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令和4年第4回大田区議会定例会 議案討論①の動画と全文 大田区大森北四丁目複合施設条例ほか一件

11月29日(火)から12月8日(木)まで、#令和4年第4回大田区議会定例会 が行われました。

最終日に私が行った議案討論の動画が、YouTubeの大田区議会チャンネルで公開されています。

2回登壇しました。
そのうち、#地域産業委員会 付託議案への討論について、下記リンクより、ぜひご覧ください。
19分33秒から25分50秒までが、私の登場箇所になります。
https://www.youtube.com/watch?v=TL5YLbmDprk

下記の2つの議案について、注文をつけての賛成討論となります。
○第87号議案 #大田区大森北四丁目複合施設条例
○第89号議案 #大田区新蒲田区民活動施設条例の一部を改正する条例

以下、私の発言の全文を掲載します。

* * * * *
 立憲民主党大田区議団 庄嶋孝広です。ただいま上程されました「第87号議案 大田区大森北四丁目複合施設条例」「第89号議案 大田区新蒲田区民活動施設条例の一部を改正する条例」について、会派を代表して、いずれも賛成の立場で討論いたします。
 両議案については、地域産業委員会において、わが会派の平野春望委員が賛成討論を行ったところですが、今後も増えていく複合施設の管理運営については、これまでも新蒲田一丁目複合施設や新蒲田区民活動施設の指定管理者の指定についての本会議討論などで取り上げてきたことから、委員会討論の内容を踏まえつつ、追加する形で本会議討論を行います。
 
 第87号議案は、入新井第一小学校の改築による大森北四丁目複合施設を設置するための条例制定、また、第89号議案は、その複合施設の一部を構成する大森北区民活動施設を設置するための条例改正です。
 
 わが会派が複合施設の試金石と位置付けてきた新蒲田一丁目複合施設が、「カムカム新蒲田」の愛称のもとオープンしたのは、今年5月5日のことです。4階に中高生ひろば蒲田、3階に地域包括支援センター新蒲田とシニアステーション新蒲田、2階と地下1・2階に新蒲田区民活動施設、1階に子育てひろば新蒲田、また、入口を別にする形で1・2階に新蒲田保育園も入っています。
 私も、内覧会やオープンの日を皮切りに、これまで折に触れて様子を見に訪れ、また、区民活動施設を会場に開催された講座で利用するなどしてきました。
 
 開館以前から、予約なしで使える交流スペースを求めてきましたが、1階エントランス付近にテーブルとイス、チラシラックから成る生涯学習コーナーが設けられ、地下2階の多目的室(大)の前の空間がロビー機能も果たすことにはなったものの、気軽に立ち寄れて交流できる場になっているとまではいえないと考えます。また、区民の皆さんから聞かれた感想でもありますが、1階エントランス部分に総合窓口がないため、目的地を知らないと入りづらい施設になっていると考えます。
 利用者数のデータや利用者アンケートをもとに、客観的な分析が必要と考えますので、指定管理者モニタリング総合評価などの機会にしっかりと分析することを求めます。
 
 一方で、指定管理者の努力が見られる部分もあります。最寄りの道塚小学校の3年生の授業でカムカム新蒲田を取り上げたことをきっかけに、そこで提案された児童たちのアイデアをもとに、フェルトでオーナメントを作り、タペストリー状のクリスマスツリーを飾るといった取組みも行われています。また、予約の入っていない部屋を、夏は「涼み処」、冬は「温まり処」として開放するなどしています。
 ハード面の不十分な点を、ソフト面で補う工夫といえますが、本来であれば、気軽に立ち寄ることができ、交流が生まれるような空間を備えた複合施設であるべきです。そうすることで、もっと「カムカム」な雰囲気になると考えます。
 
 カムカム新蒲田では、複合施設全体と区民活動施設は同じ事業者がセットで指定管理者となっており、2階の区民活動施設の事務室が複合施設全体を統括する事務室でもあることになります。そのため、施設の総合案内を受けるには、階段かエレベーターを使って2階まで行く必要があります。
 大田区新蒲田一丁目複合施設条例の第1条には、「地域づくりの拠点として各施設が連携し、相乗効果を高めることにより、地域力の向上に寄与するため」との目的が明記されており、その目的がしっかりと果たされるためには、総合案内ができる場所を1階に確保するのが望ましかったと考えます。
 
 そこで、カムカム新蒲田の経験も踏まえ、入新井第一小学校、放課後ひろば、区民活動施設、地域包括支援センターとシニアステーション、適応指導教室つばさ大森教室、子育て支援施設、男女共同参画支援施設、地区備蓄倉庫で構成される大森北四丁目複合施設については、複合施設全体を統括する機能の一部を、1階エントランスの近くに置くことを要望します。
 この点については、地域産業委員会でのわが会派の平野委員からの質疑に対して、1階に受付機能、また、交流できるようなスペースについて検討している旨の答弁がありました。ぜひ総合受付と交流スペースを1階エントランスの近くに設けることを要望します。
 また、展示スペースも必要と考えます。例えば、5・6階に男女共同参画支援施設が入りますが、現在の大田区立男女平等推進センター「エセナおおた」においては、1階に展示スペースがあり、ジェンダー平等に関する啓発において重要な役割を果たしています。
 そのため、展示スペースを設け、大森北四丁目複合施設を構成する各施設による情報発信の場、区民や地域団体等による発表の場、入新井第一小学校をはじめ児童・生徒の作品展示などができるようにする場、などとすることを提案します。
 そうすることで、大田区大森北四丁目複合施設条例の第1条にある「学校教育機能や各施設の機能が連携することによってもたらされる相乗効果を通じて地域力の向上に寄与するため」との目的も果たしやすくなるものと考えます。
 
 以上、これまで検討プロセスを積み重ねてきた施設の内容を規定する条例であることを踏まえて、両議案について賛成しますが、条例に定める施設の目的に照らし、複合施設であることのメリットが発揮されるようなハード面の整備、ソフト面の運営となるよう注文して、立憲民主党大田区議団の討論といたします。
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#チクメン  #一所懸命 #とことん現場主義
#大田区議会議員  #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広

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