令和4年第1回大田区議会臨時会の報告 委員会条例の改正に反対
5月26日(木)・27日(金)。#令和4年第1回大田区議会臨時会 でした。
◾️第1日 5月26日(木)
第1日は、特別委員会の中間報告、補正予算ほかの議案質疑など。
私は、議会運営委員会より提出された、#大田区議会委員会条例の一部を改正する条例 について、#立憲民主党大田区議団 を代表して、本会議での質疑・討論(反対)に立ちました。
定数50人の大田区議会は、5人の欠員があり、現員数45人。5つの常任委員会の定数を、各10人から各9人に引き下げる改正提案でした。
次の3点を理由に反対しました。
①定数とはあくまで上限である。委員定数10人のままでも、運用上は各常任委員会とも9人とすることは可能である。
②常任委員会の定数の合計が45人となると、大田区議会議員定数条例で議員定数を50人と定めていることと整合がとれなくなる。
③次の期が始まる1年以内には、委員会条例を再び改正し、常任委員会の委員定数を各10人、合計50人に戻すことになる。現員数の減という、一時的な状況に合わせるために、委員定数を引き下げるべきでない。
実は、こんなことがありました。
委員会の会派割り当ては、交渉会派(4人以上。議会運営委員会を構成)でまず調整した後、少数会派(3人以下)で調整するルールとなっています。
交渉会派の調整の結果、少数会派が全く入れない委員会(9人が交渉会派で埋まっている)がありました。希望は出したものの、結局、叶いませんでした。
委員定数が10人のままだと、10人の希望者がいるのに9人にする根拠がない、と考えたのではないでしょうか。
少し別の話になりますが、議会運営委員会での決定により、この臨時会から、#本会議における質疑討論の時間制 が導入されました。
質疑は5分以内。討論は一人当たり5分に会派の人数を乗じた時間(ただし、30分が限度)。3人の立憲民主党大田区議団でいえば、討論は15分以内となります。
もとはといえば、質疑、討論の長い一人会派の議員がいることが問題視されたようですが、それならまず個別対応すべきです。あえて議会全体のルールを変えることによって、少数会派の権利を制限するねらいが、今回の委員会条例の改正にも共通するねらいとして見てとれます。
質疑・討論は、下記よりご覧いただけます。
私の質疑は23分10秒から、討論は31分25秒からです。しかし、19分30秒あたりから、他の議員の質疑・討論も含め、通しでご覧いただくことをお勧めします。
採決の結果は、賛成多数で可決でした(反対は、共産、立憲、フェア民)。
https://m.youtube.com/watch?v=pAZ8VvlWmC4&feature=youtu.be
◾️第2日 5月27日(金)
第2日は、総務財政委員会に付託されていた、補正予算ほかの討論と採決(賛成多数で可決。立憲も賛成)。
上記の討論の時間制により、一人会派の議員の討論が5分で打ち切られました。私が前日の討論で指摘したように、その政策についてどのような議論がなされたのか、#区民の知る権利 が奪われることが現実のものになったといえます。
また、副議長選挙、議員選出監査委員の同意、所属委員会の変更などの、いわゆる「人事案件」でした。
私は4年目となる今年度は、下記の委員会に所属します。
常任委員会 #まちづくり環境委員会
特別委員会 #防災安全対策特別委員会
#チクメン #一所懸命 #とことん現場主義
#大田区議会議員 #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広
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