「銅版画の魅力」

画像1 京都芸術大学通信教育部、今期最後の授業に行って来ました。東京キャンパスでの対面「銅版画の魅力」、実に46~47年振りでの銅版画でした。
画像2 2日間授業の初日はドライポイント、版面にニードル(錐のようなもの)で描きます。引っかかるので筆でのようには描けません。筆圧で線の強さが変わります。刷りでのインクの拭き取り具合が難しい。2日目に彫り直して何とか形になりました。
画像3 エッチングは腐食液に漬ける時間で線の強弱を出します。筆圧は関係ありません。微妙な表現が可能になります。今回は20分ずつ3回腐食液に漬けました。最初に描いた線が1番腐食時間が長く、強い線になります。作品とするには摺りを見ながら再度描き進めるのですが、授業では時間制限でここまでです。
画像4 エッチング原版。版画ですので左右反転します。自宅には設備がありませんので、完成できないのが残念です。
画像5 銅版画は高校美術部時代に初めて経験しました。東京美術学校(現東京藝大)出の先生に基本だけちょっと教えて頂きました。
画像6 大学美術部時代にも、部室にプレス機があったのでやったことがありますが、指導者は居ませんでしたので本で調べての独学です。高校・大学合わせても数版試したのみです。作品は(探したら何処かにあるかも知れませんが)残っていません。版画はシルクスクリーンの方がメインでした。
画像7 銅版画は設備も必要ですし、薬剤を使いますので換気の良いアトリエも必要です。地元での継続は難しそうです。経験としては有益だったと思います。

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