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春陽会誕生100年

東京ステーションギャラリーで開催中の『春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ』展に行ってきました。

近代洋画は全く詳しくなくて、岸田劉生しか分からん……と思いながら入りましたが、見応えのある展覧会でした。
春陽会とは洋画家たちが集まって作った団体で、それぞれの画家の個性を尊重する「各人主義」を大事にしていたそうです。
油彩画だけでなく、版画や新聞連載の原画などもあって多彩。

個人的には、岡鹿之助と出会えたことが収穫でした。
最後の部屋に岡鹿之助の作品が並んでいて、あたたかみのある色彩がとても素敵。
展覧会のメインビジュアルにもなっている上の写真の絵が岡鹿之助です。
額縁の中も魚の絵が描かれていて可愛いですね。

食べ物の絵といえば、小林徳三郎「鰯」椿貞雄「冬瓜図」も良かったです。あと萬鐵五郎の「魚を運ぶ人」の顔がゆるくて思わず微笑んでしまいました。

岸田劉生はちょっと前まであまり心に刺さっていなかったのですが、この間の重文展で麗子ちゃんの可愛さに気づき、今回の「竹籠含春」でもっと見たい画家になりました。
今回他に気になった画家は三岸好太郎。
長谷川潔と駒井哲郎は思いがけず見れてラッキー。

書いておかないとすぐに忘れてしまうので、気になった画家さんを覚えておくための備忘録でした。

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