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記事分類/蔵書紹介

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買ったけど読んでいない本について紹介します。本の概要、興味を持ったポイント、購入や積読の経緯など。
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#ネットワーク

蔵書紹介:ITレジリエンスの教科書/大和総研

本の概要『ITレジリエンスの教科書 止まらないシステムから止まっても素早く復旧するシステムへ』 ITサービスのシステム障害について完全な予防を目指すのではなく、発生率の抑制や迅速な復旧を目指すという考え方や方法論が書かれている。近年のITシステムはシステム間連携による外部影響や利用者・アクセスの多様性の広さにより、完全な予防は難しく、コストも見合わない。このため、現実的には一定確率の障害は許容して、むしろ障害時に備えた準備をおこなうことが望まれる。本書ではシステム構築時や運用

蔵書紹介:ネットワークはなぜつながるのか/戸根勤

本の概要『ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識』戸根 勤 (著), 日経NETWORK (監修) ネットワークの動きの仕組みについて網羅的に書かれている。ブラウザがWebページを表示するまでの一連の動きについて、電気信号やデータの流れ、途中にあるサーバー・ネットワーク機器・ソフトウェアなどの仕組み、これらに使われている個別の技術についての解説がある。昨日紹介した『プログラムはなぜ動くのか』と同じシリーズで、IT技術の

蔵書紹介:3分間DNS基礎講座/網野衛二

本の概要『3分間DNS基礎講座』 DNS、TELNET、FTPの基礎知識が書かれている。対話形式で入門者向けに書かれているため、ネットワークは比較的わかりづらい概念だがわかりやすく説明されている。 WEBサイト「3 Minutes Networking」を書籍化したネットワークの3分間基礎講座シリーズで、本書は「ネットワーク」「ルーティング」に続く3冊目。 購入経緯と読書状況ネットワークやインフラが苦手なため補強のために購入した。シリーズで買っているが、苦手分野ゆえに手が

蔵書紹介:3分間HTTP&メールプロトコル基礎講座/網野衛二

本の概要『3分間HTTP&メールプロトコル基礎講座』 HTTP、SMTP、POP、MIMEなどの仕組みが対話形式と豊富な図解で入門者向けに解説されている。前提知識がなくても理解はしやすいが概念の解説にとどまるので、具体的な実装を知るために別の教材を使うと良い。 WEBやメールを自分で最初から作ることは少ないかもしれないが、WEBサービスの開発者や利用者、情報システム管理者として働く際に基礎知識を広く知っていると合理的な設計やトラブルシューティングで役に立つだろう。 WE

蔵書紹介:3分間ネットワーク基礎講座/網野衛二

本の概要『3分間ネットワーク基礎講座』 コンピュータ・ネットワークの仕組みについて書かれている。3分間基礎講座シリーズの1冊目で、用語解説を中心に入門向けに対話形式で書かれている。IT技術の中でもネットワークは目に見えない部分があって概念的にわかりづらい性質があるため、本書のようにやさしい本から学び始めるのが良いだろう。 購入経緯と読書状況先日紹介した『3分間DNS基礎講座』『3分間HTTP&メールプロトコル基礎講座』と同様に、ネットワークやインフラが苦手なためシリーズで購

蔵書紹介:3分間ルーティング基礎講座/網野衛二

本の概要『3分間ルーティング基礎講座』 ネットワークのルーティングとスイッチングについて解説されている。3分間基礎講座シリーズの2冊目に当たり、ほか3冊と比べてテーマが応用・発展的なため難易度が少し高い。基礎知識をつけた上での学習に有用であろう。 購入経緯と読書状況先日紹介した『3分間DNS基礎講座』『3分間HTTP&メールプロトコル基礎講座』『3分間ネットワーク基礎講座』と同様、苦手分野の学習のために購入した。まだ読んでいない。目次を見たところ知らない言葉が多くて難しそう

蔵書紹介:新人エンジニアのためのインフラ入門/株式会社BFT

本の概要『新人エンジニアのためのインフラ入門』 ITインフラ技術の入門書。サーバ、ネットワーク、クラウド、OS、ミドルウェアや、構築プロセス、バックアップ、セキュリティなどインフラエンジニアが押さえるべきテーマを網羅的に解説している。専門用語やコマンドの紹介もあり難しい要素もあるが、図表が多くやさしく書かれている。 購入経緯と読書状況会社の体制変更に伴い自分の専門外のインフラ領域も担当することになったため勉強の必要性を感じて購入した。仕事の進め方や先輩方のフォローもあって実

蔵書紹介:インフラエンジニアの教科書/佐野裕

本の概要『インフラエンジニアの教科書』 インフラエンジニアの仕事について入門向けに書かれている。本書のテーマとしてはサーバ、OS、ネットワーク、ストレージといった技術的に取り扱う対象物や、データセンター、セキュリティ、運用といった実践的な業務が挙げられている。各章・各節が短い文でまとめられている点、図表が少なくない点、索引がついている点などから、辞書的な使い方をすると良いだろう。 購入経緯と読書状況ITコンサルをしていた頃にインフラ領域の知識不足を感じて購入した。知識不足は

蔵書紹介:インフラエンジニアの教科書2 スキルアップに効く技術と知識/

本の概要『インフラエンジニアの教科書2 スキルアップに効く技術と知識』 インフラエンジニアの仕事について実務経験を数年積んだ人向けに説明されている。本書の章立てでは、プロトコル、OS、ネットワーク、データベース、WEBサーバーサイド言語、SSL、障害対応、セキュリティ攻撃、公的組織、標準仕様など実践的なものが多く揃えられている。昨日紹介した『インフラエンジニアの教科書』の続編のため、併せて読むと良いだろう。 購入経緯と読書状況『インフラエンジニアの教科書』と同様にITコンサ

蔵書紹介:クラウドエンジニアの教科書/佐野裕, 伊藤俊一, 小嶋宏幸, Namihira

本の概要『クラウドエンジニアの教科書』株式会社ハートビーツ (著), 佐野 裕 (著), 伊藤 俊一 (著), 小嶋 宏幸 (著), Namihira (著) クラウド(特にIaaS/PaaS)を使ったエンジニアリングの概要について、代表的なサービスであるAWS、GCP、Azureを例にして説明されている。本書のテーマは基本的なクラウド用語、リージョン、ネットワーク、ストレージ、IAM(ユーザー管理)、認定資格、実際の使い方、費用、Windowsインスタンス、IaC(Inf

蔵書紹介:絵で見てわかるITインフラの仕組み/山崎泰史, 三縄慶子, 畔勝洋平, 佐藤貴彦

本の概要『絵で見てわかるITインフラの仕組み 新装版』山崎 泰史 (著), 三縄 慶子 (著), 畔勝 洋平 (著), 佐藤 貴彦 (著), 小田 圭二 (監修) ITインフラの全体像や基本的な知識について、図解を豊富に用いて、初心者・若手エンジニア向けに書かれている。章立てとしては、インフラアーキテクチャの種類、物理サーバー、3階層型システム、個別の理論(同期/非同期、排他制御、データ構造、アルゴリズム、キャッシュ、レプリケーションなど)、ネットワーク、冗長化、性能など実

蔵書紹介:絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク/木村達也, 西田光志, 鳥嶋一孝, 田中彰人, 小田圭二

本の概要『絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク 新装版』木村 達也 (著), 西田 光志 (著), 鳥嶋 一孝 (著), 田中 彰人 (著), 小田 圭二 (著, 監修) OS/ストレージ/ネットワークのアーキテクチャと原理/原則について、これらを使う側であるデータベースから見た特定の製品に依存しない解説が書かれている。豊富な図解で初心者・若手エンジニア向けに書かれているが、内容は本格的なので(つまりそれなりに難しいことが書かれているので)本書を理解すれば大きく成長

蔵書紹介:SEのためのネットワークの基本/秋山慎一

本の概要『SEのためのネットワークの基本 (SEの現場シリーズ)』 ネットワーク技術の入門書。ネットワークが苦手なシステムエンジニアや、新人のネットワークエンジニアに向けて書かれている。基礎技術の解説に始まり、計画、設計、構築、運用と実践的なテーマが並べられている。発売は2005年で少し古いが、ネットワーク技術のベース部分はあまり変化していないため今でも十分通用すると思われる。 購入経緯と読書状況いつ購入したかは覚えていないが、ネットワークやインフラの知識不足を補いたくて購

蔵書紹介:Webエンジニアが知っておきたいインフラの基本/馬場俊彰

本の概要『Webエンジニアが知っておきたいインフラの基本 ~インフラの設計から構成、監視、チューニングまで~』 Webサービスのアプリケーションエンジニアやフロントサイドエンジニアに向けてインフラ技術が解説されている。近年のアプリケーション開発とインフラ運用の不可分の実現や、役割分担する際のインフラとの連携や配慮を目指して書かれている。 章立てではインフラ技術の基礎知識、サーバ構成、調達・構築、運用、チューニングをテーマに挙げている。クラウド・IaaSを用いたインフラ構築