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七海ひろき主演『RED&BEAR クィーンサンシャイン号殺人事件』レポ

 最近は観劇の感想をはじめとして暫くまとまった記事が書けていないのですが(下書き30件以上...)、ひろき君の初主演舞台❗️ということで池袋まで行ったレポ、すっぞ❗️また下書き行きになっちゃうから簡潔に行きます👊👊👊

会場・ひろき君について

 久々の池袋、ああ辛い…カオスな人をかき分け続けること約15分、サンシャインシティシアターに到着❗️

 会場では物販でプログラムとブロマイドを購入し(ランダムアクリルスタンドは流石にこっちの足元見過ぎでしょ😅買った人は立派です😢)、ファンクラブ特典のブロマイドを交換し、いざ入場。

 まず、今回の劇場は舞台との距離感がとても近い!しかもひろき君は基本出ずっぱりなので眺め放題。この時点でファンクラブ会員は報われる公演なのではないでしょうか。

 ひろき君が演じる探偵のRED役もただスカしたイケメンじゃなくて、思慮深くて理知的な演技はもちろんのこと、多分一番大切な「こいつは何者なんだ?」と思わせる凄みのオーラがどばどば出てましたね🔥

 そもそもREDのバックグラウンドに関する説明もほとんどされないから、それによってREDという人物が薄っぺらくなるか逆に魅力的になるかは役者の腕次第。ひろき君凄いです。

 そして赤髪のひろき君、カッコいいですね〜。こんなに赤髪が似合う男いませんよ。衣装も青と赤の組み合わせを上手く着こなしていました。これは衣装の人も偉い。ごちそう様でした❗️

 GALAXYの時といい、ひろき君は赤似合うんやね🧐

 とにかく七海ひろき君がカッコイイし、毎回見るたびにオーラがどんどん増してる気がする。ここに関しては今さら筆をさく必要もあるまい。

 その他キャスト・脚本について

 今回のキャスト、僕は西岡さんと新田恵美さん(またお前か)以外はみんな知らない人でしたが、みんな凄い良かったですね❗️

 バンドグループのイケメン軍団も最初はどこの馬の骨MENsだくらいにしか思ってなかったのですが、ほぼみんな芝居もしっかり出来ていて、歌はどうしても今一歩でしたが、なんか好感が持てる感じで楽しめました笑

 開幕後、即死んだドラマー役の三原大樹さんは芸達者❗️出番が少ない本役以外の部分で存在感を出していました。ベーシスト役の遊馬昇祐さんの体当たりの演技も爽やかで大変好感が持てました。あとすげえジャンプするねキミ笑

 その二人が個人的MVPかな?

 西岡さんのコメディアンとしてとにかく突っ走る役は…大変だったろうなぁ😅

  BEAR(西岡さん)がボケまくって観客から直接笑いをとる流れが多かったけど、ひろき君のクール突っ込みとかクール受け流しが面白かったからもうちょっと掛け合いでやっても良いのにと思う。ちなみにその突っ込みの面でも遊馬さんは気持ちのいい突っ込みをしていた。

 思い返せばコメディの部分を差っ引いてもバディ感はちょっと薄かったなぁ。ポスター等を見る限り、不敵なイケメン探偵×渋い刑事って感じで見た目のバランスは完璧なのに、蓋を開けてみると「おや…?」感はあった。西岡さん、これは彼のせいではないけど、渋い演技はお家芸だろうしコメディの一辺倒は勿体なかったかなぁ。

 脚本の天真みちるさんもバディ物をやるなら『相棒』とか『ワイルドスピード』とか、同ジャンルのドラマや映画をもっと勉強して欲しかったな。

 バディ物はコントラストの高い個性の対称性・バランスが重要で、全くキャラが違う奴らが一つの目的に向かってそれぞれのアプローチを取ったり、ぶつかり合う中で分かり合ったり、支えあったりの中で生まれる阿吽の呼吸の面白さや友情が育まれる"熱さ"が基本のはず。

 内容的にもミステリーであるなら、もっとプロットとプロットの間に伏線を張るとか連関を意味づけるとかしないと、単に人が死ぬパーティーになってしまう。方言がどうとか、ミステリーにおける小技の伏線なんていくらでも作れるわけで、大切なのはドラマとしてのダイナミズムがそのトリックと連動するかどうか。じゃないと作者と観客・読者の間の揚げ足取りバトルになっちゃうんだよね。

 極論、小技とか細かい伏線なんて観客や読者は最後までわからなくてもいい。エンタメである以上は何がミステリーだったかより、どんなドラマだったかの方が重要でしょ。更にそこのシンクロ率が高いものがいいミステリー。

 しかし、決して脚本が酷いから観れないとかそんなものではないです。基本的にコメディーとして見るのが一番正しいのかな?

 それに、今回は逆にまだ未完成という気がして、そこはキャストの皆さんがどんどんピースを埋めてくれるんじゃないでしょうか。それくらいの余白としての遊びに思える範疇だし、それくらいの熱気を感じる舞台でした。

 あと一週間くらいと公演回数も限られているからこそ、毎回毎回の変化・熟成が楽しみな作品だと思います。

 以上、レビューでした❗️

 

 



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