人狼ゲーム、がっちがちにうまくなりてーぜ!って人のための練習方法

上手くなり方については、こちらをご参照してみてください。一例です。

人狼ゲームのうまくなるための3つの柱

結婚式のスピーチみたいですね。

他細々とした技術等はありますが、大きく力としてとらえられるのは、以下の3つでしょう。

考察力

こちらは、洞察力、推理力等を含めた力、把握する力とでも置き換えましょうか。

細分化すると、色々ありますが、大まかに言うと考察力というワードがふさわしいかと思い、そうしました。中身について、細かく定義しておきます。

・人狼を見つける力
 村人側の話ですが、人狼を見つける上でのなにがしかの能力と思ってください。
 表情精査で見つけるもよし、考察の違和感を拾っていくでもよし
 盤面で精査するでもよしです。

・票を読む力
 これは、推理力にも類似しますが、大まかに、この人の発言、考察なら
 この人に投票するだろうなとか、自分に票が入るならこれくらいだなとか
 そういった力です。

・想定する力
 この状況なら、こういう人狼の配置だろうな とか
 この状況なら、明日こういう襲撃が入るだろうな とか
 この状況なら、こういう発言をしたほうがいいな とか
 あと何日なら、吊は免れそうだな とか

 そういった、状況に応じて、想定を行う力があると、人狼でも逃げ切りやすくなるし
 村人でも違和感、異常事態に気付きやすくなるでしょう。

・盤面を読み解く力
 これは、おさかな人狼で言うと、やまさんがとてもつおいです。
 ライン精査力とでも呼ぶ側面であれば
 この人が人狼なら、この人とあの人が人狼
 みたいな形
 別の側面で言えば
 AとBとCに1W、DとEとFに1W、GとHとIに1W
 みたいな、グルーピングをする部分ですね。

・発案力
 案を考える力です。
 どう処刑していったら、村が強そうか
 どう処刑していったら、狼が強そうか
 どう襲撃していったら、狼が強そうか
 こういったことを考える力です。

・客観力
 根幹やもしれませんw
 議論を空中から見る
 椅子取りゲームの椅子の位置を空中から見る
 こういった力のことを指します。
 自分が他者からどう見えているか
 他者Aが他者Bをどうみているか
 こういった部分を想定する力を指す。

理解力

一言にすると、すごい大まかだなーってなります。理解は他者と自分に向けるものです。

・展開力
 推理を村に広める上で、どういう発言の構成にしたら、伝わりやすいかを考える力です。
 Aの要素を提示するときに、Bの要素の説明を挟んだら、伝わらないでしょうし
 Aの要素を提示してから、Bの要素も提示したら、村は混乱するなとか
 そういった、発言の展開の仕方を考える力です。

・他者の発言の読解力
 人によっては、物の伝え方がどうしてもうまくないかたがいるのは、事実です。
 それこそ、先ほどの展開力が低いと、AとBの要素を混ぜて出してしまいます。
 その時に、ただ単に「何言ってるかわからんやつ」とするのではなく
 その人が言いたいことは、こういうことなのではないか?と理解することです。
 (日常生活でも使えます。)

・空気を読む力
 KY(古い)では勝てないです。
 この日、その日で必要な議論の内容とはなんだろうか
 そこを正確に読み取る力です。
 この力がある人がいると、必然、議論の内容はとても人狼につらいものになります。

・人物理解力
 対象の人間が、どのようなパーソナリティを持っているかを把握する力です。
 身近な人、付き合いが長い人だと、わかりますよね。
 プライベートでいっても、この人はこういう人なんだなってことを、発言、行動から読み取って、理解してますよね。
 同じことです。
 それを、議論時間という短い時間で行うのが、この力です。

成長力

以外でしたか?これは、成長するのに必要な方法を知っていても
成長の仕方を間違えてしまえば、成長していないから、何をするかという意味合いです。

・反省力
 感想戦で、この部分が良くなかったと反省することです。
 この時の発言の「仕方」が良くなかったとか
 この時に「この話」をすべきだったとか
 そういった、何をすべきであったかを自分で反省する力です。

・分岐力
 これは、言いにくかった。
 感想戦で、この人を処刑していたらどうなっていたか
 この人を襲撃していたらどうなっていたか
 この時にCOしていたらどうなっていたか

 などなど、どのような分岐があったのか、道筋を見つけるための力です。

・概念化力
 感想戦が1ゲーム単位で終わってしまっていてはいけません。
 1ゲームで訪れた事象を概念としてとらえておくことです。
 いわゆる、「あ、進研ゼミでやった!」みたいなものです。
 あるゲームで味わった状況と、別ゲームでやった状況が重なった時
 どういう思考で捉えたらよかったのかを概念として覚えておくことです。
 形骸化してはいけないのですが、事象の重ね合わせで、考える。
 例えば、真っぽい人から吊ったら負けたから
 このゲームでは真ぽくないほうから吊ろう
 ではなく
 この状況では、狼はこういうことをしたいから
 この状況でこういうことをした人は、「注視」しよう

 のようなものです。

考察力を鍛える

では、どう鍛えてったものかということです。

動画を見る

昨今、人狼動画は多くあふれています。
村を一番客観的に見ているのが、視聴者です。

そして、一番情報を持っていないのが、視聴者です。

漫然と、誰それ人間ぽいな!とか、あの人絶対人狼じゃん!みたいな見方も
エンジョイする分にはいいですが、鍛えたいのなら、不向きです。

動画ですので、止めることができます。
1日単位で止めてみたりして
グルーピングをしてみる。
ある人視点の人狼位置を想定してみる等
考察力の箇所で上げた能力を鍛えるようにしましょう。
票読みとかは、顕著ですよっと

人と話し合う

これは、動画を見ながらでもよいですし
参加した後の感想戦でもよいですが
誰それ視点はどうなるよね?とか
このグルーピングだとか
この日はこの襲撃が入るはずだ!とか

人ととにかく話しましょう。
言語化という作業が行われるので、自分がなぜそう見えているのかを
再確認できますし
他者の視点にはこう映るのかと、他者との差異を感じることが出来ます。

理解力を鍛える

動画を見て、真似る

すげー!って思える人たちは、皆一様にこの理解力が高いから
発言をうまく組み立てています。
Aという発言に対して、理解をする。
Aという発言をどのタイミングで入れる
極端な例を出せば
初日、吊位置を決め、発言から怪しい、誰それを処刑したら推理が伸びそう
などの発言が十分に出ているタイミングで

「表情でAさんが怪しい」

なんて要素が出てきたとしましょう。
みんなズコッってなりますし、何を今まで聞いておったんじゃ!と思います。

そして、貼られるレッテルは、話を聞いていない人。
一瞬にして吊位置、一瞬にして椅子取りゲームの末端に位置します。

これは極端な例ではありますが、大体同様のレベルの話はあります。

そういったことをしないための発言の仕方、タイミングは、動画を見て真似てみるのが良いでしょう。

弁明の練習をしてみる。

相手への推理の浸透という点では、この練習が良いでしょう。(そこまでやる?)

例えば、要素の伝え方。
例として出すために、「誰」の立場で言ってみるかを考えましょう。

例の為、この記事の状況で、吊られそうな9の立場で話すとしてという練習です。

「皆さんの視点が私に向いていることは、理解していますが、3点考えてほしいです。
 1.3日目時点で人狼の私と6が、占1を襲撃しないで本当に勝ち筋があったのか。
 2.6が発言した内容で村人の皆さんは、僕処刑を止めるという意思が生まれるのか。
 3.進行上の正義として、占1目線を詰める日であるのかと、その時に占2の真を切った進行をとっていいのか
 この3点を考えたうえで、回答を示したうえで、僕に投票したければしてください。私は、代わりの吊提示としては、騎士6を吊って、安定を取る
 または、占1の白先の中で囲われていそうな方に投票するという案を、提示します。」

という、言い方を、考えます。
これは、あくまで時間無制限で考え放題の練習の状況だから、伝え方まで吟味して、出していますが
練習で大事なことは以下の点です。
 ・伝え方が相手に伝わりやすいか。
 ・要点はまとめて伝えられているか
 ・聞いたときに相手の立場になったら、どう受け止めるか
 ・話してみたら、どれくらいの時間を使っているか

です。
この練習をしていると、いざ自分が同じ立場に立ったら、どれだけの議論時間を残して話せるのかが変わりますし、まとまりのある発言は相手に伝わります。
無駄をそぎ落とす訓練をしていきましょう。

人物に対してのある程度の当て込みをしてみる。

これは、何ゲームかは無駄になりますが、訓練と思いましょう。
発言の仕方、癖を見抜きましょう。

人となり、何が必要な情報か、どう聞いてあげると答えが返ってきやすいのか
そのあたりは精査する時には使えるでしょう。

これまた、例示として2つの例を出しておきます。

例1
初日にすぐに霊媒CO、しばらく時間を置き、議論が進んだ段階で対抗COがでた。
対抗の人は、議論のある程度怪しみがあったので、霊媒CO後、ある程度の発言は出ていた。
それに対して、終盤ですぐに出た霊媒の人は、話がなかなかできず、わからないとなり、処刑された。

この時に、私がその人となりを判断した際には、自分に矢印が向かないと、発言が出来ないタイプである。と判断していた。また、一度外側にいたので、話がある程度進まないと、話せないタイプと判断した。

例2
12人村 3W1K、初日占無、連続護衛無、初日襲撃無のレギュで
初日から灰の精査をしたいから色々発言してくれないと困ると言った人がいた。
そして、話し方として、結論に至るまでがどうにも長く、説明に時間がかかる方がいた。
その際には、「その話し方がデフォ」の人として、個人の性格として放置していた。

このような例が、その人となりを判断するうえで必要な要素と考えている例です。
例1は実際吊ったほうが真霊能、例2は結局は人狼でした。
例2のほうは、結果的に騎狼のどちらかにみえたアクションだったので、放置し、騎士が別で判明したので、最終的に狼だとジャッジしていましたが
要は、べらべらしゃべれる人もいれば、要素が自分に矢印が向かないと話せない人もいる。そういった部分を単純に人狼要素や村要素ととらないで
その前提にある、人となりという扱いで判断しようということです。

成長力を鍛える

最も成長させるには、他人からどうこういう部分ではありません。
必要なのは、前提、考え方を変えること

反省・概念化の方法を知る

言われた通りやるので最初はいいです。
「守・破・離」という三段階で人は成長するらしいです。(師事した場合)

守…師に言われたことをただひたすら忠実に守る。
破…言われたことを破る。自分の中に落とし込み、その教えの殻を破る
離…身についた基本をもとに、自己流にアレンジする。自分の形として発展する

このステップを踏みましょう。

これが早い人はほんとに早いんですけどね。

反省の方法、概念化の方法は、人それぞれですので、大まかな部分だけしか触れれませんが

私が人に教えるなら

・反省
 分岐点はどこであったかを見極める。その日を提示してみて、認識があっているかを確認してみる。
 その時の説得方法があっているか、どう伝えたら、相手に伝わって、考えが変わるかを話してみる

 これが反省

・概念化
 一番大まかなピースを作ること。
 パズルのピースだと、形が色々ありますよね?四方が凹む形もあれば
 四方が凸になる形もありますよね。
 その上で、絵に合う形にピースをはめますよね?
 そして、パズルのピース自体も、コマかな曲線で、ピースがしっかりはまりませんよね?
 そのピースの作り方が概念化です。
 例えば、私の作ったピースの一部で言えば
 「議論中に集まりそうな人がいたのに、投票が始まったら、まったく違う場所に集まった。この場合は、吊位置にいたところに人狼がごそっといる」
 ですとか
 「狼が1-1陣形を許容している。つまり、議論で戦えるorCOが出来なくなった人が人狼だ」

 のようなピースです。
 これは、どの村でも、状況さへあえば、定まりますよね?
 これが概念化です。
 こういった村を経験しているから、それをピースにしています。
 ダメな例では
 「占3CO目は絶対真」
 「3COで対抗に白が当たってる占い師がいるなら、その占い師目線での黒の占い師を吊るべきだ」
 みたいなのは、バッドピースです。
 そこに要素は足し算できないんですわ。

 または
 「Aさんが議論を把握して振っている。だから、人狼ではない」
 みたいな、特定個人が入ったら、それはピースではないです。

 こういった、特定個人に関わる形ではなく、シチュエーションに対して
 概念を作っていきましょう。

 みたいな感じです。

分岐点を見極める

 感想戦を繰り返せば身に付きますが
 どの日にどうしていたら、村が勝ったor狼が勝ったのかを
 話し合ってください。ほかの案がないかを確認してください。
 分岐点がどこかって感覚がおのずと身に付きます。

終わりに

さて、ここまで挙げてきた例、成長方法
全てを細部にいたるまで言語化しておりません。
いずれも全プレイヤーに身につくようなスキルの概念だけお伝えしたつもりです。

では、成長のきっかけになることを祈っております。
ではでは!

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