ミノタウロスの皿

集団行動もしてみたいなぁという前回。

同じ目標を持つ集団よりみんながバラバラなことをしている集団のほうが良い。

皆が同じものを見てるわけでもなく自分のことを思い思いにする集団。
ライダーハウスやキャンプ場に長くいるとこういう集団が出来上がることがある。
組織的では無いし、まとまりもない集団。
集団というよりは村のような。皆が仲良くするでもなくご近所付き合い位の距離感で各自の得意な事を提供したりしなかったりする。
ふら~っといなくなったり、知らん間に増えてたり。

俺が初めて北海道に来た10年前のライダーハウスでは「ぬし」と呼ばれる人が各所にいた。煙たがれる人も居たが、俺が出会った主たちは悪い人ではなかったと思う。
各人が迸るエゴを持っていたけど。

当時のライダーハウスはお客さんが自治する空間である所が多かった。決してぬしが仕切って何かをするわけでもないのだけど、不思議なまとまりのある集団だったと思う。

学生ながらに「あの人達はどうやって生きているんだろう」と思ってたけど、あのとき見てたヤバい人達に今になって憧れている。

俺は今、宿の経営者ではなくぬしになりたい。

自分もお客さんとイーブンの関係だからこそできることもある。

コロナの世の中だから思うことではなく、素直に思ってると思うんだ。


ニコラス・ケイジのあなたの知らない卑語の歴史を見ながら。

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