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仕事密着、葬儀社編


どんなことやってるんだろう?

どんな仕事もそうだと思いますが
葬儀会社とは?

他種の企業と比べると
特に見えてこないところではないかと思います
しかしいつかは必要とされるサービス業の一角
昨今では特に注目される業界だと認識しています

ここで記事にするのは会社により
内容はさまざまだと思いますが
基本的には私が経験した福岡県内にある
地域に密着した葬儀社を例にお伝えします
現に今もどうぶつを見送る施設の運営をしています



その日その日で違った業務内容

葬儀、葬送の仕事はいわば
イレギュラーの連続です

決まった流れや手段はそうありません
いつどなたがどう亡くなるかが
決まってないのと同じなんです

例えば同じ家で家族の方が亡くなったとします
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん
それぞれのお見送りがあります
全く同じ内容、手順、段取りですすんでいくものではないのです

何より大事なことは気構えで
準備することのほうが多いような気がしますね
常に動けるようにしておかないといけないのは
警察、救急隊や消防隊など
緊急の連絡がはいる仕事と近いのかもしれませんね


担当者としての仕事

経験を積むことで
葬儀や葬送の流れをプロデュースしていく
担当者になります
ご家族1件に1人またその補佐が数人ついて
式や作法の流れ、また形を作ります

ご自宅や病院のお迎えからお葬儀後のお手伝いまで
一貫して受け持つことが理想だとも考えますが
そのあたりを複数人で手分けしている大手の葬儀社が増えてきている印象です

私が勤めていた葬儀社は
葬儀後の経費のお支払いから
初盆やその後のことも全て一貫して
担当させていただく会社でしたので
長いお付き合いとなり顔も覚えていただいたり
とても親密なやり取りをさせていただいて
それは今でも続いていたりして
とてもありがたいご縁となっております
家族関係やいろんな状況の判断ができるので
とてもメリットのあることですが

反面では
休みなど関係なくやり取りすることもあるので
大変な部分も持ち合わせます
従業員にゆとりがあるところは複数人で把握して
対応するのが理想なのかもしれません

物を販売するのではなく
形のないもの
気持ちを汲み取る仕事なので
感じ取り方は相手もこちらにも
個人差がでてしまい難しいものです
ある程度のマニュアルや
スタッフの教育には徹底すべきところが多いです

普段担当者として受け持つと
お通夜〜葬儀まで2日〜長いと3、4日は
担当としての業務が続きます
関東方面では火葬を待つ期間が
短くても1、2週間ほどあるため
そのあたりの仕組みがどのようになっているか
とても興味のあるところです

見送るご遺族様も長くなればその分大変で
そこに関わるスタッフもとても大変だと思います

それ以外の仕事

前述のような仕事内容の他は
一体どんなことをしているのかというと

・担当者の補佐役
・祭壇や会場、搬送車の掃除、整備
・葬儀後のご家庭へその後の説明
・書類の作成、整理や管理
・グリーフケアとしてのお宅訪問
・見学会や事前相談の対応
・社内での企画や提案の時間
・お仏壇の購入などの仲介

合間をみつけてはこのようなことをやっています
しかし、常にまた次の葬儀のために動けるようにしながらとなります

そのため頭や気持ちの『切り替え』が
一番重要な業務なのかもしれません


以上からわかるように
デスクワークや外回りなどもあって
他種のサラリーマンとなんら変わりありません
特殊な仕事内容ではありますが
必要不可欠なサービスだとも思います
ぜひあたたかく見守ってください。
今後も引き続き誰にでもわかりやすく
葬儀や葬送にまつわる記事を書いていきたいと
思います。


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