ささぼーさんの大会で準優勝した日記
こんばんは。
YouTubeにてデュエプレの配信をしている一之下正衛門と申します。
今日は実におめでたいことに、ささぼーさんの主宰するデュエプレの大会
「覇竜咆哮 新弾王決定戦」にて準優勝という望外の好成績を収めることができました。
今日はさぞかしぐっすり眠れると思っていたのですが、大会に夢中で夕飯を摂るのを忘れており、午前0時過ぎにパイタン大根鍋の残りをたらふく食べてしまったので寝るに寝られません。食べてすぐ寝ると牛になるからです。
はじめに断っておくのですが、この記事ではデュエプレのデッキ解説はほとんどしておりません。ほんのちょろっとそういう話もしてますが、この記事は私の日記的な散文です。
して、実は私は今回の大会には参加しないつもりでいました。
といいますのも、4月の中頃、私はプライベートな事情でものすんごく凹んでおり、一日のほとんどを布団に丸まって半泣きで過ごしていました。
平素から自分でも呆れ返るほどに無気力な質なのですが、この時は輪をかけて気力が出ず、配信の頻度も駄々下がりでした。
ささぼーさんたちは大好きだし、大会にも出たいけれど、こんな状態では大会の為にデッキを作ることも出来ないし、予選だけでも長丁場になるささぼーさんの大会にはとても出られないと思っていました。
しかし私が凹んでいたある朝、お友達のYouTuberであるよだれさんからメッセージが届いておりました。
公式大会バトルアリーナにて優勝・準優勝の経歴を持つYouTuber・そーすやきそばさんが、チーム戦に一緒に出ようと仰ってくださっているとの旨でした。
そーすやきそばさんと私はその時は一切面識がありませんでした(よだれさんもほとんど無かったらしい)。
しかし、バトルアリーナの優勝インタビューにて、切り札であるアポロヌス・ドラゲリオンの採用枚数の少なさについて質問された時に、大会では全カードが所持不所持に関わらず任意の枚数使用可能であるにも関わらず、「持っていないからです」とユーモアたっぷりに答えたやきそばさんとは是非とも一度話してみたいと思っていました。
このようにやや硬い文体でやきそばさんのジョークについてしっかり説明するとなんだか小馬鹿にしてるように見えてしまいますが、そういう意図は一切ございませんので邪推なさらぬよう。I LOVE やきそば兄やん。
自分の状態に不安はありましたが、(あと優勝者のやきそばさんとレジェンドフィニッシュ常連のよだれさんと比べた自分の実績の無さもドチャクソ不安でしたが)せっかくなのでお誘いを受けることにしました。
その際、「団体戦は出て個人戦は出ないというのはなんかこう、整合性に欠けるよな…予定もないし」と認知的一貫性がはたらきまして、個人戦にもエントリーしたわけです。
団体戦は残念ながら予選落ちでしたが、今回の準優勝はよだれさんとそーすやきそばさんがいなかったら、あり得なかったと思います。
お二方からお声掛けがなければ、そもそも出場していなかったかもしれないというのもありますし、上級者のお二人と意見交換や雑談ができたことで、かなり刺激を受け、デュエプレのモチベーションが上がりました。
ここに白状するのですが、僕個人はデュエプレチームというものに対してあまりポジティブなイメージを持っていません。
誤解して欲しくないのは、これはチームを組むのが良いとか悪いとかそういう話ではなく、単に私が
「なんかこう、和気藹々と楽しそうで、強い人たち同士が強くなる為に情報を交換しあってて、それを秘密にして、ずるいずる〜い!!」
みたいな感覚を持っているという話です。
わかりやすく言えば、ぼっちの大学生が、明るく楽しく大学生活を送るテニスサークルの大学生に嫉妬しているような感覚です。
本当は私も男女混合で河原でバーベキューをして、楽に単位が取れる授業を共有して、薔薇色のキャンパスライフを送りたいのですが、コミュ力の低さと無駄な虚栄心が邪魔をして「俺にもおすえて〜!」とは言えないわけです。
私の場合、教えてもらった知識は絶対即座に配信に垂れ流してしまうと思うので、そこも向いてません。
同じような理由で私は人から教えてもらったデッキを素直に握れないことがしばしばあります。
心が小学生のままなので、
「嫌だい嫌だい!ぼくちんの考えたデッキがいいんだい!」
みたいな感じになってます(普通に握る時もありますが)。
ひとりでできるもん(できません)。
話が大きく逸れましたが、私は仲の良い仲間とデュエプレについてフラットに意見交換がしたかったのです。
でもなんかこう、恥ずかしいし…そういうのは自分で探したい気もするし…みたいな思春期チックな感情に苛まれて上手くその欲求を満たせなかったのです。
(配信で意見交換はある程度してますが、これは私だけが声で喋ってるせいか、なんか違うのです)
それが今回、短期的なチームに属することでうまい具合に満たされ、デュエプレに対するモチベーションが上がったわけです。
勝利に対するモチベーションと言ったほうがいいかもしれません。
普段、私はデュエプレそのものに対するモチベーションは常に高い方だと思います。
配信のために無理やりプレイしているみたいな感覚はほとんどなく、常に純粋にゲームを楽しんできました。
私はどちらかと言えば競技志向というよりはエンジョイ志向で、気に入ったカードやコンボで遊びたいと常々思っていました。それで勝てたらめっちゃいいなー、ぐらいです。
振り返ってみれば、2月にレジェンドフィニッシュした赤白ボルパンサーのデッキは、やりたかったこと(ドラゴンいっぱい出していっぱい攻撃したい)が、たまたま奇跡的に当時の環境に合っていただけでした。
なので少し環境が変わったら全然勝てませんでしたし、その理由もわかっていませんでした。今もわかってねえけど。
しかし今回使用した、リースアグロ驚天(恥ずかしながらしょえアメージングと呼んでいます)に関しては明確に、「勝ちたい!」と思って組んだデッキです。
勝ちたいと思わなかったら、あんな濁った蛍光色の西洋かぶれはデッキに入りません。
4月の最終週、私は青抜きゲキメツ(ささぼーさんのいうクレイジーケンジ)を研究していたのですが、配信中もレート1600台にはなんとか乗るものの、構築もプレイも甘く、レジェンドフィニッシュには程遠い状態でした。
手札が事故るたびに当時環境を席巻していたアメージングブラックにボコボコにされ、アメージングブラックに対するヘイトを順調に高めていった私は、オルゼキアカップ最終日の午前0時頃に
「あいつら許さへんで」
と、得意の関西弁でアメージング確殺を誓いました。
アメージングブラックを握ったことはありませんでしたが(そういえば今もないけど)、対面した感じから私はこのデッキをもっちゃり殴ってS・トリガーで相手を締め出すデッキと理解しました。
であれば、こいつらより早く、より多く打点を用意すればいいんだという考えに至った私はあのささぼーさんをも緊張へ追い込むブレイズクローと、ビートミラーで強そうなクックポロン、運命の選択へアクセスしながら打点にもなるドリーミングムーンナイフに目をつけました。
(どう考えても独裁パンダとの黒い交際を匂わせることができるヤッタルワンの方がいいんですが、深夜の眠気とオコジョの可愛さによってI Qが3ぐらいになっていた私はオコジョを採用してました)
その初期のリースアメイジングのリストがこちら。
ロウバンレイについては配信で使ってめちゃくちゃ強かったので初めから4投していました。
あまり覚えてないのですが、これはこれでそこそこやれてたような気がします。
ブレイズクロー君は機嫌よく1ターン目から暴れ回れば天門を貫通したりしていたのですが、テクノやツヴァイから後出しされるアクアガードを前に情けなく臓腑を開陳してくれたので不採用が決まりました。
クックポロンに関してはビートミラーも何も「許さへんで」と息巻いているのは私だけで他のプレイヤーはコントロールするなり進化獣で一気に盾を攻め落とすなりしてくるので、私の想定したようなクリーチャー同士が殴り合うような血生臭いビートミラーなんてありませんでした。
そして可愛さに定評のあるオコジョでしたが、手札の消費が激しくて運命の選択を打った時にSAを付与するのが難しいことと、運命の選択のためだけに手札を捨ててまでブーストするのはエコの観点からみてもよろしくないということでお別れ会が開かれました(呼んでもないのにヤッタルワンも参加してました)。
さて軽量クリーチャーの大規模なリストラを断行した私は悩みます。
先に攻める発想はいいっぽいけんどぉ、どの2コスト獣がつえーんだ?オラワクワクすっぞ!
その時、正衛門に電流走る。
そう言えば以前、赤白速攻とブリザードが同時に流行った時に2コストのS・トリガー獣を大量に入れたデッキで大勝したことがあったぞ!!
カミカゼとブラッドのカッターをぶち込もう!
そうなるとブレイズクローはいないから赤の枚数を減らしても良いな。
範囲の狭いダキテーを減らそう!
ツヴァイやマーキュリー・マザーに対抗できるトリガー獣を足そう。
ドラゲリもチラ見したいからコロンやコロビナーじゃなくてリクにしよう。
デッキにトリガーを増やしたらリクはもっと強えぞ!
緑が抜けてるからベア子姫でも入れるか!こいつ刺さらね!グリンドホーン強いやん!
ん?環境におるラディアとかいう鳥、同名カード全部マナ送りかよ!2コストを散らせ!トリガー獣の採用数も錯覚させられるかも?
そう言えばクロードはヴァルボーグ採用を匂わせられる(!?)から多めの3投や!
こうして出来上がったのが
こちらのデッキです。
ちなみに2コストを散らすのを思いついてからも、試合終了後誤って勢いで10戦ぐらい再戦ボタンを押してしまうというデュエプレバーサーカーっぷりを発揮してしまい、なかなかクロードくんは参戦できませんでした。
後半怒涛のように採用理由を羅列したことからもお分かりただけるかと思うのですが、夕飯もすっかり消化でき、めちゃくちゃ眠たいです。
強引にデッキのまとめに入りたいのですが、思うに強いデッキを作る一つの方法として、トップメタのデッキを一つ選んで、なるべくデッキパワーを落とさず、他の人よりミラーに厚くするというのがあると思います。今回も赤白トリガー速攻も同じ理屈です。これが毎回できると良いのですが。
こうしてリースアグロ驚天が完成し、オルゼギアカップを54位でフィニッシュしました。
私はそのままこれをささぼーweekに持ち込んでみることにし、GWの予選の1日目を2敗スタートというスレスレの低空飛行でクリアし、本日のFinalのスイスドローにおいても初戦敗北で意気消沈していたのですが、ここで事件が起こりました。
ささぼーさんとおっしーさんからの電話というファンからすれば鼻血もののサプライズを頂いたのです。
これによって闘志の折れかけた私は奮起し、ZONeをグビグビ飲みながら準優勝という柄にもない快挙を成し遂げるに至ったわけです。
ささぼーさん、おっしーさん、超助かりました…!!
そして応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
ささぼーさんの配信のコメント欄や、Twitterでの応援はめちゃくちゃ心強かったです。(決勝トーナメントからは一戦ごとにエゴサするキモさを発揮してました)
ちなみに、ささぼーさんの桃鉄配信終了後、おっしーさんから
「しょうえもんの大会の対戦部分の動画いる?ささぼーとちゃんなべの声なしにすることもできるよ。民謡無しVerもできるし」
というLINEが来ました。
なんだこのファンサービス!ささぼーさんの熱心なリスナーに刺殺されても文句言えねえぞ!ええの?ウチ、決勝負けたのにええのん?と思いつつ鼻血を吹き出しつつ
「ありがとうございます!ささぼーさんとちゃんなべさんの声も民謡も入ってるやつがいいです!」
と迷わず全部盛りをオーダー。
「オッケー!切り取って送るね!」
「わざわざすみません!擦り切れるまで再生します!笑」
ってカセットテープかーい!と心の中でくそしょうもない一人ノリツッコミしながらウキウキで感謝の意を述べると、
「YouTubeで動画にする用に使うのかと思ったら個人的に鑑賞するのかよw」
と返ってきてめちゃくちゃ恥ずかしくなりました。
YouTuber として気を遣ってくださっていたのに、
「もしかしてアタイはファンの中でも特別なの!?」
と完全にキモい勘違いオタクになっていました。
キャー!いまちゃんなべさんと目が合ったわ!
絶対アタシを見てたのよ!!
ささぼーさんたちが絡むとYouTuberとしての自覚が一気にゼロになります。
純粋に小僧正衛門にとってのヒーローだからです。
でもせっかく準優勝できたし、これからもYouTubeできる範囲で頑張ります。
できる範囲で…!
え、朝やん。
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