「MOMATコレクション 日本の名作130点」

画像1 東京竹橋の「国立近代美術館」、昨年秋の「ピーター・ドイグ展」以来です。現在「隅研吾展」開催中ですが、今回は所蔵常設展が目当てです。京都芸大での提出リポートのための取材ですので。
画像2 原田直次郎「騎龍観音」明治23年作、重要文化財。西洋画技法で日本・東洋的テーマを描いた洋画開明期の作品です。美術史的に「洋画」という言葉は、「日本人が描いた~」を指します。ゴッホやルノワールの作品は「西洋画」と記される場合が多い。それを「洋画」と書いてしまうと美大レポートとしては失格です。
画像3 最近では、常設展では「撮影可」の美術館が増えていますね。国立近代も国立西洋(改装休館中)もそうなっています。例外は村上隆や奈良美智など最近の一部作品のみです。撮影できることは嬉しいですが、そちらに熱中すると本来の目的から離れてしまいます。現場に来ているのですから、肉眼で観るのが一番の目的。
画像4 大学生時代にスキー旅行の折に何度も訪れた想い出の「碌山美術館」、荻原守衛の「女」は印象深い作品でした。原型の石膏塑像は国立博物館にあるはず。制作直後に守衛は亡くなり、死後ブロンズ彫像が作られました。
画像5 吉原治良の記念碑的作品、お隣は田中敦子。
画像6 途中1度は訪れる「眺めの良い部屋」、今回はリポート目的ですので常設展だけなのに2時間半費やしました。さすがに疲れました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?