モ_サ__

モップライブ!サンシャイン!!~前半戦振り返り~

♪~ \\前回までの!モップライブ!サンシャイン!!//
今年も敗戦処理投手を応援する正田さん。
正田「モップアッパーはもっと評価されるべきだ!」
しかしそこに立ちはだかる境界監督たち。
お○わ「勝ち負け関係なくハフマクガフだ」つ○じ「平井平井雨平井」
そんな中、一筋の光が!
吉井神「リリーフ運用は任せとけ」
そして正田は、世の中のファンと監督を啓蒙するためモップライブ!を今日も執筆するのです。
~♪ デケデン!

どうもどうも。いつもとは違う始まり方をしてみました。以前からやってみたかったやつです。某アニメのBGMが再生された人は仲間です。ただ、某アニメのパクリではないと言いながらこのノリを持ってくるのは如何なものかと思いますし、何よりこのノリの文章を考えるのは難しいので今回限りになると思います。

さて、執筆のテーマについてTwitterで投票を呼びかけました。今回は最も得票の多かったモップライブ!前半戦振り返りでいきます。モップライブ!が(身内にとは言え)一定程度の評価を得ていて本当に嬉しい限りです。他にも「新しい研究」と「ひとりドラフト」という選択肢にも投票がありました。新しい研究については、大層なネタではありませんが一つ用意しているので、秋の大学リーグが始まる前ぐらいには上げます。ひとりドラフトはめちゃくちゃ時間がかかるので、なかなか執筆に至りません。構想は練っていますが。甲子園が終わる8月末に一回と、ドラフト直前にもう一回やります。

ではそろそろ本題に。オールスターまでのモップアッパー達の活躍を振り返ります。

チームモップ成績

モップライブ!を始めた2年前のシーズンでは、B防御率と順位にざっくりとした相関関係がありました。防御率の割に順位が低かったのは貧打だった巨人ぐらいです。しかし、去年は9点取られても10点取り返すような西武の躍進でいろいろおかしくなりました()打撃で勝つチームが多いほうが野球は面白いですが、その影響か防御率と順位にさほどの相関が見られません。リリーフ防御率よりもモップ防御率のほうが良いチームがちょいちょいあります。こういうチームはモップアップ以上セットアップ以下の投手が充実していると言えそうで、それ自体は大事なことですが、やはりそれはセットアップ以上の投手の整備を放置してまでというものではありません。バランスが大事です。
B登板・イニングが少ないのは、単純にチームが強くて勝っているか、先発が粘っているかのどちらかです。前者は巨人、ソフトバンク、楽天です。楽天は失速しましたが。後者は中日と西武。ソフトバンクと西武は先発防御率が1点も違うのにも関わらず、先発の平均イニングとBイニングがほぼ一緒で、ぼこぼこに打たれても先発を引っ張っているのだと思われます。
巨人は起用人数が最多で、試行錯誤しているのが伝わります。あのマシンガン継投・マシンガン入れ替えのオリックスよりも多いわけですから相当です。逆に中日、ロッテ、ソフトバンクは起用人数が少なく、モッパー達が安定しており、役割の分担がキッチリしていると言えます。
また、おおまかな傾向として、B防御率が悪いチームほどP/IPの数値が多い傾向にあります。DeNAと日本ハムは違いますが。やはり優秀な投手は無駄な球が少ない(はず)ですから、モッパーが優秀なチームは球数が少なくなるのでしょう。少々乱暴な議論なので、シーズン終了後のまとめの課題とします。
例年はPRも計算しているのですが、リーグ平均防御率が必要だったり計算が面倒なので、これもシーズン後まとめにとっておきます。

この後の個人成績では、今年からの取組として防御率の表彰(?)をしていきます。そこでモップ規定投球回を設定します。客観的で妥当な線引きというのがなかなか難しいのですが、シーズンで25回を規定投球回とすると、クリアする人数が頃合になるのでこれを採用します。前半戦終了時点で各球団ともおおよそ80試合を消化しているので、80/140を乗じて前半戦の規定を15回としました。

個人モップ成績

登板数

まずはセ・リーグ。積み重ね系の数字なので、月間MVM表彰では顔を出さなかった人も上位にいます。トップ2は島本浩也守屋功輝の阪神勢。去年まで実績皆無だった2人の大躍進。ほんとにようやっとる。3位は五十嵐亮太。戦力外からの復活。まだまだやれることを見せつけています。すごく頑張ってる(小並感)。勝ちパターンではないので今ひとつ目立ちませんが、もっと評価されるべき投手です。

続いてパ・リーグ。田中靖洋玉井大翔の活躍については6月のモップライブ!でも触れたところ。日の当たらない代表格的な選手。頑張って。もっと評価されて。松田遼馬もある意味で”再生”を果たした選手。昨年は幸運の置物と化していた、というかイジメを受けていた山﨑福也は今年は大いに出番がありました。決して良い待遇とは到底言えませんが。

イニング・防御率・P/IP

イニング上位の顔ぶれはほぼ登板数と同じなので、上表では防御率順に並べています。1位はまさか(失礼)の藤岡好明でまさか(失礼)の0点。ただ、前の投手が残した走者は何回か返していたような。谷元圭介も0点台で復活を果たした様子。5月MVMの福敬登は素晴らしい内容で遂に勝ちパターンに入りました。
また、せっかく今年からつけ始めたのでP/IPも見ていきます。大下佑馬の数字が良いは何となくタイプ的に分かるのですが、守屋は意外な好成績。2人に共通しているのは与四球率の低さ。無駄な四球を与えないという「基本」が出来ているが故にそこそこ長いイニングのリリーフを任せやすいのではないでしょうか。

パの防御率1位は高橋純平。WHIPも良いしK/BBも良好。覚醒と言ってよさそうですがなぜ急に。フロックでないことを祈っています。森原康平は勝ちパターンに入れる力があるはず。その後は田中・玉井・山﨑福とイツメンが続きます。
P/IPはロッテ勢が概ね良好な数字。特に田中靖洋はすごいですね。与四球率が低い東條大樹や高橋純平が少なくなるのは分かりますが、そこそこ四球を出している田中のP/IPがここまで低いのは不思議で仕方ありません。正直、実際の投球を見ていても何が良いのかすぐには分かりませんが、プロの奥深さが詰まっているのでしょう。知らんけど。

Tighten

ハフマクガフ。この二人の酷使無双ぶりは白人奴隷と言っても過言ではありません。評価されうる項目があって本当に良かった。毎年の傾向ですが、Tightenは防御率の良さとは関係がなく、今回も近藤一樹みたいなランクインもあります。半勝ちパターンの投手が多い中、島本・守屋の活躍は本当に素晴らしい。

田中・森原・玉井ときたらほぼイツメンですやん。便利屋的扱いではありますが、信頼されている証でしょう。比嘉幹貴小川龍也高梨雄平のようなワンポイントモップアッパーも入ってくるのが面白いところ。セのランキングにはワンポイント投手がいないというのと対照的で興味深いですね。

Mop-up point

国吉佑樹は個人的には意外に感じます。元先発ではありますが、あの球団なら武藤や石田もいますし、どちらかというと圧倒的なパワーで1イニング抑える系な気が。とは言えプチブレイクな活躍。脳筋投手が好きな人にはたまらないですね。田口麗斗はこんなところで何してるんでしょう。早く先発に戻って。最近よくこの手のリリーフが出てくる広島と、とにかく先発が弱いヤクルトが多くランクインしていますね。ただ、広島は遠藤淳志アドゥワ誠を使い物にしたり、菊池保則をブレイクさせているのに対し、ヤクルトは大下や清水昇など「ドラフト上位指名をそんなところに使うの?」と思わされます。かなり質が異なっています。

佐野大明神。彼のおかげで西武はAクラスと言っても過言ではないでしょう。小野コーチが佐野2世を欲しがるのも当然のことです。こんな投手がチームに一人いてくれれば相当楽になります。願わくばもう少ししっかり抑えてほしいですが。チェンは吉井コーチのもと、回跨ぎ→休養というサイクルで上手く良さが引き出されていると思います。山﨑福・高橋純平とイツメンが続きます。パ・リーグにはDH制があって代打による投手交代が無い分、パのモッパーのほうがMop-up pointが多くついています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。深い理由は無く考え付いたテーマではありましたが、意外な発見があって個人的にも満足でした。例えば藤岡です。防御率順に並べた時に「は!?」と叫びましたし、計算間違いしていないかと確認しました。敗戦処理というのは優先順位が低いポジションで、だからこそ入れ替わりが激しいポジションです。これまでの月間MVMを見てもらえれば分かるように、2か月続けて「モップアッパーとして」活躍するというのは意外と難しいものです。月間MVMが瞬間最大風速を評価するものなら、今回の記事は一定期間を見ることでの安定性みたいなところを評価するものです。どちらが良いとかではありません。どちらも尊い活躍なのです。こうした気付きを読者の皆さんとこれからも共有していきたいです。

野球界の「低所得労働者」とでも言うべき敗戦処理投手に注目していると、自分は社会主義か共産主義なのではないかとすら思えてくる今日この頃ですが、僕は僕なりの信念でもって執筆活動を続けていきます。

それでは次回の投稿でお会いしましょう!

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