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WEEKLY OCHIAI』感想『小売業をアップデートせよ!』

今週の『WEEKLY OCHIAI』感想
ゲストはメガネショップを展開してる『OWNDAYS』の田中修治さん
テーマは『小売業をアップデートせよ!』

最初に言っておくと、衝撃&共感の連発です!

シンガポールでメガネ販売シェアNo.1(衝撃!)だというオンデーズでは、社員のインフルエンサー化を推進したり、インフルエンサーそのものを採用したいしているらしい。
それは何故かというと『10年後、もしかしたら明日、視力の医療にブレイクスルーが起きてメガネ販売が無くなるかもしれないから』と田中さんは答えた。
自分の業界が無くなる事を考えてる小売業ってメチャクチャすげぇと思った。
個人的には衝撃的です。
そして番組を通して、田中さんはとても"自分たち"を客観的に見てる人なんだなとも思った。
こういう人は、なかなかいないんじゃないかな?

次々とテクノロジー革新が起きてる今、クリティカルなサービスによって業界が大きく変わる、下手したら無くなる事もあると思う。
NetflixやAmazonプライム・ビデオが若者からテレビを奪ったり、大麻医療が多くの医療にとってかわったり、Uberがタクシードライバーの職を奪ったり。
そしてiPS細胞など画期的な医療発展で、視力を矯正する事、つまりメガネの存在がなくなることもあるかもしれません。

そんな日々の中、固執した考え方しかできない『おっさん脳』の人たちは何もしない、もしくは小手先の対策しかしてません。
その理由は『今、世界がどれだけのスピードで変化してるのか、そもそも何が起きてるか分からない』からだと思います。
そういった業界が日本にはまだまだあるのに何もしない。
逆にチャンスといえばチャンスなのですが。

田中さん曰く『会社にインフルエンサーをたくさん持っとく。そうしないと生き残れない』とのこと。
オンデーズの〇〇さんから買うのではなく、〇〇さんが勧めるからオンデーズで買うようにさせると。
つまり、信用経済です。
西野亮廣さんなど、いま先端を行ってる人はみんな『信用経済』を語っている。

先日、僕がFBで投稿した『ブランドが本来持っていたブランド力というのは、今はインフルエンサーが持っている』(と、言ってる人がいた)のが正にそう!
あの人が勧めたから買う。
店舗で1人に対して売るよりも、ライブコマースにした方がはるかに売り上げが伸びますからね。
(ジャパネットの高田さんが店舗で1人の客に売るのと、通販番組で何万もの人に売るのは明らかに違いますからね)
こういう動きはますます強くなりそうです。
ちなみに番組では、落合さんが勧めたカメラ、落合モデルのカメラは売れそうだと盛り上がってましたね。
落合さんの信用度も高いですから。

さて、その落合さんですが、目を手術をして視力を2.0に上げてるらしく、レーシックとICL(有水晶体眼内レンズ)の違いにも触れてました。
その違いによって明るく見えたり、暗く見えたりするらしく、それを『レーシックをした目にはニコンのカメラが合う。ICLにはCanonが合うかもね』というサイエンティストらしい表現が面白かったです。

また、田中さんは『テレビも冷蔵庫も洗濯機も売らなくなるかもしれない。ネトフリがテレビを配り、Amazonが冷蔵庫や洗濯機を配るかもしれない。』と予想してました。
これは全然あり得ると思います。

5年以上前、僕はGoogleがスマホを無料提供する可能性があると思ってました。
その理由は広告収入であり、スマホを使う人が増えれば、Googleの広告を見る人が増えるはずなので安価なスマホなら可能だったはずです。
ただ、今はGoogleを使わずSNSで検索する新世代が出てきてしまったため、そこはGoogleではなく、Instagramも傘下にしてるFacebookがやっても良いかもしれませんね。

『所有欲が満たすものと、ただ消費されるものに分かれる』
ハイブランドや個性的なものにだけお金が支払われるようになり、それを買う判断をさせるのはインフルエンサーになるとのこと。
ますますインフルエンサーの力強くなるやん!みたいな。
それに対して『あれば良い』程度のものは前出の通り、企業から無料でシェアされたり、サブスクリプションサービスとして定額使いたい放題になると。
むしろ、そうなってほしい。

オンデーズでは、SNSで投稿された自社製品に対していいねやフォロワー数で代金を割り引く『フォロ割』をやっていたとか。
↓フォロ割の詳細
https://www.owndays.com/jp/ja/special/followers_discount/
まぁ、田中さんのマインドからしたら、こうなるのは必然ですね。

『未来は、お金で取引するのではなく、お金に変わるもの同士で交換する社会になる』
前出のシェア割なんて、正にそれだし、田中さんのお子さんが『SuicaとTポイントの差が分からないこと』も見事にそれだしと。
商品と取り替えっこできるなら貨幣でもポイントでも仮想通貨でも変わりない。
そのうち、貨幣を知らない世代が出てくるかもね。
もはや、僕たちが今使っている貨幣なんて、貨幣として使われていた貝殻と同じくらい古いものなのだろう。

『UberとポケモンGoは同じことやってる』
これ非常に面白い!
どっちも集めてるってことでは同じだと。
なのに、前者はお金をもらえて、後者は課金としてお金を払ってる。
田中さん曰く『仕事もエンタメだと』
仕事もRPGのレベル上げみたいなもんだわ。

『東京と地方の情報リテラシーの差がハンパない』
まさしくそうでしょうね。
東京で当たり前のことは地方では当たり前じゃないことはたくさんあるはず。
最先端な著名人が東京で講演して金集めて、それだけで生活できるかもだけど、地方では最先端なことには関心がない人が多いので金が集まらないみたいな。
でも、地方だからこそできることはある。
例えば、地方は土地が余ってるから家賃ゼロで人集めて街を活性化とかね。

田中さん『ほとんどの人は安全の上で冒険したいと思ってる』
全員が起業とかインフルエンサーを目指そうとしてるわけではないし、目指さなくて良い。
ただ、そうすれば絶対に生き残れるよという話だと思う。

田中さん『ライブコマースも良いなと。他の小売業が何故やらないのか?経営陣の思考が古いから』
正にそう。
分からなすぎなんですよ。
でも分からなすぎなのは年配者だけではなく、思考がおっさん化した若い人たちもです。
ちなみに、落合さんは道具を買い換えたりして常にアップデートしたいと思ってるらしい。
常にアップデートしようと思ってる人と、思ってない人なの差は果てしなく大きい。

ということで、今回の『WEEKLY OCHIAI』は脳に刺激的であり、衝撃的だった放送回でした。
最後に田中さんは『小売業は無くなるつもりで考えてる』と言った。
激しく時代が変化する今、自分が働いてる業界や会社が明日無くなると考える人はどれだけいるだろうか?
そして明日、自分の会社が無くならないようにするために、無くなっても良いようにするためには、自分をブランド化する、インフルエンサーになることが最も適切な対応の方法ですね。
それをとても痛感した。
僕が出来るか分かんねぇけどw

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