シッターという選択肢

私の友人の職場で、育児のために「時短」で働いている女性がいます。誰もが知る大企業なのですが、いまだ「育児」に対する意識が低く「早帰りされると自分たちに仕事のしわ寄せが来て困る」という雰囲気の職場だそうです。

そんな折、「時短」で早帰りした彼女がパチンコをしているのを同僚に見つかりました。周囲から厳しい声が噴出し、彼女は二度とパチンコをしないと約束したそうです。その話を聞いた時、私も「何とまあ、自覚のないお母さんだねえ」と思ってしまいました。

しかし、よくよく考えてみると、「時短」になった女性が全ての時間を育児に充てる義務は毛頭ありません。短縮された時間分は給与が出ていないので、原則としてどのように使おうが本人の自由です。

仕事で疲れてすぐに子供に向き合う生活を繰り返していると、ストレスがかかって「育児ノイローゼ」になる危険すらあります。もしかしたら、彼女はパチンコでストレスを解消していたのかもしれません。

米国では、幼い子供をシッターさんに預けて、夫婦で食事に出かけたり映画を観に行ったりするそうです。日本には「シッター文化」がなく、親(特に母親)は始終子供の世話に忙殺されます。ワーキングマザーとなれば、夜泣きで睡眠不足になっていても職場に足を運ばなければなりません。

日本に「シッター文化」が根付かない理由は、概ね次のようなものではないでしょうか?

①子供は親が面倒を見るという上の世代の考えがあり、シッターを利用すると上の世代から白い目で見られる、②他の親たちがやっていないと浮いてしまうのではないかと不安になる、③万一事故が起きた時が心配、④シッター料金を負担できないという経済的理由。

しかし、上の世代には社会で活躍する女性が少なかったので、①は時代の変化として上の世代の側が理解すべきでしょう。また、高額な保険に加入したいる適価のシッター・サービスがあれば、自ずと利用が広がるので②以下の不安も解消されるはずです。

他方で、保育士の資格を持ちながらも、労働環境が厳しいという理由で託児所等で働いていない人たちがたくさんいます。短時間なら働きたいけど、フルタイムで拘束されるのは困るという人たちです。

両者のニーズをマッチさせたのが、キッズラインのシッター・サービスだと私は理解しています(親の不安等について、経沢社長に問い合わせてみました)。

http://kahoko.blog.jp/archives/1064018454.html

私自身は何ら同社と利害関係はありません。ただ、子育てにとって極めて有益な選択肢であり、これが社会全体の利益につながれば素晴らしいことだと考え、ご紹介した次第です。

ご関心のある方は、同社に問い合わせるなり無料体験をしてみてはいかがでしょうか?

日本社会にシッターという選択肢が増え、少しでも子育てに優しい社会になってくれることを心から祈っています。

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