリーは赤井のFBI入りに反対していた。今回海水浴に来たのも、赤井を日本に呼び戻し、頭を冷やして貰おうとしたから。また、メアリーも赤井もこの時点で既に高い武力を誇っていることが分かる。

羽田は7年ぶりに兄赤井と再会。羽田家の養子となったため羽田姓に。7歳の世良はその時初めて一番上の兄と会った。赤井はずっと無表情だったため、世良は兄の笑顔を見たいとおふざけで笑わせようとするが、何をしても赤井は無表情のままだった。ちなみにこの時赤井のジークンドーに憧れるように。

新一登場。当時の新一はホームズごっこをしていて、赤井の職業を推理し始める。結局当たらなかったが、赤井は新一のことが気に入り、大笑いながら褒めた。笑顔の赤井を見て世良は驚いた。

事件が起きたが、赤井は周りの協力を得て事件を解決し、ますますFBI入りの決意が強くなった。仕方なくメアリーは赤井のFBI入りを認め、やるからには真相を全て明らかにしろと命じる。それからのメアリーは務武の口調を真似、子供たちの父親代わりとなった。

赤井がホームズみたいと褒められると、新一は声を荒げ、ホームズはもっとすごい、でもワトソンくらいにはしといてやるよ、と言い、赤井を再び大笑いさせた。その様子を見た世良は、新一にこう言った。君はまるで魔法使いだね!

こうして全て思い出せたコナン。しかしそれに気付いた世良は、でも君には分からないだろうな、君を魔法使いと呼んでいる本当の理由はね、と思うのだった。未回収伏線。

この前後で、大岡紅葉と伊織無我の2キャラが登場する。大岡はお嬢様女子高生で、伊織は彼女の執事。大岡は推理力高め、そして彼女は服部を未来の旦那さんと呼んでいる。つまり和葉のライバルキャラ。2人とも今後重要な話に登場するものの、がっつりメインに関わるかは不明。

ある日コナンたちのクラスに、副担任の若狭留美がやってくる。すごくドジをやらかす若狭は、もう使われない古い倉庫に用があり、コナンたちについて来て貰った。いざ行くと、その倉庫の地下室で白骨死体を見つけてしまう。

事件の鍵は暗号だが、いくら考えてもコナンは解けなかった。若狭の言動からヒントを得てなんとかコナンはその暗号を解く。しかし若狭の表情は怪しく、明らかに偶然ではなく、偶然を装ってヒントを与えていた。

いよいよ犯人確保となるが、反撃されてしまい、コナンたちは犯人に倉庫の地下室に入るよう脅される。最後に入る若狭は足を滑らせ、隣の犯人を巻き込んで倒れてしまう。その衝撃で地下室も開かなくなった。

倒れた犯人はなんと気絶していた。それに驚くほかの犯人。若狭は倉庫のトンボを片手で回したあと肩にかけ、恐ろしい形相でこう言った。覚悟はできているか?此の世を離れる、覚悟だよ。

コナンたちがようやく地下室から出た頃には、犯人は全て失神していた。若狭は夢中にトンボを振り回したらこうなった、ラッキー、と説明した。

この日小五郎は高額の万馬券を拾い、嬉しくて蘭とコナンを隣の米花いろは寿司に連れて行く。そこで新しい板前の脇田兼則と知り合う。彼はミステリーマニアでかなりの推理力を持っていた。左目はひどい出来物を患ったため、眼帯をしている。

事件が起き、脇田はとある人を犯人と決めつけるが、それは間違いで、眠りの小五郎としてコナンが真犯人を見つけ出す。こうして脇田は自分の推理の未熟さを痛感し、小五郎に弟子入りする。小五郎が拾った万馬券の本当の持ち主は結局分からずじまいだった。おそらく伏線。

コナンたちは学芸会で劇をすることになったのだが、セットの屏風は若狭のミスで使えなくなり、描き直すことに。その手伝いをするため、コナンたちは若狭の住むマンションを訪ねる。

若狭の隣の部屋で事件を発見するコナンたち。調査中、とある不自然さによって、コナンは前回も今回も自分たちが事件に遭遇したのは、若狭が事前に計画したものではないかと考え、若狭に疑いの目を向ける。

事件解決後、犯人は逆上し襲いかかってくるが、若狭の足で転けて倒れる。若狭も犯人のほうに倒れるが、立てた肘がそのまま犯人のこめかみに直撃。肘打ちされ失神する犯人。偶然を装って犯人を成敗したのは読者には明らか。

翌日この事件は、お手柄小学校教師、若狭留美先生、という見出しでニュースに載った。しかしそのニュースを見た管理官黒田も板前脇田も、意味深の表情をしていた。2人とも若狭留美の名前から何かに気付いたようだ。


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