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闇色のはざまに・犬たちとの一期一会

お散歩中の犬とすれ違うのが、私にとって、身近でささやかな偶然の幸せの一つです。

素敵な幸せの塊(私にとって)が、その姿をちょっとだけおすそ分けしてくれたような。ついつい、その犬がその後お散歩を続けて、その後帰宅して、スヤスヤ安心して眠る姿を、勝手に妄想してしまいます。

しまいには、日本中、世界中のたくさんの場所で、犬がその瞬間をひたむきに生きている姿を、よくわからない映像イメージでブワーッと「妄想」さえしてしまいます。

ああ、私も、目の前のこと、腐らずに一生懸命やろう、とか。
何て素敵な世界と一期一会で生きているんだろうとか。

犬の姿をちらりと見かけるだけで、自分の硬直した世界がほどけて広がっていくのが分かります。私の中にある、なけなしのやさしいキモチみたいなものが、ふわふわ膨れてゆきます。その瞬間は、ありがとうが脳の中をリフレインしています。

本当は、全ての偶然の出会いに、そこまで想像を広げたり、優しいキモチになれたらよいですけど。たぶんアンテナがくたびれてしまうのだろうな。
だから私のアンテナは、とりあえず犬に向けて最大パワーで貼られている。

しつこいようですが、猫も好きです。
その姿を見かけただけで、言葉にならず「ふわはあぬう~」みたいな意味をなさない謎の羅列的な声が、脳の中で響きますよ。

犬と猫が何故か一緒に寄り添ってくれる。人間っていいな!

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