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いつまで僕らは消費を繰り返すのだろう‥


僕の嫌いなワードトップ3のなかに消費がある。

僕は消費ばかりのいまの世界に疲れてしまった。

なぜここまで消費が嫌いなのか。
そして僕の思う消費とは何かについて書きました。



★僕が消費を感じた瞬間

 


①時給労働期

浪人時代からはじめたアルバイト、
はじめはコンビニ。その後はいろんなバイトをしたが長かったのはバー、居酒屋などの飲食業だった。
たいていのアルバイトは働いた時間に応じてお金が払われる時給労働だ。


あと何時間この場にいなくてはいけない。
時計を見るたびに苦痛になる。
それは自分の人生の時間が露骨に減っていると感じるからだ。
自分の人生をただその場で削って消費している感覚。

これが嫌だった。

当時僕は服オタクで、服を買うために嫌なアルバイトを増やしていた。

でもあるとき気づいた。
僕が買っている服は最低限必要な服ではない。

つまり消費。
そしてその服を買うために時間を売って、自分の人生を消費する。

消費のために消費する。

それに気づいた時にめちゃくちゃ消費が嫌になった。



②モデル期


僕はファッションショーのモデルをやったことがある。
また、服が好きすぎて自分でファッションショーを企画して主催したこともある。

そこでも僕は消費を感じた。
モデルのときは、目的もなくなんとなくカッコイイからとかモテるからみたいな理由でやってるんだろうなと思う中身のないモデルををたくさん見た。
若さを消費しているだけ。

モデルを消費して儲けようとする考えが透けて見えるようなプロダクションの人を見た。

そもそも、あれだけたくさんの種類の服を毎年出してムリヤリ買わせる(消費させる)必要ないんじゃないのかな?と思った。

お金を生み出すためにいろいろなものを消費するのに違和感を感じた。



③店長期


アルバイト時代に消費を感じた僕は、
その原因のひとつは時間労働にあると考えた。時間を拘束されていることは人生の時間を消費しているという感覚か大きい。 


もうひとつはヒトゴトだからだと仮定した。
時給労働だと、お店の売り上げがいくらだろうと、自分の生活がかかっているわけではない。
だから人ごとだった。

お店のためにどれだけ頑張っても結局時間しか評価されない。ぐちを聞くのも消費を感じた。

だから、お店をどう良くしようかではなくてどう時間を潰そうかという発想になる。
それはとても消費の思考が強い。


だから、自分ですべてを決められるお店だったら消費を感じなくて済むと考えて
自分で店をやってみた。

お店をはじめたころは楽しかった。
お客さんが来るのかどうかに僕の生活がかかっていたから、お客さんが来てくれたらすごく嬉しかった。
もっとお客さんに来てもらえるように新しいメニューの開発や、宣伝、企画をした。

**だけど、2ヶ月ほど経過したら飽きてしまった。 **

ありがたいことにお客さんは
ある程度来てくれていたので、その日の売上が読めるようになった。
すると、頭の中で時給換算するようにもなった。
時給で働いている感覚が蘇った。

他にも
毎日押し売りのようにSNSで宣伝したり、
知り合いにメッセージを送ったりすることも嫌になった。



はじめの頃楽しかったのは、今までやったことがない非日常な環境が楽しかっただけだった。

時間が経ち、それが日常になってしまうと
消費をしていると感じるようになった。


同じ場所に決まった時間
居続けなくてはいけないこと、毎日の仕込み、ほとんど変わらない営業中の作業。
変化のない日常が嫌だった。


また、初めてのお客さんにはテンプレートのように
好きな〇〇を聞き、無難な会話を繋いだ。

何度か来るお客さんとは他愛もない世間の消費の話題をした。
『この間の〇〇見ました?』みたいなの。
ぐちを聞くのにも消費を感じた。


次に何を言って‥、こう言ったら喜ぶよねってテンプレートができていった。

そしたら、別に俺じゃなくても誰でもできるんじゃない?と思ってしまった。

そして店はたたむことにした。


④ネットワークビジネス期


起業家セミナーみたいな意識高いセミナーに顔を出していた時期、
必ず当たる競馬ソフトがあるからとか、
ウチで営業を勉強しようよ。まずは商品を知るために〇〇万円のこれを買ってね
みたいな詐欺師とたくさん出会うことになった。
ネットワークビジネスの人にもたくさん会った。
(僕は詐欺師とネットワークビジネスの違いはよくんからない。)


そこでも思った。
ああ、この人たちは人間関係を消費しているんだなと。
自分の友達を金づるとしてみて、関係を構築するのではなくて、将来的には壊れることになろうとも目先の利益を追求して**人間関係を消費してお金を生み出そうとしている。 **



他にも、SNSで承認欲求を満たすために
お金を消費して、大して食べたくもないクレープやらタピオカやらを消費するひとたち。


満たされない気持ちを満たすためにYouTubeやドラマを見て人生を消費し、
なんの意味もない飲み会やカラオケに費やす人たち。

そして、消費をするために自分の時間やこころを消費する。


こうして気づいたら、僕は消費が嫌いになってきた。
条件反射で消費の匂いを感じた時点で拒絶反応が出てしまうようになった。


か僕はみんなに疑問を持ってる。
彼らはいつまで消費して生きるのたろう?

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