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書籍分類/IT技術書ではないけどITエンジニアに役立つ本

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IT技術書ではないけどITエンジニアに役立つ本の紹介記事です。
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#コンサルタント

蔵書紹介:3つのステップで成功させるデータビジネス/EYストラテジー・アンド・コンサルティング

本の概要『3つのステップで成功させるデータビジネス 「データで稼げる」新規事業をつくる』 コンサル業界のBig4ファームの一角であるEYストラテジー・アンド・コンサルティング社による著書で、データを使った事業の手法が書かれている。コンサルファームの事例に基づいているため参考にできることもあるだろう。これは私が勉強不足で知らないだけかもしれないが、私の観測範囲ではデータ分析やデータ活用の文脈でEYの名前を見たことはない。このため、読む優先度としては、ほかの有名なデータ分析の専門

蔵書紹介:問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」/齋藤嘉則

本の概要『問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」』 本書は問題解決の前段階にあたる問題発見のためのテクニックが説明されている。具体的には問題発見の4P(※)や MECE、トレンド分析、相関分析、パレート分析などの多くの方法論について書かれている。問題の洗い出しとその可視化や評価ができるようになるだろう。コンサルタントやエンジニアによる上流工程での活用が想定される。 (※)問題発見の4P:Purpose・Position・Perspective・Period(マーケテ

蔵書紹介:問題解決プロフェッショナル―「思考と技術」/齋藤嘉則

本の概要『新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術』 問題解決のための2つの思考(ゼロベース思考と仮説思考)と2つの技術( MECEとロジックツリー)について説明されている。本書もコンサルタントによく読まれている定番書で知名度が高い。エンジニアでも上流工程・要件定義、設計などに活用できるだろう。 昨日紹介した『考える技術・書く技術』とは共通点が多く、書店や本棚ではよく一緒に並んでいる(ダイヤモンド社によるコンサルタントのテクニックを学べるA5サイズ・ハードカバー本)。し

蔵書紹介:考える技術・書く技術/バーバラ ミント

本の概要『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』バーバラ ミント (著), Barbara Minto (原名), 山崎 康司 (翻訳) ロジカルシンキングのフレームワークの一つであるピラミッドストラクチャーについて説明されている(本書の翻訳ではピラミッド構造と呼ばれる)。ドキュメンテーションやプレゼンテーションにも通じるテクニックであり、頭脳労働者であれば仕事の質や効率を上げるために学習すると良い。特にコンサルタントによく読まれている定番書・原典であり、知