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闇色のはざまに・ひらめきは背後から突然に

ひらめきは、天から降ってくるようでもありますが、感覚的には背中から、肩をかすめるような風としてやってくるのかもと思います。

よく、チャンスの神様には前髪が…というお話を聞くことあって、「チャンスって前から来るの?」という心象を描きがちだったものの、それは感覚的に自分としてはすとんと落ちないものがあって。

うたた寝から目覚めた瞬間、ふと考えがはじける体験を久しぶりに得た時。
「そうだ、ひらめきって背中から来てる、肩越しに来てる!
 天からと言えば天から(頭上から)ではあるかもしれないけど、
 むしろ、耳の後ろ位から来てる気がする…」
と、唐突に納得してしまいました。

背中から、つまり自分が無意識に歩んできた全てのものの奥で、突然化学反応が起きて、姿かたちはまだ見えない得体のしれない何かが飛んでくるのを感じる。

通り抜けて自分の目の前に来てから気づいても、もう遠くて捉えることはできない。大抵はそういう風に飛んで行ってしまっているのかもしれない。自分が気づいていないだけで。

けれど、時々、通り抜ける一瞬の姿を、見えなくても感じることができる。
自分でもわけのわからない確信と衝動をもって、つかみ取れることがある。

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