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メガベンチャーを経てUbieに転職しました

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療プラットフォームを提供しているUbie株式会社で法務を担当しているShoichi Sanaoです。

この記事は#Ubieアドベントカレンダー17日目にエントリーしています。
https://adventar.org/calendars/9361

Ubieに転職したきっかけ

金融、フィンテック領域で法務、コンプライアンス、リスクマネジメントなどを担当していました。Sanaocchiと申します。
割と固いイメージのある金融領域から、ヘルスケア領域、特にUbieに転職しようと思ったきっかけについて書いていきたいと思います。

最初のきっかけは、メガベンチャーの同窓会で再会した元同僚の熱い想いでした。
Ubieという会社は知っていましたが、症状検索するサイトでしょ?くらいの印象でした。ところが

彼は、現在の医療が抱える課題がたくさんあり、中でも、希少疾患に罹患しているまたは罹患しているかもしれない患者さんが、適切な医療機関にアクセスできていなかったり、薬を開発する製薬企業も、どこに患者さんがいるのか把握できず、たくさんの医療機関に営業を行わなければならないなど、医療界全体で様々な最適化がされていない課題があることを語ってくれました。
また、Ubieの創業者の医療界を良くしたい、これらの課題を解決したいという想いと、これにUbieが貢献できる具体的なチャレンジを聞いているうちに、とても面白そうに思えて、次の挑戦はここや!と思いUbieに入社を決めました。

業務について触れてきましたが、働き方についてもお話しさせてください。
私は某大学の情報理工学系学部の夜間課程に通いながら働いている、いわゆる社会人学生をやっています。
今は1年目なのでコンピュータ、プログラミング、数学や物理を中心に学んでます。システム障害や新サービスのリスク評価、リリース判定をリスクやコンプライアンスの立場から経験してきました。そのたびに、システムが動く原理や障害が発生するメカニズム、エンジニアの方が作っているプログラムをもっと理解したい、そう思う場面が何度もあり、情報工学を広く学べる課程に入学しました。

そんなことが可能なの?という声が聞こえてきそうですね。Ubieでは多くの職種でフルリモート・フルフレックスを採用していて、実際に機能しているからこそ、夜と土曜日は大学、昼間は仕事、という生活が実現できています。

子育てや副業をしている方にも、とても魅力的な職場といえるのではないでしょうか。

Ubieの法務がやっていること

現在はUbie Acceleratorという組織の法務を担当しています。
担当名は法務となっていますが、コーポレート法務、サービス法務に閉じず、他部門とも協力しながら、コンプライアンスやリスクマネジメント全般を担っているチームです。

大小の新しい取組みや新規事業、検証施策などのリスクを評価し、事業部門に伝え、go/ no goを共に考えていく、というのがUbie法務のスタイルだと思います。

Ubieの事業部門の方々は、アイデアが豊富で、それを企画・立案・実行する能力が高い方が多いです。そのため、施策相談の案件数も多く、これを適時に処理するために、Ubieの法務ではQCDのバランスが特に重要と、仲間がよく言ってます。私もそう思います。

クォーターごとに行われる全社ミーティングで「Gray は ●●!」(●●は自主規制。曖昧さを越え、進め!的な意味に解してます。)と高らかに宣言する法務の人(ひとりめ法務のkamechan)を初めて見ました(笑)。

誤解を生まないように補足すると、当然悪いことをやっていいなどと言うことは断じてありません。その一方でビジネス、なかんずくスタートアップ企業において、スピードが命です。「Winner takes all」とは過去の上司が言った言葉ですが、スピード勝負で第一人者にならなければ、市場から見放されてしまいます。

法律やガイドラインは、本当にやってはいけないことも書いてありますが、時に、消費者を保護するため抽象的な保護規定を定めています。抽象的な規定に抵触するかしないかを判断することは極めて難しく、またいたずらに時間がかかり、弁護士費用などコストもかかりがちです。きちんと利用者を保護し、法の趣旨を侵すような施策でないことを確認出来れば、ビジネスのスピードをできるだけ落とさないようにしたい。そんな想いが先の宣言に表れたのだと思います。

これからのUbie法務

入社して5ヶ月が経ったいま、Ubieの法務スタイルでの推進に手触り感をもちはじめた一方、スピード重視で個別の案件に必要最小限のレビューをしてきたことにより、近接案件を処理する際に課題を感じ始めています。

Ubieのバリューに「Full throttle, but Safe(大事なものを壊さずに素早く進もう)」があるのですが、現フェーズではまだまだスピードが最重視されることも少なくなく、各案件にスコープを絞ったレビューがなされがちです。

個別の案件自体のgo/no goに重きを置いた事例判断が多く、一つ抽象化した判断軸、規範のようなものがあれば、類似案件の対応も速攻で解決みたいな事案が少なからずありました。個別の結論だけだと、どういう根拠で判断したか他の人にはわかりにくく、展開しづらいですね。

限られたリソースで、Ubieのスピード感を持ったまま、横展開できる整理まで行うというのは、かなり困難な壁に見えますが、中長期を見据えたときに、この課題を解決することで、レビューにかかる時間が大幅に削減できそうです。UbieではAIを利用したSaaSサービスの導入にも積極的で、便利なツールも使えるので、これらを使いこなして、法務でこの壁を乗り越えて行くことが当面の課題ですね。

この挑戦をやり切ることで、法務がGiant Leapの土台づくりを担っていきます!

改善し続ける熱い法務の方、一緒に挑戦しましょう!

Ubieでは一緒に働きたいメンバーをまだまだ募集しています!

興味を持っていただけた方はカジュアル面談もご用意しています。お気軽にご登録お待ちしています!

【提供するサービス一覧】
▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app/

US版:https://ubiehealth.com

▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」


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