【FX】今週のFX戦略
SHO+XENONです。
また1週間が過ぎましたので、明日からのFX戦略について考えていきましょう。
先週は「千載一遇のチャンス」と書きましたが、貴方はそのチャンスを掴めそうですか?
先に言っておきたいこと
私は基本的に、ファンダメンタルズ分析はあまり取り入れず、テクニカル分析のみに根ざしたチャート分析を行っています。
しかし現状、コロナや大統領選挙など、市場にあまりに大きな影響を与えるファンダメンタルズ要因が多く、ファンダメンタルズの影響を無視することはできません。
ですから、「テクニカル的にはこう!」と言う言い方をしていても、それがファンダメンタルズ要因によって簡単に崩される可能性があります。
それと、これもまた大前提ですが、私の分析を見て参考になればそれは有難いことですが、盲信した結果損失を被っても、責任は負いかねます。分析が正しいことは現時点では自分自身でも証明できませんし、そもそも投資は自己責任ですので。
今回は有料部分はありません。全文を無料で読むことができます。
では始めます!
明日からの米ドルの動き・週足編
早速ユーロドル・ドル円の週足を見ていきましょう。
見ての通り、週足・月足レベルのトレンドラインにぶつかり、跳ね返された週になりました。ただし勢いはそこまで強くなく、週の後半では半分くらい揺り戻しています。
この流れはドルインデックスでもぴったり同じ動きが見られますので、米ドルそのものの動き、つまり円やユーロが大きく動いたための動きではないということが分かります。
これらを見る限り、20SME(20期間移動平均線・赤線)に押さえ込まれているように見えます。当面はこの20SMEとトレンドラインに挟まれる形での三角保合いになりそうな気配がします。
日足編
今度は日足を見比べてみましょう。
これで見る限り、ユーロドルとドルインデックスは、かなり長いことレンジ相場になっています。一方ドル円は緩やかな下降トレンドを描いているように見えます。
ただし、ドルインデックスはかなり明確に下降トレンドラインの上に来ており、これを抜けることなくレジスタンスになるようであれば、今後は上向いていくかも知れません。ユーロドルもちょうどトレンドラインに差し掛かっていて、これに跳ね返される形になるならちょうど辻褄が合うことになります。
ドル円も緑のチャネルラインを上抜けるかも知れませんが、円が強い場合はドル円だけがドルインデックスの動きと異なる下降トレンドになるかも知れませんね。そしてその可能性はあると思います。
4時間足編
ユーロドルとドルインデックスでは、いよいよトレンドラインに差し掛かっているか、すでにちょっと抜けています。ドルインデックスはチャネルラインのセンターラインに向かっていっています。
もし日足を見て立てたシナリオ通りに行くならば、どの段階でそう動くかを見極める必要があります。ドルインデックスではこのまま下がると92.6~92.5のあたりでラインにぶつかります。ちょうど以前の下値のあたりでもあるので、この辺りを見ておくことになるかと思います。
その場合ユーロドルは、特にユーロ安にならない限りは、ラインをやや超え、現状での直近最高値である1.18434あたりか、以前跳ね返りを見せている1.18600くらいまで伸びるかも知れません。
一方ドル円は、ちょうどここで75SME(移動平均線・緑)にぶつかっています。ここで跳ね返るようなら、意外と早々に上昇を開始するかも知れません。逆に明確に下抜けるようであれば、シナリオ通り円高路線を見ておいた方が良いでしょう。
1時間足編
1時間足を見ると、これまで見えてこなかった情報がまた少し出てきます。ドルインデックスとドル円で特に顕著ですが、直近では下げる力がかなり弱まっているように見えます。
週末だからとも言えそうですが、勢いを失いつつあるのであれば、意外と早く流れが変わるかも知れません。単に週末だから取引量が少なかった場合はあまり参考になりませんが。
テクニカル分析が役に立たなくなる瞬間
ただし、冒頭にも書きましたが、今はコロナの件もありますし、未だに米大統領が決まっていないこともあり、ファンダメンタルズ要因がいきなり飛び込んでくる可能性があります。
市場はバイデン新大統領で確定だと捉えているという記事が出ていましたが、トランプ現大統領が「今週から様々な結果が出てくる」と予告しており、この予告通りであるなら今週大荒れになるかも知れません。そうなった場合、市場にどのような影響を与えるか、もはや全く想像がつきません。
また、先週がそうであったように、ワクチン関連の新情報がポーンと入ってくる可能性もあります。そうなった場合も市場に影響を与えるでしょうから、そうなった場合はテクニカル分析通りにはいかなくなります。
とにかくヘッドラインには要注意です。ヘッドラインが飛んできた時には市場が大きく動きます。その時、テクニカルを裏付ける形で動くこともありますが、全く関係ない動きをすることもあり、どうなるかはヘッドラインの質にかかっています。それを事前に知ることは、予知能力者かインサイダーでもない限りは不可能です。
シナリオ通りにいかなかったら
敢えて「シナリオ通りなら」という書き方をしていますが、当然全てがシナリオ通りにいくとは限りません。そのことも踏まえて、「~かも知れないし~かも知れない」という書き方をしています。そのことからも分かると思いますが、盲信はご法度です。
ずっと書き続けている通り、先のことは分かりません。それでも「こうなんじゃないか」とシナリオを考えることができるのは、単に「過去においてはそうだったから」に過ぎません。未来はその時が来て初めて分かるのです。
もし事前に考えたシナリオ通りにことが運ばなかったら、すぐに撤退しましょう。そうすることで多少の損切りで済みます。シナリオを盲信し続けて傷を広げるよりはずっとマシです。
二つ三つと自分なりのシナリオを考えておければそれに越したことはないですが、そうでない場合は再びチャートと向き合い、新しいシナリオを組み立ててください。そしてそのシナリオ通りにことが進みそうだったら再エントリー、それだけです。
でも、これを読んだ人が結果的に上手くいってくれたら、それが私にとって一番の僥倖です。
SHO+XENONでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?