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【キタカミプロローグ3位&4位】 マシゲザン

今回はインターネット大会、キタカミプロローグで私が3位、そして一緒に考察したSuicaが4位となったチームの紹介となります。
今後のインターネット大会への取り組み方の参考になればと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです!

【チーム紹介】

基本的にはマシマシラ+ドドゲザンを先発に置き、相手の盤面を崩していくことをコンセプトにしています。
この2体の先発では厳しい相手に対しては、ガチグマ+オーロンゲを選出し、試合のペースを握れるように動かしていきます。

【チーム構成の経緯】

キタカミプロローグが発表され、使用できるポケモンの一覧を見て真っ先に思いついたのがスカーフマシマシラ+襷ドドゲザンでヘドロウェーブ+ダメ押しをすることでした(後にリージョンフォームのポケモンは使用できないことが確定し、この動きが非常に強いなと確信しました)。なぜこの案がすぐに思いついたかというと、ソード・シールド時にカ・エールとSuicaが1位&3位を達成した際に使用していた、スカーフアーゴヨン+襷キリキザンで上記の動きをするチームを覚えていたからです。
そう考えていたすぐ後に、9月のランクマで最終1位を取り損ねたSuicaから結果に悔しがる電話がきました。ついでにキタカミプロローグの話になり、Suicaが「マシゲザン絶対に強いですよ!」と言ってきたこともあり、この2体を軸にチームを組むことにしました。
この話をした翌日、ちょうどこのルールでの仲間大会を開催してくださる方がおり、練習がてら参加することに。その際に使用したチームは以下のチーム①になります。上記の2体以外、特に案はなかったので適当に組んでも強そうなガチグマ(アカツキ)、サマヨール、オーガポン(いどの面)と結果的にこのルールでの採用率はあまり高くなかったが、個人的にかなり強いと思った命の珠ミミッキュの6体で仲間大会に臨みました。

チーム①

このチームで対戦して強いと感じた点は、想定していた通りヘドロウェーブ+ダメ押しのとおりがかなり良く、1ターン目で勝ちをほぼ決めることができる試合が多かったことです。課題に感じた点は、オーガポンをまず選出することがない、または選出しても弱い(この時はサポートよりに育成していたことが要因)、マシマシラ+ドドゲザン以外の先発の強い出し方がないことでした。
上記の内容とチームをSuicaに伝え、Suicaが組んだチームが以下のチーム②になります。

チーム②

このチームでSuicaが翌日の仲間大会に参加し、1位を取りました。
課題としていたオーガポンもかまどの面にすることでアタッカーとしての性能が上がり、選出した際には強力な働きをしてくれました。またガチグマ(素早さの速い)+オーロンゲの初手がかなり強く、第2選出もまとまりこの6体をベースに調整していくことにしました。
私は色々なポケモンも試してみたいということもあり、マシマシラ・ドドゲザン・ミミッキュ・オーガポンの4体は固定し、他にこのチームをより強くすることができるポケモンを探すためにその後の仲間大会に参加しました。
私が試して強かった2体は拘りハチマキ・ノーマルテラスルカリオ+拘り眼鏡ジャラランガです。ルカリオはドドゲザンと同様にヘドロウェーブを気にせずにマシマシラとあわせて先発に選出でき、バレットパンチ、神速と強力な先制技を覚えることから採用しました。ジャラランガは環境に多いため試そうとしましたが、喉スプレー型は一度音技を使わないと火力が出ない、ソウルビート型はHPを削られすぎるとソウルビートを使えない等、相手にしても強さをあまり感じなかったため拘り眼鏡を持たせて試しました(最終的には突撃チョッキが結論だったようです)。その結果、想像以上に強かったです。
ただこの2体を最終的に不採用とした理由としては、ルカリオは耐久が低い(カイリューではない)、そもそもルカリオにノーマルテラスタルを使う動きが強くない、ジャラランガは元々の特攻が高くないため思ったよりも火力が出ない、不意のフェアリー技で倒されるためです。
また試してみて気づいた点として、オーガポンがかまどの面よりもいしずえの面の方が強いということでした。その一番の理由は相手のオーガポン(かまどの面)に対して強い、特性の頑丈のおかげで強気に動かせる、飛行タイプや飛行テラスタルを使用した相手に対して抜群をつけるためです。
またSuicaが気づいた、特性が適応力のイダイトウ♂も強かったのですが、対面性能の高さ、技範囲の優秀さからミミッキュをそのままチームに入れることにしました。
結果的にまとまった6体が以下のチーム③となります。
これは余談ですが、大会2日目の朝にオーロンゲの代わりにピッピを採用し、凍える風で相手2体の素早さを一度に下げながら両方にダメージを与えていく動きができることと、特性フレンドガードとこの指とまれでガチグマをサポートをする動きができる点が強いのではないかとSuicaに相談しました。しかし素早さ操作が電磁波と比べて遅いこと、電磁波を打ちたい最たる対象であるコノヨザルの特性、負けん気と凍える風は相性が悪いためオーロンゲのままで良いのではという結論になりました。

チーム③

【個別解説】

・努力値配分
AS振り
高火力が出せ、優秀な特性である頑丈もちなのが本当に強かったです。
ほぼ全ての試合で選出しました。

・努力値配分
A:とにかく高くしたかったので全振り
S:準速イダイトウ抜き
H:できるだけ高く
B.D:4振り

・特徴的な技、テラスタイプについて
ドレインパンチは主にドドゲザンとオーガポン(いしずえの面)を、ウッドハンマーはガチグマや水タイプを意識して採用しました。
テラスタイプを草にした理由はウッドハンマーでガチグマを一撃で倒せ、ヤバソチャのいかりのこなを無視して攻撃できるようにしたかったからです。また猫騙しを防ぐことができ、かげうちのリーチを伸ばせるため、ゴーストテラスも使用しましたが、個人的には草の方が有用に働く場面があったように感じています。

・努力値配分
C:とにかく高くしたかったので全振り
S:麻痺状態の最速イッカネズミ抜きかつガチグマミラーで先に動けるように高めに。
H:できるだけ高く
B.D:4振り

・テラスタイプについて
技のリーチをできる限り伸ばすためにノーマルテラスタルにしました。

・努力値配分
これを必ず耐えたいといった対象がなかったため、B≒Dになるようにしました。

・特徴的な技とテラスタルについて
電磁波は相手の素早さを下げ、こちらのガチグマが先に行動できるようにするために採用しました。
テラスタイプは耐性範囲を広くすることができるため鋼にしましたが、一度も使用しませんでした。

・努力値配分
C:とにかく高くしたかったので全振り
S:追い風下の準速ガチグマ抜き
HB:A実数値172の捨て身ムクホークのブレイブバード確定耐え
HD:C実数値205ガチグマのブラッドムーン確定耐え

・特徴的な技とテラスタイプ
ヘドロウェーブはドドゲザンと並べて選出した際に強く打てるため、気合玉は鋼タイプに打点を持つために採用したが、Suicaが採用した草結びやトリックの方が強かったと思いました。
テラスタイプは少しでもヘドロウェーブの火力を上げるため、毒にしました。

・努力値配分
ASに全振り

・特徴的な技とテラスタイプ
ダメ押しはマシマシラのヘドロウェーブとあわせて攻撃すると相手を大幅に削ることができる、または倒すことができるため採用しました。このチームのカギとなる技でした。
テラスタイプは格闘技を半減できるため毒にしました。しかしガブリアスやガチグマの地面技、マシマシラ、サーナイトのエスパー技を考慮するとフェアリーでもよかったかもしれないと思います。

・持ち物について
今大会では私は襷を、Suicaは突撃チョッキを持たせていました。私も突撃チョッキを練習段階で試し、強さは感じたのですがどうしても相手の技で一撃で倒されてしまうことと守れないことが気になり、最終的には襷で使用しました。大会後にSuicaと話したときに襷の方が良かったという結論になりました。

【選出】

・基本選出①
先発:マシマシラ、ドドゲザン
後発:オーガポン、ミミッキュ
1番この選出が多かったです。この出し方をできた時はかなり高い確率で勝つことができました。
初手から毒テラスをマシマシラにきって、ヘドロウェーブ+ダメ押しで相手の盤面を荒らす動きが強かったです。

・基本選出②
先発:オーロンゲ、ガチグマ
後発:オーガポン、ミミッキュ
イッカコノヨなどの基本選出①では対応しにくい相手に対してこの出し方をしました。
リフレクター、光の壁、電磁波を駆使し、見方をサポートしながら隣のポケモンで攻撃を続けることが強かったです。

【終わりに】

今回は私が3位、一緒に考察したSuicaが4位という結果になりました。
2人で1位と最終1桁(個人的には2位)を目標にやっていたのであと一歩届かず、悔しい結果に終わりました。ただ、2人ともTOP4に入れたのは素直に嬉しかったし、2人で良い考察をできたのではないかと思っています。何よりも、このチームのベースを考えてくれたSuicaには本当に感謝しています。また大会2日目は、大阪で行われたしずくオフへの移動とWorld Cupでの試合、3日目はしずくオフに終日参加と時間があまり取れない中でも、この結果を残したSuicaは本当にすごいなと改めて痛感させられました。
また最終日である9日の朝にはリンヤさん、マッスルさん、そしてバルドルさん等、強者の方々と対戦することができたのは楽しかったです。
特に大会終了15分ほど前に私のレートが1879、バルドルさんのレートが1880の状態でマッチし、勝った方が最終1位になるという戦いができたことは私にとって本当に良い経験になりました。
またこのようなシーンがあれば、次は勝って最終1位になれるように練習に励みたいと思います。
そして最後に、私は基本的にインターネット大会等は全力で取り組みたいと思っています。これは身近にSuica、カ・エールという、基本的にどんな大会・ルールにも取り組み、結果を残している2人がいるため、強く思うことなのかもしれません。2人のように強くなるには、できる限りのことは全力で取り組んでみることが大切だと日々、思わされます。尊敬できるプレイヤーがそばにいる環境に感謝しながら、強くなれるよう練習に取り組まないといけないなといつも考えさせられます。それを改めて感じた大会だったなと思いました。
最後までご閲読いただきありがとうございました!


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