人狼ゲームにおける基礎について

はじめに

基本的なルール、進行については、理解している方向けのいわゆる脱初級者くらいの方向けの走り書きです。誤字脱字等ありましたら、すみません。
以下のことについて、少しずつ触れていきます。
今回は、やや村サイドの方法が多めですが、狼でも一緒です。
・初日にすべきこと
・二日目以降にすべきこと
・あまり推奨されないこと
・取捨選択の必要性
・噛考察の仕方

初日にすべきこと

初日にすべきことは、実際のところ、多くありません…
初日段階のCO数にもある程度依存しますが、よくある陣形ごとの村人・狼のすべきこと
・0-1陣形
 議論がある程度司会役の霊能にゆだねられますが、怪しい/白いの議論が集中している箇所を処刑する。要するに、護衛が霊能に寄りやすい状況なので、霊結果という確定情報をもとに、翌日推理が伸びやすい箇所を吊る。
ここでこっそり気を付けてほしいことは、安易に「白」と決めつけたり
白っぽいを共有化することは、避けたほうが良い。その印象値は響くものだから。
また、初日の段階から議論の方向性で、少人数でグルーピングをする。(難易度やや高め)
グルーピングはなんでもいいです。

A~Cを寡黙グループ
D~Fを怪しみあうトライアングル
G~Iを誰かが白だと言ってるグループ
J~Kを民意白多めグループ
このグルーピングを仮でしておくことで、襲撃筋からある程度の狼位置を絞り、そのうえで情報が落ちる場所がわかります。
狼の方は、それを意図的にでも、素直にでもいいので、発言して、根付かせておきましょう。そこから吊位置を提示できれば、なお良しです。
仲間のポジショニングも、意識できますし、じゃあ、誰が村人以外になるべきか、わかります。

・1-1陣形
 霊結果が基本見れないものとして考えて、寡黙でもなんでも、明日精査に困るだろうなっていう人物処刑で問題ありません。

・0-2陣形
 霊の真贋はこの世でつけるのが相当難しい項目の一つです。
 ロラ前提で、議論を活性化させましょう。
 そして「役職を透かしたくないから黙っていたい」派閥の人と
 「とにかく議論を活性化させたい」派閥の人でぶつかり合うことはやめておきましょう。両方の言ってることは、正しいからです。そこだけでぶつかるのは、やめましょう。

・2-1陣形
 占い師のアクションを見て、偽の時の色から、考えましょう。
 吊位置の提示、白先の位置等から、偽の時の色はある程度目星をつけましょう。
 吊位置からある程度、人狼だった時のケアをしましょう。
 先ほどのグルーピングが活きます。グルーピングで、3人グループのうち、一名から占COが飛んでいるなら、そこにMAX1狼で考えているので
 その残った二人は、一度仮で吊位置からはずしましょう。狼も同様に
 仲間をかばうチャンスです。
 

・3-1陣形
 批判的な物言いになってしまうが、私は3-1陣形で占い師から処刑するのを良しとしていない。そして、進行の意味の深堀になるが
 「3-1陣形で初日処刑された占い師の真をみない」のは、間違っており
 そもそも、挽回のチャンスを与えられていない、偽の偽濃度があがることを考えていないのが、初日占い師処刑と考えている。
 このあたりの考え方はまた別の記事にするが、要は、狼に選択の自由と
 それによって生じるデメリットを放棄させていいのか。ということだ
 だったら、後々精査に困る人間をさっさと処刑し、占い師の真用勝負にもっていくもよし、占い師は度外視して、霊軸で戦うもよしなのだ。

2日目以降にすること

初日にすべきことを実施した後は、一人襲撃が入ります。
そして、概ねここから役職のCOが入る(初日に完成している場合は除く)
2-1陣形は、初日にすべきことに書いてある通りなので省く。
3-1陣形なら、基本的に霊結果は白で考えてよい。
占い理由を聞く時間が始まり、残り時間で方針を決めるが
その間にも、誰を処刑するのが、良い情報が出るのかを見極めましょう。
なお、占い師の精査をしたいなら、その結果をもとに、誰を処刑したいかだけ聞けば、基本的にあとは不要です。
そして、この日以降は、基本的に吊位置になりそうなら、視点改変のためにも、騎士はCOを視野にいれておくことが良いです。

あまり推奨されないこと

私の主観が混じっていますが、以下のことは推奨しません。(騎士騙とかじゃない。)
・強く誰かを村と決めること
 その人が白かどうかは、全て狼とGMと白をみた占い師以外知りません。
 極論ですが、白と言われたA,何も言われていないB,確白の3人での最終日、同じことを交互に言い続けた場合、最終日処刑されるのは、7:3くらいでBです。そして、Aが狼だったということ、ありませんか?
 Aを白上げした理由に、「嚙ませたい」があるなら、良いですが
 それ以外で無意図で実施すると、デメリットが生じますよ。
 「初日レベルだから」という方は、初日レベルなら、表現は
 「今日は処刑しなくていい」という表現に留めましょうね。

・占い師の真偽を傾けすぎる
 前述の占い師の内訳精査を一切せず、ただ「Aが真」という方が多く見受けられますが
 これ、要は「占噛の促進」しかしていません。狼は諦めたら、噛めばいいのです。(連続ガードなしに限る)
 護衛を寄せたいなら、「Aさん真!」とわめくのではなく
 護衛が占い師に入りやすい人を処刑(霊結果に誰も興味がない人を処刑)
 の方が、結果的に、騎士から占いに護衛が入りやすくなります。
 (この辺りは、すべて騎士が護衛対象の考え方を理解してもらっている前提)

・なんで噛まれないの?的な発言
 よーーーーーーーーーく聞きます。
 初日にみんなが迂闊においた白や、占からの白先が、3日目、4日目と
 全く襲撃されず、日に日に深まる疑念
 なぜか噛まれる完灰…
 そして、日に日に「噛まれないのは人狼だからだ!」と増す声
 これ、簡単です。噛まないようにした方が人狼にお得or人狼だからです。
 前者なら残りの全員共有してそうな白位置を手順通り襲撃したら、狼が襲撃されなくてはいけなくなるから。
 後者は、言わずもがな。
 よって、村人陣営がその疑問の声を一点に集中するのではなく
 本当に狼でも、その相方から処刑する手順を考え
 「あ、生きてるんだね、でもきっと襲撃されるよね」と声に出さずに思っておいてください。
 これ、格言っぽいのですが
 「狼の襲撃先を決めるのは、狼だけではない」
 です。
 村人だって、議論操作、襲撃位置の誘導は可能なので、それを意識してください。

取捨選択の必要性

取捨選択は、人狼ゲームの根幹です。
二日目に襲撃された占い師がおり、襲撃されていない占い師の霊結果が白だった。
さぁ、囲いがあったのか、どうかわからないから、襲撃されていない占い師の白先をローラーしよう。
こんな状況があったとします。
これは、要するに、本来村の共通認識である二人に1狼いそう。
かつ、二人の差分が三日たってもつかない。
といった時には、先の提案を実施した場合、この差分がつかない二人を決め打ちしなくてはいけなくなる。
しかし、白先二人には、差分がついているorつけれそう。
この場合、取得は、囲いかどうかは、とりあえず気にしないということ
捨てたのは、困難な二人をローラーでとりあえずつぶす
という考え
このように、何かを選択することは、何かを捨てるということを、忘れないでください。
同様に
A「Bさんとの間に1狼と言われても、私は白位置と言われているCさんやDさんの精査をしないと進まない!」
なんてAがいたとしたら
まず、するべきは「Bさんとの村決め戦争に勝利する」ことです。
これは、全ての黒位置を処刑手順上入りそうなAさんが把握しようとする、全てを取得しようとすることで生じる「無駄」です。
CさんやDさんの精査は別の人がするし、Aさんの主目的が議論時間消費に見えてしまうため、結果Bさんの狼も取りこぼすかもしれない。
つまり、各村人が自分の立ち位置を考え、他の人に頼ることをしなければ、無駄な議論が無限に展開されるので、俯瞰視点で物事を見ましょう。
例えば、僕が無限に生きていられる立場であっても、僕は誰かの精査を他の人に任せます。チームゲームなので。

噛み考察の仕方

この項目は、本当に、多くの人にしてほしいし、脱初級者の上、脱中級者にも必須事項です。

極論な話ですが…この人狼ゲームをプレイされてる皆様は、人狼を引けば、村人を騙っているわけですから、うそはつきますよね?
そして、誰かにとって、耳障りのいい話で、勝利できるようにしますよね?
ここに、ある人狼ゲームにおける基礎オブ基礎を提示します。
「推理」は、根拠の有無にかかわらず、事実かはわからない。
「事実」は誰が見ても、変わりようのない事実である。
つまり
事実とは、占い結果、襲撃、霊結果、GJ結果であり
推理とは、「~という理由で、Aさんが白い」ということ。
占い結果には皆さん依存するのに、なぜ襲撃には依存しないのか
答えは、「狼の意図があるんだから」です。
じゃあ、裏を返しましょう。
「狼に何の意図があるかを考えれば、誰が狼かわかる」のでは?

閑話休題。噛み考察の仕方から離れたので、戻します。
基本的な考え方は、初日に立ち返り、位置取りの話に戻ります。
A、B、Cの3人がいて、Aが噛まれた。となると、Bが狼ならCが相手
Cが狼なら、Bが相手となり、稼げる処刑回数はあくまで、1。
であれば、BとCはマックス1狼しかおらず、すぐに処刑する必要はない。
これが処刑位置の選定をする、噛み考察です。
また、占においては
偽の時の色が人狼と思われる占い師Aが襲撃された。
Aが黒ではなくなった。つまり、真占いだ!
これも、立派な噛み考察です。
これが基礎的な考え方。もう少し複雑な考え方は、動画込みの回で説明します。

終わりに

いろいろ書いてきましたが、基礎的な部分には違いありません。
この考え方が普及した人狼ゲームでの人狼陣営の勝率は低くはなります。
人狼を引いた時には、この襲撃は…と襲撃の意図をぼやけさせ、処刑位置を作ることも可能です。
その場その場でなんとかしなきゃ!とするより
一手先、二手先を考えながら行う人狼ゲームは、とても楽しいですよ。
なんせ、私なんて、いわゆる有名プレイヤーのような鋭い考察はできませんし、ばし!っと3狼をとらえることもできません。
ただただ、基礎を積み上げて、誘導・考察を繰り返して、狼を追い詰めていくことをする自分が襲撃されるし
基礎の上に積み上げられた手札の多さは、人狼の時には大体LWとして
しっかり事前準備を持って、積み上げられます。(騎士位置探せない。)

みなさんの手札増強、誘導力強化、初日処刑するには惜しい人材となるための、基礎的な考え方を示しています。
再度、必須項目だけ再提示しておきます。
・初日は情報になる処刑位置を考えよ。
・占は偽の時の色が何かを考えよ。
・グルーピングを初日にせよ。
・何かを決めるということは、何かを捨てるということを心得よ
・噛み考察をすることで、推理を事実ベースから考えよ。

以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

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