正直ブーム - 2020/2/6
・日記を始める。ブログを書こうと思い立って、数本の記事を書いてみたことは今までに幾度となくあるが、一度たりとも続いたことはない。という書き出しのブログを書くのも3回目だ。
・箇条書きで思い立ったことを書くだけ、という形をとることで、更新のハードルを下げる効果を狙っている。フォーマットは恐山さんのパクリだ。
・霜降り明星のせいや(さん)が、過去のキツかったロケについての話の中で、「企画に協力してくれた女性の容姿をいじれ」というディレクターの演出指示に応えることができず怒られた、という話をしていた。
・霜降り明星を筆頭に、今勢いのある若手芸人たちをまとめて、「お笑い第七世代」と呼ばれている。この言葉の功罪についてよく語られているが、「配慮に欠けた前時代的な手法を拒否できる新世代の総称」、という面では、第七世代という言葉が生まれてよかった、と思う。
・とにかくラベリングする。テレビはめちゃめちゃラベリングする。わかりにくいものや知らないものは、とにかくわかりやすくラベリングする。テレビはマスに向けたメディアなので、わかりやすさが大事だ。そして、わかりやすくするためには、ラベリングすることがどうしようもなく有用なので、ある程度のラベリングは仕方ないように思う。
・仕方のないものならばこそ、その明暗の両面と向き合うべきなんじゃないか。
・「インスタのアイコンの自撮りを、実物よりも盛っている女子」というラベリング
・テレビという、過剰なラベリング演出を避けられない世界に飛び込んだ上で、自分が誰かを傷つけないためには、自分たち自身が「誰も傷つけない世代」っていうラベリングをされにいくことが、振り返ってみれば有用だった、ってことなんだろうか。
・ヤモリかわいい
・日本の都市部で出会える野生動物の中で、ネコ、スズメと並ぶめちゃかわ動物がヤモリだと思う。上記の2つと比べて出会いにくいことも、ヤモリの価値を上げている。レアポケモン。
・僕は海の生き物が好きで、釣りもするので、生きた魚を締める機会がある。殺す機会。暴れる生き物を押さえつけて、筋肉の動く感触を手のひらに感じながら包丁で頭を落とす作業は、何度やってもあんまり慣れるものではない。
・「食べて生き延びるため」、あるいは「自分が殺されないため」に、目の前の命を断つことを躊躇わない覚悟のできている人の方が"強い"、という直感的な確信がある。僕はナチュラルに最強を目指しているので、その強さにまっすぐに憧れる。しかし同時に、「躊躇ってしまう弱さ」を捨て去ってしまう気にもなれない。難しい。
・今日のしもふりチューブも早く観たい。楽しみ。信頼できる霜降り明星の二人に加え、柿沼さん白武さんを筆頭にとても信頼できるスタッフ陣で、安心感がやばい。
・いまはどうしても、ポリコレ的に笑えないものと、ポリコレ狂でおかしくなってしまっているものが多くて、なにかエンタメを楽しんでいるときも、いつキビしいコンテンツに出会ってしまうか、とヒヤヒヤしながら観ている節がある。
・しもふりチューブを観ていると、そういったヒヤヒヤを感じずにリラックスして楽しく観ていることに気づく。
・何かダメなものをみたときは、「ここがダメ」とはっきりわかるので容易に叩けてしまうが、良いコンテンツの「ダメなところがない」という良さについては、実体がない分、なかなか褒め方が難しい。
・正直ブームがきている。正直でありつづけるブーム。そもそも嘘をつくことがあまり心地よくないのは自明だし、その延長で、とにかく隠し事がないことが楽しいのだ。正直ブーム。
・最近はこれが行き過ぎていて、隠したいような後ろめたいことや恥ずかしいことほど、正直に打ち明けるのが快感になっている。"フェチ"ってこういうことなのか、と初めて実感する。とにかく高揚するし快感なのだ。もちろん、公言したら社会的にヤバい秘密も沢山あるけど、そういうものも親しい人にだけ話すことで快感を得られる。
・このブログでも、言うのが憚られることや恥ずかしいことを積極的に書いて、快感を得ていくつもりだ。