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【蓮ノ空感想文】共に歩む物語



どうしてこんなにも蓮ノ空の物語は心を打つのか。
それはきっと、彼女たちが確かにここにいるから。
1年経った今、改めてそう思います。

楽曲、活動記録、配信、ライブ……言葉を尽くせば魅力なんていくらでも書けてしまうのですが、今回はそれを踏まえた上で今感じていることをまとめていけたらと思います。


日常となった蓮ノ空

活動が本格的に始まって約1年。
それ以前の生活と何が変わったかといえば、自分の日常に驚くほど自然に蓮ノ空のみんなが存在するようになったことです。

配信で話してくれる他愛もない話を聞いて笑ったり、今ハマっているものや悩んでいることを聞かせてもらったり、それはしばしば『実在性』と表現されますが、当たり前にそこにある日常こそが蓮ノ空の一番の特徴なのかもしれません。

「そういえば、あの二人は抹茶ティーラテが好きって言ってたな」
「花帆ちゃんがこの本勧めてたっけ」

なんて、配信の中で話していた何気ない一言が自分の日常に少しずつ影響を与えているのを感じるようになりました。

何かの折に自然に彼女たちの顔が想起されるほど、自分の近くに存在を感じられる。
今も金沢の空の下で彼女たちは生きていて、同じ季節を過ごしている。

およそアニメやゲームのキャラクターに抱く感情ではないはずの感情をごくごく自然に感じているのが、自分にとって最大の驚きであり楽しさでした。

時が経つことの怖さ

社会に出てもう何年も経ち、日々は淡々と過ぎていきます。
気づけば1年が終わり、「ああ、今年も早かったな」なんてボヤきながら。
そんなのは当たり前のことで、それに対して何かを感じることなんてしばらくありませんでした。

ですが、久々に「時間が経つのが怖い。時が止まればいいのに」と思う出来事がありました。

それは、沙知先輩の卒業です。
学生にとって入学や卒業があるのは当然のこと。
だけどずっと傍で活動を見てきた積み重ねが、彼女の卒業に対する恐怖に変わりました。

泣いても笑っても時は進むし、1日は24時間しかない。
3月はそんな当たり前のことが恨めしいと思う日々でした。

そうしてあっという間に蓮華祭を迎え、彼女は卒業していきました。

それから、104期生の3人が新たな仲間となった。


「今この瞬間を大切に!」

スクールアイドルクラブの円陣で叫ばれる言葉ですが、この言葉の意味を改めて考えさせられる日々を過ごしています。

共に歩む物語

こうして振り返れば、たくさんの足跡が残っています。

その時々の思い出は決してドラマティックなものだけではありません。

人間の思い出の多くは平凡で、そんな大げさなドラマなんてないけれど、しょうもないことで笑い合ったことを案外覚えていたりするもの。

立ち止まって振り返ったとき、それがいつしか大切な思い出になって「あんなこともあったよね」って昔話に花が咲いたりする。

蓮ノ空が与えてくれているものってそういうものなのかもな、と感じています。

活動記録や配信だけでは完成しない、我々蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんも彼女たちと共に歩み作っていく物語。

それがきっと蓮ノ空の物語なのだと、今はそう思っています。

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